とりあえず契約社員って危険なのかな?
他の選択肢があるならおすすめは難しいかな
契約社員や派遣社員などは非正規雇用といわれます。
正社員に比べて採用されやすいというメリットはありますが、待遇やキャリア形成などでのデメリットも大きいです。
ここでは、契約社員に転職を考えている人に知っておいてほしいことをご紹介します。
目次
契約社員になる前に知っておきたい3つのこと
1.メリットはあまりない
契約社員のデメリットは、雇用の安定性や待遇、キャリア形成の難しさなど明確なものがあります。
それに対して、明確なメリットはあまりありません。
契約社員は、責任が限定的であったり、転勤がなかったり、柔軟に働きやすかったりといわれることがあります。
これは正しい側面もありますが、正社員でも達成可能なものがほとんどです。
転勤がほとんどない仕事は珍しくありませんし、時短勤務や週3勤務に対応している会社もあります。
正社員に特有のメリットはありますが、契約社員特有のメリットはほとんどありません。
2.契約社員は評価が低くなりやすい
若いうちは学歴が考慮されますが、年齢が上がると職歴が大事になります。
契約社員と正社員では同じ業務をしていても評価が低くなりやすいです。
契約社員の職歴は転職に不利?
面接では、短い時間で相手を判断する必要があります。
質問の受け答えも重要ですが、どうしても過去の経歴を参考にする部分があります。
そこで、過去に契約社員として働いていた人には「優秀ではなかったのではないか」、「責任の重い仕事をしてこなかったのではないか」という色眼鏡で見てしまいがちです。
これは本質的にどうかという話ではありません。
ただ、このように考える人が一定数いることは把握しておいたほうがいいです。
3.契約社員から正社員は可能
一度契約社員になると正社員になれないかというと、そのようなことはありません。
ハードルが上がるのは事実ですが、ポイントを押さえれば正社員になることができます。
今の会社でチャンスを狙ったほうがいい場合と、転職した方がいい場合もあります。
別記事で詳しくまとめているので、興味がある人はこちらもどうぞ。
契約社員になってもいい人・ならないほうがいい人
契約社員になってもいい人
もちろん、契約社員を検討してもいい場合もあります。
- 30代で職歴なし、ブランクが5年といった経歴にハンデがある人
- 週3勤務、時短勤務、勤務地などの制約が厳しい人
逆にいうと、上記以外のパターンでは契約社員を選ばないほうがいいです。
採用されやすいという理由で安易に飛びついてしまうと後からのキャリアが厳しくなります。
ならないほうがいい人
すでに経験がある場合、まだ20代の場合などは正社員を狙いましょう。
「難しいのでは」と思っている人は、ポイントが押さえられていないかもしれません。
求人探しが大事
転職では、数ある求人の中から受かりやすそうなものを選ぶのが重要です。
非常によくあるのが、最初は正社員を目指していたものの、書類で落とされたり、面接で落とされたりが何社も続いて契約社員で妥協するパターンです。
ただ、どういった仕事で正社員になりやすいかを把握するのは難しいです。
あなたの年齢や経歴次第で、どういった会社の正社員求人が狙いやすいかは大きく異なります。
プロに相談する
ここで、プロに相談するのがポイントです。
せいぜい数回しか転職を経験していない自分で考えるより、毎日求職者をサポートしているプロに聞くほうが成功確率が上がります。
20代の人であれば、適切な求人を選べば正社員にはなりやすいですし、30代以降の場合にはむしろ経験を活かせる仕事を探す必要があります。
相談は無料でリスクはありませんし、その割にはメリットが非常に大きいです。
早めに転職エージェントに相談して、彼らのアドバイスを得るようにしましょう。
とくに大手であれば、希望と異なる求人が紹介されにくく、安心して相談できます。
総合型でのおすすめは以下の3社です。
- 求人数が多く、サポートにも強い:doda
- 業界最大級の転職エージェント:リクルートエージェント
- 未経験、経歴に自信がない人もサポート:ワークポート
20代で職歴がないというレベルの人は専門のサービスを利用しましょう。
フリーターのみ、ブランクが長い人でも正社員として働けるようなサービスがあります。
急ぎではないという人は、転職サイトを活用しましょう。
登録をしておくと、会社からのスカウトも来るので、自分がどういう会社に求められているかもわかります。
- 転職者のほとんどが利用する:リクナビNEXT
- 質問に答えて市場価値のわかる:MIIDAS(ミーダス)
契約社員の転職対策
一般的に契約社員の転職は正社員に比べると、難しくはありません。
それでも人気職種には人が集中しますし、対策は大事です。
面接時の服装
服装は基本的にはスーツが無難です。
私服がプラスになる業界を除くと、ほとんどの場合でスーツで問題ありません。
女性の場合には、年齢次第ではリクルートスーツに白シャツだと、就活生に見えてしまうので、ブラウスなどもありです。
女性の服装は少し注意が必要なので、別記事でもまとめています。
面接での質問対策
基本的には、志望動機や自己PR、転職理由あたりの定番の質問を押さえるようにしましょう。
質問にしっかりと受け答えができるようにしておけば大丈夫です。
さらに知っておきたいこと
ここでは、契約社員への転職の注意について見てきました。
契約社員も働き方の1つですが、安易に契約社員になることはおすすめしません。
自分の将来的なキャリアも考えて、しっかり考えましょう。
ほかにもキャリアや転職に関するコンテンツがあります。こちらも合わせてどうぞ。