パワハラで病気になるまで頑張っちゃう人って多いよね
真面目な人ほどそうなりがちだから気をつけたいよね
僕はパワハラでうつ病になりかけたことがあります。
なりかけたというのは、正式に診断書をもらったわけではないからです。
一度は病院の心療内科と呼ばれるものに行って、「うつっぽいかもね」といわれて薬をもらったことがあります。
当時、うつ病だったかどうかは結局のところはわかりません。
ここでは、うつ病になる前に知っておきたいことと予防方法について見ていきます。
治療法を知りたい方は、病院の心療内科などに相談してみてください。
うつ病になる前に知っておいてほしいこと
頑張りすぎる人が多い
うつ病になる人は真面目な人が多いです。
責められても自分が悪いのではないかと考えてしまったり、限界まで頑張ってしまったりするからです。
自分もこのパターンで、パワハラという言葉が浸透してから「あれってパワハラだったんじゃないか」と思うことも多いです。
日本人は真面目
日本以外にもアメリカやイギリス、東南アジアを見ていると日本とは働き方がまったく違います。
一般社員はほぼ残業はしないですし、気に入らないことがあったらどんどん転職します。
日本人は耐えてしまう人が多く、非常に特徴的だと思っています。
元を断たないと解決しない
たとえば、パワハラの原因が上司の場合には、その部分を改善しないと解決しないです。
自分の場合には、上司と距離を置くことで2回ほど解決したことがあります。
そのどちらにおいても部署を変更してもらいました。
それは、心療内科に行ったときに、そのまま通い続けても元を断たないと治す自信がなかったからです。
過労の場合でも精神的な苦痛の場合でも、まずは受けるダメージを減らさないと回復が追いつかないのではないかと思います。
長期化するのが一番まずい
うつ病になりそうな人の一番のリスクは長期化することです。
自分の場合でも、深刻なときには部署を異動してからも完全に復活するまで3ヶ月かかりました。
3ヶ月程度であれば、まだいいですが半年以上になると、さらにダメージは大きいです。
キャリアへの影響がある
採用面接でもうつ病などが理由で休職期間が長かったり、ブランク(離職期間)が長かったりする人を目にすることがあります。
こうした人を採用するのはどこの会社でも多少のハードルがあります。
それは、同じことが起きるのではないか、完治しているのかなどが心配になるからです。
早めに治療して長期化しないように対処しましょう。
3つの逃げ方
対処法はシンプルでパワハラの元となっているものから距離を置くのをおすすめします。
どの程度逃げればいいかはあなたの置かれた状況にもよります。
1.上司から逃げる:上司の変更
パワハラのもとが上司であれば、まず上司から逃げましょう。
同じ部署によっても、上司によって方針は大きく異なることも多いです。
自分の周りを見回して、この人が上司だったらいいのにといった人がいる場合には、その人に変わってもらいましょう。
具体的な進め方
あなたのパワハラの原因となる人よりも立場が上の人や人事に相談しましょう。
一般的には、下記のようなところが窓口となります。
- 上司の上司
- 親しい役員・社長
- 人事部
- パワハラ窓口
注意
ある程度の人数がいる会社でないとこの方法は使えません。
とくに、パワハラの原因が社長である場合などはなかなか厳しいです。
2.部署から逃げる:異動
一定規模の会社であれば、異動の選択肢もあります。
あなたが人並みの成果を上げていれば要求も通りやすいです。
退職するくらい深刻な場合には、「退職を検討しています」というと、選択肢が提示される会社も多いです。
進め方は基本的に上司を変更するときと同じです。
自分の場合には、同じ方法で2回異動したことがあり、それとは別に1回上司を変えてもらったことがあります。
相談するデメリットはあまりないので、悩むくらいなら相談しましょう。
3.会社から逃げる:転職
社内での解決が難しければ、社外に出ましょう。
社内に残って戦うということもありますが、精神衛生上あまりよくないのと、労力の割にメリットが少ないです。
次の章で説明するので、興味がある人はそちらも見てください。
転職のポイントは2つです。
1.在職中に行動する
よほど会社にいるのが辛くなければ、在職中に行動しましょう。
お金をもらいながら活動できるので、お金を心配して焦る心配もありません。
ベストな転職先を決めてから転職できるので、納得できるまで活動することができます。
ただし、あまりにも辛いという場合には、さっさと退職しましょう。
精神的なダメージを受け、回復が遅くなってしまう人もいるので無理は禁物です。
2.転職エージェントに相談する
仕事を探す方法はたくさんありますが、おすすめは転職エージェントに相談することです。
自分がブラック企業から転職したときにも活用しました。
とくに自分の場合には、先に退職していたので、どうしても焦りや不安の気持ちがありました。
ただ、焦って就職先を選ぶと失敗しやすいです。
1社の短期離職はまだよくても、これが2社続くとその後のキャリアが選びにくくなります。
失敗しないためにも、冷静に第三者のアドバイスをもらうことが大事です。
大手の転職エージェントであれば、ブラック企業にまた転職するというのも避けやすいです。
ぜひ相談してみてください。
もちろん、リクナビNEXTなど一般的な転職サイトも利用しましょう。
リクナビNEXT:https://next.rikunabi.com/
戦うという選択肢も
パワハラと戦うという選択肢もあります。
ただ、これは2つの理由であまりおすすめしていません。
- 1. 労力が大きい
- 証拠集め
- 弁護士や労基への相談
- 早くても何ヶ月、裁判では1年以上かかることもある
- 2. メリットが少ない
- パワハラの慰謝料相場は数十万円
- パワハラ相手に対する罰は会社の判断
自分の貴重な時間を使ってまでやることではないでしょう。
もっとも前向きなことに時間を使いたいものです。
それでもどうしても責任を取らせたいという場合には、別記事に方法をまとめています。
こちらもぜひ参考にしてみてください。
さらに知っておきたいこと
ここでは、パワハラで病気にならないために知っておいてほしいことを見てきました。
限界まで耐えることなく、手遅れになる前に逃げましょう。
社内で解決できるのであればいいですが、無理なら早めに会社から退散するのをおすすめします。
周りのサポートやサービスを活用していきましょう。
ほかにもキャリアや転職に関するコンテンツがあります。こちらも合わせてどうぞ。