ワーキングマザーとして働き続けるのって大変なのかな?
働き続ける方法を考えておけば大丈夫だよ
働きながら育児をする女性をワーキングマザーといいます。
育児は女性がするという意識はまだまだ根強く、女性のキャリアを考える上で重要なテーマです。
出産や育児がある分、女性のキャリアには注意が必要です。
パートでもなんでもいいのであれば、仕事は見つかります。
ただ、仕事をそれまで一生懸命していた人には物足りないかも知れません。
ここでは、育児や出産を経ても働き続けたいという人がどのようにキャリア形成をすればいいかということをお伝えします。
目次
なぜワーキングマザーが働くのは大変なのか?
育児が予測不可能
育児は予測不可能です。
とくに1人目の子供が大変そうで、どの年齢になっても予定外のことが起きます。
- 子供が熱を出す
- 子供が夜泣きをする
- 子供が寝ない
- 保育園が見つからない
- 学校行事
育児が予測不可能なので、仕事に全力を向けるのが難しいです。
毎日、仕事に行くという当たり前のことが難しくなります。
子供の病気で急に休むことはよくありますし、そのカバーを周りにしてもらう必要もあります。
体力的・精神的にきつい
よくワーキングマザーの人が言っていたフレーズに、「仕事が終わった後にもう一仕事ある」というものがあります。
- 子供を風呂に入れる
- 子供を寝かしつける
- 弁当を作る
- 学校行事の手伝いをする
すべて仕事以外の時間にやると思うと、厳しさがわかると思います。
肉体的にも大変ですが、そこから気持ちが落ち込むこともあります。
仕事への影響は大きくなるでしょう。
時間で解決できない
仕事が終わらないときには、時間をかけるのがもっとも簡単な解決方法です。
これが使えないのは大変です。
時短で働いている周りの人たちは、
- それまでのスキルを活かす
- 経験のある業務を継続する
など積み上げてきたものを活かす働き方をしているケースがほとんどでした。
キャリアを守る3つの方法
男性・女性、子供がいる・いないにかかわらず、年齢が上がるとキャリアの選択肢は減ります。
男性と女性では出産や育児に影響される、女性が不利になりがちですし、ワーキングマザーならなおさらです。
そこで、キャリアを守る方法は大きく3つあります。
- 立場によって守る
- スキルによって守る
- 信頼によって守る
立場によって守る
もっともわかりやすいのは、正社員など立場によって守る方法です。
消極的な選択肢に思えるかもしれませんが、会社によっては働く女性に対するサポートが手厚い会社もあります。
時短制度があったり、産休・育休が充実していたり、リモートで働いたりできたりもします。
自分がいたIT系の会社では時短で働きながら、子供が熱を出したりしたときには休んだり、リモートにしたりしていた人もいます。
柔軟さというと派遣やフリーランス、アルバイトをイメージしたりする人もいますが、正社員でも柔軟に働ける生き方は実現できます。
女性転職に関してはこちらでまとめています。
スキルによって守る
スキルもイメージしやすいものではないでしょうか。
手に職という言葉もあるように、専門性を身につけたいと考える人も多いです。
ただ、専門性だけでは不十分です。
柔軟に働きやすい仕事
ワーキングマザーとして働くうえで、重要なのは以下の3点です。
- 市場価値が高いか
- フルタイムでなくても価値が出しやすいか
- リモートでもできるか
転職するだけであれば、1つ目があれば十分ですが、柔軟に働くなら2つ目、3つ目も重要です。
2つ目、3つ目を満たせば週2~3日、家で働くといった選択肢もできます。
この基準で見ると、たとえば一番危険な仕事は一般事務です。
スキルが身につきにくく、若くて給料の低い人がどんどん入ってきます。
普段からオフィスにいないと仕事が進みません。
逆に、エンジニアやデザイナーなどの仕事は、週2でもリモートでも対応できる柔軟性が高い仕事です。
仕事の選択に関しては、別記事でも紹介していますので、こちらをどうぞ。
信頼によって守る
他人からの信頼によって守るという選択肢もあります。
人脈とも言い換えられますが、一緒に働いた人や長い間知っている人など強いつながりです。
ある程度、年齢が上がった人やブランクのある人、時短で働きたい人などを企業が採用しにくいのは、あなたとの信頼関係がないからです。
少し話したくらいでは能力はわからないので、いきなり正社員で採用したり、時短を許可したりしにくいわけです。
つまり、もともとも信頼関係のある人が複数いれば、このようなリスクはなくなります。
自分もフリーランスとして働いていた時期には、過去に同じ会社で働いていた人から週2~3日のリモート勤務を受けたこともあります。
こうした信頼を貯めておくことも大事です。
キャリアを守るための3つの注意
資格はあなたを守らない
女性で手に職と考えると、資格を思い浮かべる人がかなりの割合います。
残念ながら資格はあなたを守るほどの強さはありません。
もちろん、弁護士や公認会計士、医師など何年も勉強して取得するような資格は有効です。
ただ、こうした難関資格でさえ、40歳で実務未経験であればあまり有効ではありません。
そのほかの簡単に取れる資格であれば、さらに弱いです。
あなたを守るのは実務によって身につけた経験です。
一つに依存しない
可能な限り、自分を守る複数の武器を持っておきましょう。
正社員でいながら退職したらいつでも採用してもらえる会社を確保したり、ライターとして副業してみたりもありです。
これはどんな人でも重要ですが、出産・育児に左右されやすい人にはさらに重要です。
身を置く場所を気をつける
とくに女性、ワーキングマザーの場合には周りの環境がネガティブにならないことが重要です。
女性が育児をするべき、家を守るべき、子供の面倒を見るべきという考えの人はまだまだ多いです。
こうした人を周りに置くと、格段に生きづらくなります。
有名な大前研一さんの言葉ですが、自分を変える方法を3つ挙げています。
- 付き合う人を変える
- 住む場所を変える
- 時間の使い方を変える
ワーキングマザーの人は逆風を受けやすいので、身を置く場所を工夫すると生きやすくなると思います。
さらに知っておきたいこと
ここでは、ワーキングマザーに関して見てきました。
女性のキャリアは少し工夫が必要ですが、ポイントさえ押さえれば長く働くことはできます。
そのためには、キャリアに関する正しい知識を身につけて準備をしておく必要があります。
他のコンテンツでも女性のキャリアに関して取り上げていますので、こちらもあわせてどうぞ。