自分で応募した企業に内定もらったけど、転職エージェントに伝えるのが気まずい…
早く伝えてもらえるのが一番なんだけどね。
転職エージェントは求職者が無料で使える便利なサービスです。
無料なだけに結局、別の会社経由で転職したり、提案を断ったりするのは悩ましいものです。
ここでは、転職エージェントに断りの連絡をするときの方法を例文付きで見ていきます。
目次
転職エージェントの3つの前提
複数利用や自己応募は問題なし
転職エージェントも求職者が他の方法を使って転職活動をしていることはわかっています。
ただ、状況を知っておきたいという考えはあります。
具体的にはこのようなものです。
- 転職活動を始めたばかりかどうか
- どれくらい選考が進んでいるのか
- 他の転職エージェントも利用しているか
- 急ぎで探しているのか
あなたの優先順位をどうするかにも関わりますし、選考が進んだときにクライアントとのコミュニケーションもポイントになります。
正確な情報を知りたい
転職エージェントの担当者としては、正確な情報が重要です。
あなたの経歴が間違っていたり、あなたが他にも選考を受けたりしていることを知らないと問題になります。
クライアントからの信頼を失うことになりかねないからです。
情報がポジティブか、ネガティブかということよりも正確かどうかが重要となります。
状況を早く知りたい
もう1つは、時間です。
たとえば、内定をもらってから1ヶ月も2ヶ月も検討が必要なようでは問題があります。
面接当日になってキャンセルしたいという連絡をもらうとどうしようもありません。
内定辞退も面接辞退もタイミング次第では対応しやすいわけです。
転職エージェントのシーン別断り方5つ
転職エージェントに対して断るパターンはいくつかあるので、ここからステップごとに見ていきます。
1.利用を断る
- 面談に行ってみたらなんか違った
- 求人がなかった
- ここで受けると書類でよく落ちる
いろいろなケースがあるかと思います。
このときの注意としては担当がイマイチなのか、会社がイマイチなのかを判断することです。
中小の場合には利用停止でもいいかもしれませんが、大手の場合には求人数が多く、もったいない場合もあります。
求人はいいけど、担当は合わないというときには、担当者を変えるという選択肢もあります。
担当者を変える方法
大手であれば、専用フォームがあることもありますが、メールでも構いません。
以下のような文面で担当変更をお願いしましょう。
お世話になっております。いつもご支援いただき、ありがとうございます。
○○様には大変お世話になっておりますが、ご紹介いただく案件が少し希望のものと離れているものが多い印象を受けています。
大変申し訳ありませんが、別の方にも相談させていただくことはできますでしょうか。
理由は「コミュニケーションが難しい」、「相談がしにくい」、「合わない」など他のものでも大丈夫です。
利用を辞める方法
それでも利用をやめたいという場合には、以下のような連絡をしましょう。
お世話になっております。
いつもご支援いただき、ありがとうございます。
○○様には大変お世話になっておりますが、感謝しております。
自分で応募した会社に無事に内定をいただき、入社を考えております。
いろいろとサポートいただいたところ、大変恐縮なのですが、退会の処理をお願いできますでしょうか。
お手数おかけいたしますが、何卒よろしくお願いいたします。
理由の部分は、自分に合う求人がないなどでも大丈夫です。
2.求人を断る
求人を断るポイントは、断る理由と自分の希望を明確にすることです。
適切なコミュニケーションを取ることで、今後は自分に合った求人を送ってもらえる可能性が上がります。
返信の一例としては以下のようなものです。
お世話になっております。
いつもご支援いただき、ありがとうございます。
いただいた求人につきまして拝見いたしましたが、業務内容が自分の希望とは少し離れているように思います。
自分の希望としましては、◯◯なものですので、もし当てはまるものがありましたらご提案いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。
面談のときに明確に伝えている場合は大丈夫ですが、伝え忘れたものがあれば、ぜひ伝えておきましょう。
もし文面で伝えるのが難しければ、電話でコミュニケーションを取ったほうがいいかもしれません。
3.面接を辞退する
面接を断るのは、多少のリスクもあります。
一度、面接を受けるという連絡をしているのにそれを取り消すことになるからです。
これは企業はもちろん、担当者との関係性を壊しかねません。
まだまだ転職活動中で、重要な担当者であれば、1次面接だけでも受けておく方が安全でしょう。
それでも辞退する場合には、以下の文章を参考に連絡しましょう。
お世話になっております。
いつもサポートいただきまして、ありがとうございます。
大変申し訳ありませんが、〇〇の選考を辞退させていただけますでしょうか。
会社の業務内容や待遇などを踏まえますと、やはり自分には合わないように思います。
大変お手数をおかけしてしまい、申し訳ございません。
何卒よろしくお願いいたします。
今後のサポートが変わる可能性があるので、電話などでフォローすることをおすすめします。
4.内定を辞退する
内定辞退はそれほど珍しいことではありません。
複数の会社を比較して検討したいと思うのは自然です。
ただ、転職エージェントからすると、入社してはじめて収益が出るので、非常に重要なプロセスです。
断るにしても明確に伝えるようにしましょう。
基本的にここまで来ると、口頭で伝えるかも知れませんが、文例もご紹介します。
お世話になっております。
いつもサポートいただきまして、ありがとうございます。
大変申し訳ありませんが、〇〇の内定を辞退させていただけますでしょうか。
会社の業務内容、待遇、面接でのやり取りなどを踏まえた結果、他社に入社しようかと考えております。
大変お手数をおかけしてしまい、申し訳ございません。
何卒よろしくお願いいたします。
いずれにせよ電話が来ると思うので、できるだけ率直に伝えるようにしましょう。
5.入社を辞退する
あってはいけないことですが、内定承諾後に辞退ということもありえます。
- 口コミサイトを見ると完全なブラック企業だった
- 友人からよくない噂を多数聞いた
- 格段に好条件の会社から内定をもらった
などいろいろな可能性があります。
決めた時点で可能な限り、早く連絡をしましょう。
非常に迷惑をかける行為なので、できる限り避けたいことです。
ただ、自分が我慢した結果、すぐに退職するようなことがあっても自分のキャリアには非常にマイナスです。
誠心誠意説明して、許してもらうようにしましょう。
さらに知っておきたいこと
ここでは、転職エージェントへの断り方を見てきました。
転職は重要な意思決定で、転職エージェントのような支援サービスをいかにうまく活用するかがポイントになります。
ぜひ周りのサービスをうまく活用して、転職を成功させましょう。
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