履歴書の本人希望欄は何を書けばいいのでしょうか? 本当に希望条件を書いたり、空欄で出したりしていないでしょうか?
だいたい履歴書の最後にある欄ということもあり、重視していない人も多いかと思います。
ここでは、あまり注目されていない履歴書の本人希望欄の書き方を見ていきます。
目次
本人希望欄に希望は書かないのが基本
なんのための記入欄かと思われるかもしれませんが、ここに希望を書かないのが基本です。
日本では、就職というよりも就社という意識も強く、条件を出して交渉というのをストレートに行うのは好まれません。
ここの欄にたくさん書いてしまうとネガティブに取られてしまいかねません。希望は履歴書ではなく、口頭でうまく伝えることが重要になります。
アルバイト・パートの場合
アルバイトやパートの場合には、シフト希望を書いて問題ありません。
本人希望欄に書いていい内容
入社条件と連絡事項の2つです。
入社条件
1つ目は、この条件が満たされなければ、絶対に入社できないというものを書きます。勤務地や勤務職種に関しても希望というレベルのものは書きません。
家庭の事情で、勤務地を移ることができないというレベルのものを書きます。年収などは面接で絶対に聞かれる内容なので、あえて書く必要はありません。
同じ企業が同時に多くの職種で募集している場合などは、職種を明確にするために書いておきましょう。
連絡事項
もう1つは連絡事項で、あなたが連絡が取れる・取れない時間帯や入社可能な日程、特別な配慮が必要な場合などにはここに記載します。
本人希望欄の具体的な書き方
項目でわけて簡潔に記載しましょう。間違えても本人希望欄いっぱいに書かないようにします。また、理由もしっかり説明しましょう。
項目ごとの具体的な書き方をご紹介します。
入社条件
希望職種の書き方(複数職種ある場合のみ)
希望職種:営業職を希望いたします。
希望勤務地の書き方
希望勤務地:家族の介護があり、首都圏を希望いたします。
希望勤務時間帯の書き方
勤務時間:子供の迎えがあり、18時以降の残業が難しいです。
シフト希望(アルバイト・パートのみ)
勤務時間:子供がいるため、16時までの勤務を希望いたします。
勤務時間:大学の授業があるため、月曜日・火曜日以外の勤務を希望します。
連絡事項
連絡可能な時間帯
連絡可能な時間帯:平日は9時~18時以外の時間帯、休日は終日可能です。
入社可能日
入社可能日:○月○日より勤務可能です。
書くことがなにもないとき
空欄や特になしとは書かずに、「貴社の規定に従います。」と書きましょう。
さらに知っておきたいこと
本人希望欄はデリケートで、書き方が難しいです。迷った場合には、履歴書に書かずに面接などでコミュニケーションを取ったほうがいいでしょう。
プロのサポートを受けましょう
履歴書や職務経歴書などの選考書類はこまかいルールやマナーが多いです。
また、書類選考だけではなく、書類選考通過後の面接でも参考にされる重要な資料です。
ここで、ベストな志望動機や自己PRを選ばないと後から修正するのは困難ですし、その選考対策の方法も企業ごとに異なります。
自分で対策するのは構いませんが、自分一人で考えるよりもプロのサポートを得て効率的に進めましょう。
僕も3回転職をしていますが、転職のときには必ず転職エージェントに登録します。
それは彼らから提供される転職市場の話や選考に関するアドバイスが非常に有用だからです。転職サイトでも求人は探せますが、アドバイスをくれる人はいません。
書類で落ちても、面接で落ちてもフィードバックはもらえません。転職エージェントの場合には落ちた理由に関してもわかります。
いいエージェントであれば、あなたが直接応募をして落ちたところでも選考に進めることもあります。
選考対策に強い転職エージェントをいくつか紹介しますので、最低2社、可能であれば3社ほど登録してみて合ったところを活用していきましょう。
それぞれの強みはありますが、一番はエージェントとの相性です。もっとも合う人とコミュニケーションをしていきましょう。
“履歴書の本人希望記入欄の書き方!希望職種・勤務地は基本的に書かない” への1件のフィードバック