SEOにも強いWebライティングとは?初心者にもできる12のコツ

ライターでもそうでなくても文章をうまく書く場面は多いのではないでしょうか。

営業のプレゼン資料、採用の募集要項、会員登録のランディングページなど、ライティングが必要な場面はたくさんあります。

僕はこれまで外注したものを含めると、数千の記事を読んできました。ライターごとにうまい・下手もあれば、ジャンルごとの得意・不得意もあります。

そこに差があることは確実なのですが、うまい・下手を言語化するのはなかなか難しいです。どうしてもなんとなく、「読みやすい」、「わかりやすい」という感覚的なものになっています。

実際に書いてもらった文章を読めば簡単にわかりますが、ではいい文章をどう書くのかとなると悩みます。

また、オンラインの記事はGoogleなどの検索エンジン経由やFacebook/TwitterなどのSNS経由かでまた違います。

ここでは、Web独自の注意点も踏まえながら、いい文章を書くポイントについてまとめました。

1.コンテンツの目的を考える

実はコンテンツによって目的はさまざまです。目的によって書き方のスタイルも大きく変わります。たとえば、このようなものがあります。

  • 商品を買ってもらうための記事
  • 言葉や概念を説明するための記事
  • 商品をブランディングするための記事
  • とにかくバズらせて多くの人に見てもらうための記事

特定の商品を紹介する記事であれば、実際に商品が購入されるかどうかが重要でしょう。アクセスを重視するメディアであれば、文章が読まれて完読されるものがいいかもしれません。

企業の商品をブランディングする記事と、この商品良かったと紹介して広告収入を得る記事がまったく異なるものだということはわかると思います。

コンテンツの価値はその目的に応じて判断する必要があります。この記事で読者をどういう状態にしたいのかを常に考えましょう。

2.読み手のニーズを考える

その文章の読み手に合った情報を提供するのが大事です。

SNSでバズらせる場合にもターゲットを想定するでしょう。誰をターゲットに、何を伝えるかが肝になります。

検索エンジン経由の場合には、検索したキーワードやその背景にあるニーズを理解することが重要です。これができれば、そのままSEO対策(Googleで検索上位に表示する)になります。

誰に何を伝えるか

検索のほうがシンプルです。検索されたキーワードがあるので、それに沿って相手に情報を伝えます。

たとえば、「青汁 おすすめ 美肌」と検索する人は美容を気にしている人で、美容にいいものはどれかなど、美容に関する情報が欲しいことが予想されます。

「青汁 おすすめ 市販」と検索する人は、もう買うことは決めていてどれがいいのかを知りたいと想定できます。

SNSの場合には、どうやってシェアをしてもらうのか、誰の感情を強く揺さぶるのかを考えるわけです。

3.競合を知る

Web上では、あなたのコンテンツは常にほかのものと比較されます。

なにか調べものをしていて、検索したときになんか違うと思って、すぐに別記事に行ったことはありませんか?

Webメディアでは簡単にページから離脱してしまいます。あなたのコンテンツを上位表示するためにも、ほかのコンテンツと差別化するためにも競合の記事を分析しましょう。

なぜGoogleに評価されているのか、なぜバズったのかを考えると、いいコンテンツを知るチャンスになります。

4.最低限のSEOを知っておく

SNSはセンスの部分もありますが、SEOはある程度のポイントがあり、基礎を押さえるだけでかなりよくなります。

  • タイトルや見出しにキーワードを入れる
  • 重要な情報はタイトルの32文字以内に入れる
  • メインのキーワードに近い言葉も見出しや本文で使う
  • 内部リンクを張る

このように、さまざまなちょっとしたテクニックがあります。別記事で詳細を説明しています。

ライティング以外の内容も含まれていますが、SEOの知識はすべての人が持っていて損がないものです。ぜひ押さえましょう。

参考:【2万字】SEO対策の方法とは?検索順位チェック・ツール・キーワードも

5.視覚的にわかりやすい

なんとなく読みにくいサイトがあります。文字が薄かったり、小さかったり、色を使いすぎだったりするものです。

Webページの場合には、ちょっと気に入らないことがあると簡単にユーザーは離脱します。このようなものに気をつけましょう。

  • フォントが読みやすい
  • 文字のサイズ、色、濃さが読みやすい
  • 強調や装飾が過度でない
  • 漢字が多すぎない
  • 画像、図、表などが適切に使われている
  • 見出しや箇条書きなどで整理されている
  • スマホでも見やすい

独特なデザインや変わったレイアウトなどは見る人にストレスを与えるので、極力避けたほうがいいでしょう。

イラストなどが特徴的すぎてわかりにくいこともあります。差別化はできるだけコンテンツでしましょう。

6.内容がわかりやすい

せっかくデザインがよくても内容がよくないと読まれません。個別の文章だけでなく、全体としての流れも重要です。これらの要素を満たしましょう。

  • 記事全体が構造化されている
  • 内容が網羅的である
  • 結論から書いてある
  • わかりやすい順番になっている(概論→各論、時系列、重要な順、プロセス)
  • 一文が長すぎない
  • 二重否定や受動態などが少ない
  • 専門用語が少ない、きちんと説明されている

大枠としては、網羅的な内容が構造化されて書いているとわかりやすいです。

たとえば、こんなイメージです。スッと内容が入るように、構造的にしてあげましょう。また、ユーザーにとって重要な情報が網羅されていることも重要です。

  • 男性
    • 20代
    • 30代
    • 40代
  • 女性
    • 20代
    • 30代
    • 40代

また、だらだら書かれていたり、まわりくどかったりするのもよくありません。気の利いた表現をできるだけ使おうとする人もいますが、まずはちゃんと伝わるようにしましょう。

順番も大事です。全体として結論から書く、箇条書きで重要なものから並べたり、近いものでグルーピングしたり、時系列で書いたりと順番でも工夫できることはあります。

同時に、専門性とわかりやすさを両方満たすこともポイントです。専門的な内容をできるだけわかりやすく書きましょう。

想定しているターゲットのレベルよりも少し詳しめに説明するくらいが丁寧でいいです。

7.説得力を持たせる

とくに、相手になにかの行動を起こさせる場合には説得力が非常に重要です。

数字などの定量的なデータや口コミや専門家の意見などの定性的な情報を入れ込むと説得力が増します。

また、よくある反論にも軽く触れおきましょう。「○○という指摘もありますが、実は△△です。なぜなら~」などと先回りしてフォローできるといいです。

  • 型にはめる
  • 事実や客観的なデータも含まれている
  • 体験談、口コミ
  • 権威づけ
  • 反論

もっとも簡単にできるのは、型にはめる方法です。たとえば、PREPというフォーマットがあります。

  • Point(結論):Webライティングのスキルは重要です。
  • Reason(理由):なぜなら、ライターに留まらず、あらゆるビジネスパーソンが携わるからです。
  • Example(例示):たとえば、採用募集の文面はそのクオリティ次第で、優秀な人材が採用できるかが決まります。
  • Point(結論):このように、Webライティングは重要です。

このように、簡単にそれっぽくなります。ほかにも、タイトルで「〇〇するための7つの方法」といったものがあります。

これも結論、方法1、方法2…となるので、簡単です。まさに、この記事もそのパターンですね。

8.引っかかりを作る

さて、ここまで見てくると、記事の目的もわかるし、ユーザーニーズもばっちり、デザインも内容もいいライティングです。

ただ、これだけでは足りないです。なにか、あなたならではのフックとなるような要素が記事に欲しいです。

世の中にはコンテンツが溢れています。なんの引っ掛かりもない記事を人は読んでくれません。

  • 圧倒的な熱量
  • 急にフランクな表現を入れる
  • 急に体言止めでリズムを変える
  • 変わったたとえ話
  • 急に裏切り
  • 言い切り
  • パーソナルな話

ここもバランスですが、個人運営のブログであれば、露骨に文の調子を変えたり、正反対のことをいい始めたりしてもいいです。

企業サイトの場合には、もう少し丁寧に、少しマニアックな言葉を入れたり、驚くような数字、意外な研究結果などを入れる方法もあります。

9.動かす

文章だけで人を動かすというのは、相当に難しいです。

ましてや商品を買ってもらったり、セミナーに参加してもらったり、多少であってもお金や時間を投資する必要があるものはなおさらです。

Googleで検索をして、数秒前までは知らなかったサイトのコンテンツを見て、そこで買ってもらおう、申し込んでもらおうというのは非常にハードルが高いです。

でもライターとしては、これができると仕事の幅が圧倒的に増えますし、収入も大きく増えます。

  • がっつりポジションを取る
  • 得か・不安か
    • 無料
    • 今だけ(期間)、ここだけ(場所)、少しだけ(数量)
  • 選択肢を増やしすぎない
  • そこまでに共感や専門性を訴求

ポイントはがっつりポジションを取って売り込むことです。「よろしければ、どうぞ」では、人は動きません。

言い切りも「絶対にやったほうがいいです」から「自分は買って非常によかったです」、「自分は毎回やっています」みたいに自分をクッションにする方法もあります。

企業の場合でも、「私たちは商品に自信を持っています」、「○○リンクルは、初めての方にはお売りしていません」、「明治○年の創業以来…」など、いろいろな書き方があります。

無料や限定も強い後押しになります。「今だけ無料」、「毎日20食限定」、「東京駅限定」などと書いてあると、見た人はそれを購入しないと損をしたような気分になります。

また、なにかを薦める場合にもっとも重要なのは、あなたの信用です。友人の口コミで商品を購入したことは誰しもあるのではないでしょうか?

具体的なアクションをしてもらうには、あなたが専門性がある、自分の気持をわかってくれるなど、あなたが信用できる人だとそれまでの文章で思ってもらう必要があります。

10.確認する

多くのメディアでは校閲(内容が正しいか)や校正(誤字・脱字などがないか)などでチェックが行われています。

ただ、残念ながら多くのネットメディアではほとんど行われていません。誤字脱字くらいはチェックしているメディアはありますが、大半が書きっぱなしです。

新聞のように裏取りまでしっかりしたり、取材をベースに書いたりするものは多くありません。最低限、自分でチェックするようにはしましょう。

また、アクセスの大半はスマホからというメディアも多いです。書くときには、PC画面で見ることが多いので、スマホでもチェックしましょう。

スマホチェックの方法

PCからでも簡単に複数のスマホ画面がチェックできるので、ぜひ確認しましょう。

Chromeの場合には、「右クリック→検証→画面のうえの方でデバイスを選択」の3ステップで可能です。

11.得意パターンで戦う

ライターの人にもいろいろなタイプの人がいます。

しっかり調べてロジカルで客観的に書くのが得意な人もいれば、キャラに主観たっぷりの人もいます。

有名な人でも記事を書いてもらったらイマイチだったり、無名の人が非常にクライアントに評価される記事を書くこともあります。

説明記事、コラム記事、ニュース記事、取材記事、PR記事などコンテンツの種類も多種多様です。

ライティングの基礎を押さえることは大事ですが、長期的には自分に向いているものに特化していくのがいいでしょう。

12.Webライティングの勉強方法

ここまで、ライティングのポイントをたくさん見てきましたが、こうしたライティングの力を伸ばすのには、どのようにすればいいのでしょうか。

本を読む方法と実践で鍛える方法をご紹介します。

本を読む

本を読むのも勉強方法としてはいいでしょう。整理していたら10冊以上、ライティングやSEO関係の本を読んでいたことがわかりました。

沈黙のWebライティング

表紙が強烈なのですが、かなりおすすめできる本です。

ライティングの重要性をストーリーとイラストを交えて伝えていて、読みやすさと内容の濃さが非常に高いレベルになっています。

ライティングだけではなく、SEOやSNSなどのポイントも含んでいるため、Webライティングで達成したいことのイメージを理解するのにも使えます。

ライティング系の本の中でも圧倒的に読み進めやすく、ちょっと気分が乗らないときでも、一気に読了できるでしょう。

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SEOに強いWebライティング

こちらも若干、タイトルがキュレーションサイトのようなのですが、内容はいいです。

SEOについてもしっかり書かれているため、これからライターとして仕事を受けていく場合には、知っておいたほうがいい知識が盛り込まれています。

それぞれのコンテンツが独立しているため、必要に応じて一部だけを読めるのもいいです。手元においておきたい一冊です。

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新しい文章力の教室

SEOやWebという観点ではなく、そもそも文章を書くとはどういうことなのかを書いた本です。

文章の書き方に関して、事例を交えながらかなり細かく説明している点で、貴重な本だと思います。

ぜひ読んでほしいのですが、ナタリーというニュースサイトの編集者が書かれた本なので、どうしても客観性や中立性に寄っています。

いわゆるWebの文章で、強く購買行動を起こす、製品を魅力的に伝える、比較するなどのパターンとはまったく違うものだと理解しておきましょう。

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実践する

正直にいうと、Webのライティングを実践で勉強するのはなかなか難しいです。

自分は、自社のメディアの運営や他社のメディアをサポートしたことがありますし、自分でも書く、誰かに発注する、別メディアのものを受注した経験もあります。

いわゆる大手の出版社がやっているものや、もともとライティングをしている会社以外では、あまりクオリティが高いとはいえません。

Webメディアで校閲・校正の機能がある、表記のルールがある、事実をベースに書く、ライティングを指導する仕組みがあるところはまれです。

考えられる3つの方法に関して、それぞれご説明します。

  • しっかりライティングをする、新聞社や通信社などの会社で学ぶ
  • 自分で学ぶ
  • 副業で仕事を請ける

新聞社や通信社などで学ぶ

ちゃんとした会社で、ライター経験がある人はコンテンツに対する姿勢もクオリティも違います。

本当にライティングをしっかりしたいのであれば、そうした会社で働いたり、手伝ったりするのが一番いいように思います。

表現を崩したり、ポジションを取ったりは後から身につけられますが、基礎がしっかりしていないと仕事の幅が限定されるでしょう。

重要なのは、ウェブに強い会社ということです。紙のライティングとWebのライティングは、ライティングという基礎は一緒でも文化はまったく別です。

今であれば、東洋経済オンライン、Newspicks、BuzzFeedのように、コンテンツに力を入れているところがいいでしょう。

自分で学ぶ

自分をキャラにする人はこのパターンも多いですね。ブロガー、アフィリエイターなどです。

お世辞にもちゃんとした文章を書けない人でもキャラがよければ大丈夫なので、ライティング技術という点は正直わかりません。

ただ、こうした人も収益などをベースに、SEOやSNSを頑張っていくので特化したスキルはどんどん上がっていきます。

最終的な目的にもよりますが、しっかりした会社で働くのが難しい場合には、自分で書きながらしっかりしたライターに見てもらうのも効率がいいかもしれません。

副業で仕事を請ける

いきなり転職をするのもなかなかハードルが高いと思います。副業でオンラインで仕事を受けながら勉強するのもいいでしょう。

ちゃんとしたクライアントであれば、報酬をもらいながらフィードバックももらえていいです。

ただ問題なのは、指導してもらえるようないいクライアントを見つけるのは非常に大変だということです。

現状、なにもツテやスキルがない場合にはクラウドソーシングで案件を請けるのも1つです。

クラウドソーシングの低単価のライティングは、いろいろと取り上げられてもいますが、問題が多いです。

それでも、なんの実績もなしにライティングの実績を得られたり、少額でも報酬を得られたりするのはプラスでしょう。

慣れてからより高価格な案件に移ったり、ここでの実績をベースにほかの仕事を得ている人も多いです。

さらに知っておきたいこと

今まで多くのライター(自称含め)と仕事をさせてもらう機会がありましたが、Webライターは増えていますが、本当に文章力を高めたり、個人の発信力・影響力を高めたりできている人は多くありません。

逆にいうと、ちょっとした差別化で抜きん出やすい状態ということです。

SNSなどでの個人としての発信力を高める、SEOを勉強して自分の記事の魅力を高める、いろいろな方法があります。

自分なりのライティングを見つけ、強化して、よりよいライティングをしていきましょう。

SEOについても相当な熱量で、一生懸命書きました。10年使えるかはわかりませんが、3年は使える知識だと思うので、ぜひどうぞ。

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