契約社員のルールを解説!契約期間・有給・社会保険・失業保険・雇用保険に産休・育休まで

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ゆか

契約社員でも有給とか、産休って取れるの?

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まっくす

契約社員でも正社員と同じように認められるものは多いよ

契約社員でも正社員同様に認められる権利は多いです。

ただ、そのルールに関してあまり正確に理解していない人も多いのではないでしょうか?

ここでは、契約社員として働く人が把握しておきたいルールについて見ていきます。

項目が多いので、興味があるものを目次から探してもらっても大丈夫です。

契約社員とは?

契約社員の定義

正社員が、「期間の定めのない契約」であるのに対して、契約社員は「期間に定めのある契約」とされます。

一番の特徴は、契約期間があらかじめ決まっていることです。

厚生労働省での紹介

厚生労働省では、契約社員に関しては以下のように説明されています。

契約社員といわれる人たちなどにみられるように、正社員と違って、労働契約にあらかじめ雇用期間が定められている場合があります。このような期間の定めのある労働契約は、労働者と使用者の合意により契約期間を定めたものであり、契約期間の満了によって労働契約は自動的に終了することとなります。1回当たりの契約期間の上限は一定の場合を除いて3年です。

非正規雇用とは?

契約社員は非正規雇用に分類されます。

正社員を正規雇用とし、それ以外をすべて非正規雇用としています。

契約社員、派遣社員、アルバイトなどはすべて非正規雇用となります。

非正規雇用の人は増えていますが、正規雇用に比べて、雇用が安定しにくく、待遇が低くなりやすいため、問題視されています。

正社員との違いは?

大きな違いは、雇用の安定性、待遇、キャリア形成です。

雇用の安定性

契約社員は契約期間が満了するとともに、契約が更新されない可能性があります。

これに対して、正社員は解雇要件を満たすことが非常に難しいため、雇用は安定しています。

待遇

正規雇用と非正規雇用では、大きな給与の差があります。

平均で見ると300万円もの差があります。

  • 正規社員の平均給与は約487万円
  • 非正規社員の平均給与は約172万円
全体
平均給与
正規雇用
平均給与
非正規雇用
平均給与
男性 5,211 5,397 2,278
女性 2,797 3,733 1,481
全体 4,126 4,869 1,721

出典:国税庁 民間給与実態統計調査

キャリア形成

正社員の方が、仕事のレベルも高く、実績・経験・スキルが身につけやすいです。

正社員でも年齢が上がると転職は厳しいですが、契約社員の場合にはさらに厳しく、年齢が上がってからキャリアの選択肢が限られます。

契約社員の契約期間のルール

下限はなし、上限は3年

契約期間に関しては、明確に下限は定められていませんが、上限は3年と決まっています。

契約社員を契約期間中に解雇することは難しいので、この期間中は雇用が保障されます。

5年での無期転換ルール

契約社員で、更新を挟みながら5年勤めると、会社側に無期雇用に転換する申し入れができます。

雇い止め

無期雇用に転換したくないという理由で、5年の前に契約を止める会社もあります。

契約の満了での雇い止めは法律違反ではありませんが、いくつかの要件を満たすと無効とされることもあります。

こまかく知りたい人はこちらもどうぞ。

無期転換と正社員は違う

契約社員から無期雇用になると、多くの人は正社員をイメージするかと思います。

ただ、無期雇用になったときの立場は会社によって異なります。

正社員並みの待遇などを求めているとギャップが生まれるかもしれません。

契約社員の雇用契約

労働条件通知書・雇用契約書

どの会社でも、内定が出た後に労働条件をまとめた書類を配布されるかと思います。

契約期間や賃金、業務内容などの諸条件を網羅したものを一般的に、労働条件通知書や雇用契約書と呼びます。

契約社員用の就業規則

会社で働く以上、ほかの雇用形態と同様に就業規則が適用されます。

共通したものを全従業員に適用することもありますが、契約社員用、アルバイト用などで分けることもあります。

自分に適用されるものを把握し、守るようにしましょう。

昇給・昇進

会社にもよりますが、契約社員の場合には昇給や昇進の機会が少ないことも多いです。

契約社員を雇う理由の一つが正社員よりも給料を安く雇えることなので、昇給にはあまり積極的でないことも多いです。

正社員登用

正社員登用も会社によりますが、ハードルが高いことも多いです。

もともと正社員を採用したい場合には、はじめから契約社員を採用しないので、それを覆すだけの成果が求められます。

契約社員の権利

契約社員の有給休暇

契約社員でも有給休暇は付与されますし、利用できます。

入社して6ヶ月後に10日間、その後1年ごとに11日、12日と付与されます。

契約期間が短い場合には、付与されない可能性もあるため、会社に確認しておきましょう。

健康診断

1年以上雇用される場合には、健康診断が受けられます。

契約期間が1年未満でも、更新されて1年以上働いている人も対象となります。

福利厚生

福利厚生は正社員と契約社員で違うことがあります。

その場合には、一般的には契約社員の方が限定的になることが多いです。

正社員と同じという場合もあるので、要確認です。

契約社員の産休・育休

契約社員でも産休・育休は取れます。

産休の取得

産休は無条件で労働者が取れます。

産休を理由に解雇することは禁じられています。

ただ、注意が必要なのは、産休中に契約期間が終了するような場合では、復帰が難しい場合があります。

すでに何回も契約が更新されている場合には、雇い止めが無効だとして争う余地があるかもしれません。

労働基準監督署や弁護士に相談しましょう。

育休の取得

育休はもう少し複雑です。

育休を理由に解雇することは禁じられていますが、いくつかの条件を満たさないと取得できません。

  • 同じ会社に、引き続き1年以上雇用されている
  • 子供が1歳になるまでに雇用期間が満了するかが明らかではない
  • 子供が2歳になるまでに雇用期間が満了し、更新されないことが明らかでない

一番のポイントは、すでに一定期間働いているかどうかの部分です。

不安な人は早めに会社に相談しましょう。

契約社員の休職

休職に関しては、法律で定められていないため、基本的に各企業の判断となります。

会社側に確認をしましょう。

仕事ができない状態で、契約期間満了を迎えてしまうと、契約の更新をされない可能性が高くなります。

契約社員と保険

社会保険

契約社員でもアルバイトでも条件を満たせば、社会保険には加入する必要があります。

具体的には、以下のものです。

  • 健康保険
  • 年金保険
  • 雇用(失業)保険

免除されるのは、2ヶ月以内の期間の人やフルタイムではなく、短期間の労働者などの限られた状況です。

一般的な契約社員であれば、社会保険に加入する必要があることは認識しておきましょう。

健康保険

健康保険には、個人事業主や無職の人が入る国民健康保険サラリーマンや公務員がはいる社会保険の2つがあります。

契約社員はサラリーマンなので社会保険に加入し、会社から保険料が天引きされます。

社会保険の場合には、国民健康保険と違い、会社が半分を負担するため、保険料は少なくて済みます。

保険証

保険証も会社のものを使います。

年金保険(厚生年金)

年金保険も同様に、国民年金と厚生年金があります。

サラリーマンである契約社員は、厚生年金に加入し、給料から保険料が天引きされます。

雇用保険(失業)

普段はあまり意識しないかもしれませんが、失業手当(失業給付)は聞いたことがあると思います。

正社員同様に、雇用保険に加入して最低1年間働けば、失業給付がもらえる権利が発生します。

個人的には正社員がおすすめ

ここでは、契約社員のルールについて見てきました。

ここで、やはりあえて伝えたいのは正社員のメリットが大きいことです。

契約社員の場合には、条件付きで認められるものでも、正社員では無条件で認められるものも多いです。

上でも挙げた、雇用の安定、待遇、キャリア形成を踏まえても正社員の魅力は大きいです。

正社員での仕事に少しでも興味がある人は、ぜひ検討してみてください。

正社員の仕事に就くには?

求人探しが大事

もっとも重要なのは求人探しです。

よくあるのが、最初は正社員を目指していたものの、書類や面接での不合格が続いて、契約社員で妥協してしまうパターンです。

やる気があるうちに、数ある求人の中から受かりやすそうなものを受けると、内定がもらいやすいです。

ただ、どういった仕事で正社員になりやすいかを把握するのはなかなか難しいです。

あなたの年齢や経歴次第で、内定の出やすい求人は大きく異なるからです。

プロに相談する

そこで、プロに相談するのがポイントです。

せいぜい数回しか転職を経験していない自分で考えるより、毎日求職者をサポートしているプロに聞くほうが成功確率が上がります。

20代の人であれば、適切な求人を選べば正社員にはなりやすいですし、30代以降の場合にはむしろ経験を活かせる仕事を探す必要があります。

相談は無料でリスクはありませんし、その割にはメリットが非常に大きいです。

早めに転職エージェントに相談して、彼らのアドバイスを得るようにしましょう。

彼らはあなたの転職が成功しないと売上にならないので、サポートも期待できます。

また、大手であれば、希望と異なる求人が紹介されにくく、安心して相談できます。

総合型でのおすすめは以下の3社です。

20代で職歴がないというレベルの人は専門のサービスを利用しましょう。

フリーターのみ、ブランクが長い人でも正社員として働けるようなサービスがあります。

急ぎではないという人は、転職サイトを活用しましょう。

登録をしておくと、会社からのスカウトも来るので、自分がどういう会社に求められているかもわかります。

さらに知っておきたいこと

ここでは、契約社員のルールについて見てきました。

フルタイムで1年程度働くような人は確かに権利面では、差が少なくなっていきます。

それでもそれ以外の差は大きく、長期的にはいろいろな選択肢が制限される面があります。

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