MBAより独学!自力で学ぶビジネス知識(会計/ファイナンス編)

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MBAよりセルフMBA(独学)

僕は勉強は好きだが、MBAに行く気はあまり無い。人脈やキャリアチェンジや箔など色々なメリットがあることはわかっているのだが、1年~2年の時間を使ってかなり多額のお金を払ってまで得るメリットが僕としてはあまりならないからだ。一方で、知識はちゃんと身につけたい。理想的な上司や特定分野に詳しい人が周りにいるならその人に聞けばいいかもしれない。ただ、業務範囲の細分化が進む中、広範な範囲の業務を担当している人は決して多くない。加えて、その人が体系的に説明ができる能力を持っていることも少ない。すなわち、独学が必要になる。最近では、インターネット上の情報も増えてきており、情報に困ることも無いが、個別のケースでなく、理論や学問の全体像を知るにあたって本に勝るものは無いと考えている。そこで、セルフMBA(ただの独学)をした中で良かった本を紹介していきたい。第一弾は会計とファイナンス。

会計(アカウンティング)と財務(ファイナンス)の違い

企業の取引の流れを記録するのが会計(アカウンティング)

どちらもお金に関連はしており、一見似たような印象も受けるが、その領域は大きく異なる。会計というのは企業がどのように資金を調達し、どのように資金を使っているのかを記録し、報告できるようにすることを指す。会社でいうと経理部がやっているような業務、身近なところでいうと簿記でやるような仕訳の作業もここに入ってくる。財務会計と管理会計の二種類があり、財務会計は貸借対照表(B/S)、損益計算書(P/L)、キャッシュフロー計算書(C/F)など僕らが投資家情報(IR)などで見るような財務会計で、主に経理部が担当している。また、管理会計は経営者やその他マネジメントレベルの人が経営的な判断に使うもので会社によって異なる。経営企画部など経営管理系の部署が担うところが多い。

企業の現金(キャッシュ)をどう投資し、どう調達するかを扱う財務(ファイナンス)

ファイナンスは、現金を扱い、どこに資金を投資するのか、どうやって資金を調達するのかなどを対象とする。既に起こったことを記録する会計と比較し、視点が未来にある。今日の100万円と1年後の100万円は違うといった現在価値の概念や企業が生み出す将来キャッシュフローを計算し、それを割り引いて企業価値評価をするといったものが含まれる。大きい企業の場合には財務部、小さい企業の場合は経理部長などが兼任していることが多い。

会計と財務が両方できる人はあまりいない(らしい

前職でこの両方ができる人(その人は法務と税務にも理解があった)が良く言っていたが、会計と財務は似ている側面もあるのだが、両方できる人はあまりいないとのこと。たぶん会計をこつこつやるような人と投資銀行などで1回のディールで何億みたいな人からすると人間のタイプも違いそうである。会計にしても管理会計をやっているならまだしも、財務会計をやっている人からすると、KPIの作り方やビジネス感覚に関しても隔たりがありそうな印象を受ける。逆に両方できれば、ベンチャーなどではかなり重宝されそうだ。

次回は、お勧めの勉強法と書籍を紹介したい。

Mohi@Day11

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