47歳になると、50代も目前です。
男性はもちろん、女性も人生の折返しを過ぎる年齢です。
そんな47歳の年収・貯金などお金の面や仕事・結婚の面から見ていきます。
47歳男女の年収・月収の平均・中央値・手取り
まずは47歳年収のデータから見ましょう。
47歳男性・女性の年収平均
年代 | 40代後半 45~49歳 |
50代前半 50~54歳 |
47歳 |
ソース | 国税庁 | doda | |
男性 | 633 | 661 | 624 |
女性 | 299 | 296 | 436 |
全体 | 494 | 504 | 574 |
dodaはフルタイムの正社員中心のため、やや高めに出ますが、国税庁の統計は非正規も含むため、やや低めに出ます。
47歳のフルタイムで考えると、全体では510万円、男性は610万円、女性は410万円程度でしょうか。
47歳の額面・手取り年収、額面・手取り月収
年収・月収を額面金額・手取り金額で表すと、このようになります。
額面 年収 |
手取り 年収 |
額面 月収 |
手取り 月収 |
|
男性 | 610 | 460 | 50.8 | 38.3 |
女性 | 410 | 316 | 34.2 | 26.3 |
全体 | 510 | 385 | 42.5 | 32.1 |
47歳の平均手取り月収は32万円前後です。
年収が上がると、手取りの比率は下がっています。
目安として、額面の75%前後が手取りと考えておくといいです。
自作ツールで計算しているので、詳細を知りたい方はこちらもどうぞ。
47歳の年収中央値
年齢が上がると、差が広がるため、平均と中央値の差が大きくなっていきます。
年代別の差を見ると、47歳の場合には、中央値は平均よりも8%程度低いことがわかります。
つまり、全体平均が510万円とすると、中央値は469万円となります。
男性 | 女性 | |||
45~ 49歳 |
50~ 54歳 |
45~ 49歳 |
50~ 54歳 |
|
平均 | 394.7 | 424.0 | 268.2 | 270.0 |
中央値 | 364.9 | 392.4 | 240.8 | 236.2 |
乖離 | 92.4% | 92.5% | 89.8% | 87.5% |
出典:厚生労働省 平成29年賃金構造基本統計調査より作成
47歳男女の年収分布
47歳男性の年収分布
どれくらいの年収の人が多いのでしょうか。
厚労省の賃金構造基本統計調査のデータから計算します。
- 年収300万円以上:94%
- 年収400万円以上:75%
- 年収500万円以上:57%
- 年収600万円以上:41%
- 年収800万円以上:18%
- 年収1,000万円以上:4.8%
年収500万円、600万円以上の人が半分程度を占めます。
800万円以上の人も多くなります。
47歳女性の年収分布
女性の分布も見ていきましょう。
- 年収300万円以上:69%
- 年収400万円以上:35%(3人に1人)
- 年収500万円以上:20%(5人に1人)
- 年収600万円以上:11%(10人に1人)
- 年収800万円以上:3.7%
- 年収1,000万円以上:1.2%
年収400万円・500万円までは一定数います。
女性で年収600万円を超える人はかなり少ないです。
47歳男女の貯金額
47歳の平均貯金・中央値
2人以上世帯と単身世帯のデータがあります。
結論
- 47歳の2人以上世帯の貯蓄
- 平均760万円、中央値265万円
- 47歳の単身世帯の貯蓄
- 平均1,040万円、中央値55万円
年代別の貯金額の平均・中央値
2人以上世帯 | 単身世帯 | |||||
年代 | 平均 | 中央 | 貯金0 の比率 |
平均 | 中央 | 貯金0 の比率 |
20歳代 | 321 | 77 | 35.6% | 142 | 0 | 61.0% |
30歳代 | 470 | 200 | 33.7% | 589 | 83 | 40.4% |
40歳代 | 643 | 220 | 33.7% | 936 | 30 | 45.9% |
50歳代 | 1,113 | 400 | 31.8% | 1,342 | 130 | 43.0% |
60歳代 | 1,411 | 601 | 29.4% | 1,835 | 300 | 37.3% |
70歳以上 | 1,768 | 600 | 28.3% | – | – | 0.0% |
全体 | 1,151 | 380 | 31.2% | 942 | 32 | 46.4% |
2人以上世帯の貯金
47歳では40代平均よりは大きく、平均貯金額は760万円くらいになります。
単身世帯の貯金
単身世帯は2人以上世帯よりも平均が高いですが、中央値が低いです。
単身世帯は格差が大きく、一部の世帯が大きく押し上げているようです。
同様に計算すると、平均貯金額は1,040万円くらいと考えられます。
貯金額500万円・1,000万円・2,000万円・3,000万円以上
単身世帯と2人以上世帯の貯金それぞれを計算しました。
- 2人以上世帯でも単身世帯でも2割以上が、1,000万円以上の金融資産あり
- 1,000万円以上の世帯は単身世帯の方が多い
- 単身世帯では、2,000万円以上の金融資産の世帯が1割を超える
金融資産500万・1,000万・2,000万円・3,000万円以上の世帯比率
500万円 以上 |
1,000万円 以上 |
2,000万円 以上 |
3,000万円 以上 |
|||||
2人 以上 |
単身 世帯 |
2人 以上 |
単身 世帯 |
2人 以上 |
単身 世帯 |
2人 以上 |
単身 世帯 |
|
20歳代 | 17.1 | 8.3 | 6.8 | 2.3 | 3.4 | 1.2 | 1.1 | 0.6 |
30歳代 | 27.1 | 29.0 | 11.3 | 18.5 | 3.9 | 8.7 | 2.3 | 3.7 |
40歳代 | 36.4 | 33.2 | 20.7 | 21.3 | 8.1 | 11.3 | 3.4 | 7.7 |
50歳代 | 44.6 | 40.3 | 32.8 | 28.4 | 17.1 | 18.0 | 8.7 | 12.7 |
60歳代 | 51.2 | 45.5 | 40.1 | 36.0 | 23.8 | 23.4 | 15.7 | 17.4 |
70歳以上 | 53.0 | – | 42.8 | – | 27.7 | – | 18.8 | – |
出典:金融広報中央委員会 「家計の金融行動に関する世論調査」より作成
47歳の貯金なしは3割以上
40代では2人以上の世帯で3分の1が貯金なし、単身世帯では約半分の世帯で貯金なしです。
2人 以上 |
単身 世帯 |
|
20歳代 | 35.6 | 61.0 |
30歳代 | 33.7 | 40.4 |
40歳代 | 33.7 | 45.9 |
50歳代 | 31.8 | 43.0 |
60歳代 | 29.4 | 37.3 |
70歳以上 | 28.3 | – |
出典:金融広報中央委員会 「家計の金融行動に関する世論調査」より作成
47歳の仕事・転職事情
40代からの転職は、相当難しいです。
あなたが高い実績や特殊な経験・スキルを持っていない限り、大変です。
40代というだけで、シビアに見られることも多いです。
そんな47歳の転職で気をつけることをいくつか見ていきます。
即戦力をアピールする
転職では、即戦力として活躍できることを説得力を持って伝えるのが重要です。
実績や経験・スキルも重要ですが、なぜ転職先の会社でも同じパフォーマンスが発揮できるかをアピールしましょう。
さらに40代ではプラスアルファが欲しいところです。
「自分と同じような経験を持つ30代よりもなぜあなたを採用したほうがいいのか」に答えられるようにしましょう。
たとえば、マネジメント経験、新規事業の経験、海外展開の経験などは売りやすいものです。
未経験転職の可能性
この年齢での未経験は非常にハードルが高いです。
人が慢性的に足りないような不人気の仕事は可能性がありますが、それ以外で採用されるのは難しいでしょう。
ポイントとしては、少しでも過去の業界・職種に近いものや、共通したスキルが使えるといったことを考えましょう。
マッチングが難しくなってくる
年齢が上がると給料や役職が上がったり、仕事内容も専門化したりしていきます。
汎用的なビジネススキルはあって当然ですが、専門性も当然求められます。
そうなると、自然とあなたに合う求人が限られてきます。
経験やスキルが十分にあっても、自分にぴったりの求人がすぐに見つかるとは限りません。
また、家庭の状況を踏まえて、給料や勤務地など考慮する要素も多いかもしれません。
転職にそれなりの時間やリソースがかかるということを認識しておきましょう。
40代の転職は、1年程度かかるのは珍しくありません。
プロに相談したほうがいい
47歳の転職では、転職エージェントに相談しましょう。
自力では非効率ですし、対策にも限界があります。
うまく転職エージェントを活用できれば、力強いパートナーとして、転職の成功確率が大きく上がります。
求人探し
1つは求人探しです。
この年代では、経験やスキルとのマッチングが重要になります。
優秀な人でも合わない仕事を受けると落とされます。
前の転職ではすんなり決まった人でも、求人を探すのに苦労することは珍しくありません。
年齢によって差別することは禁止されているので、40代以上が採用されないような求人かどうかは外からはわかりづらいです。
ここは、プロに自分にマッチした求人を探してもらう方がいいです。
今までの経験やスキルが活きる仕事を探しましょう。
自分が想定しなかったような業界・職種の提案をもらえる可能性もメリットの1つです。
書類対策
もう1つは、選考対策です。
転職を甘く見て対策をしない人もいますが、選考書類や面接の対策がおろそかな人もいます。
40代にもなると、書類で落とされることも多くなります。
100社以上応募して、面接は数件のみというのは珍しくありません。
その中には、職務経歴書がしっかり書けていないため、書類でうまくアピールできていない人も多いです。
面接対策
面接に関しても、個人差が大きいです。
退職理由、志望動機、自己PRといった基本的な質問を押さえるだけで格段に成功確率が上がります。
最後に面接を受けたのが何年も前という人もいるかと思います。
ちょっとした対策をするだけで、非常に有利になるので、しっかりと対策しましょう。
ほかにもこのようなメリットがあります。
- 転職の進め方のアドバイス
- 該当業界・業種の求人状況
- 自分の希望に合った求人提案
- 行きたい会社に内定する可能性
- 書類・面接対策のアドバイス
数多くの転職者をサポートしている転職エージェントのアドバイスは有益です。
このタイミングの転職は、成功も失敗もその後の人生に大きく響きます。
重要な時期の転職なので、必ず転職エージェントに相談するようにしましょう。
僕自身も過去3回の転職において必ず転職エージェントに相談しています。
無料なのでリスクはないですし、そのときの転職市場や自分の市場価値などを最初に知ることで自信を持って活動できます。
いくつかおすすめできるエージェントを紹介しますので、相談してみてください。
リクナビNEXTやマイナビ転職などの転職サイトも併行して活用しましょう。
ハイクラス求人サイトも活用する
また、すでに年収600万円を超えているという人は、ハイクラス求人サイトがおすすめです。
ビズリーチとキャリアカーバーはどちらも年収1,000万円以上の求人やマネジメント、海外求人などが多数あります。
ほかでは見つけられない求人があるので、ぜひこちらも活用しましょう。
ビズリーチ
- ハイクラス案件、海外案件に強い
- 転職サイトにも転職エージェントにも使える
- 年収600万円が最低ライン
年収600万円以上という人はビズリーチを強くおすすめします。
年収1,000万円以上の案件も多数あり、ほかのサイトとは求人の質が違います。
経歴を登録しておけば、エージェントからの連絡(スカウト)もたくさん来ます。
大手というよりも中小エージェントを含めて、多数の求人が紹介されるので有益です。
条件がやや厳しいですが、文句なしにおすすめできます。
キャリアカーバー
- ハイクラス案件に強い
- 複数の転職エージェントとして使える
- 年収600万円が最低ライン
キャリアカーバーもビズリーチに近い使い方ができます。
職務経歴を登録しておけば、エージェントから連絡が来ます。
ビズリーチとはまた別の求人があるので併用しましょう。
最初に登録しておき、定期的にスカウトをチェックして興味があるものを探すのがいいです。
経歴に自信がない人はこちら
経歴に自信がないない人は東京しごとセンター(東京求人のみ)、ハローワークなども活用しましょう。
年齢的にも既存サービスを活用しにくくなってきますので、公的なサービスであれば、確実にサポートを得られます。
また、40代以降でも働きやすい仕事があるので、興味がある方はこちらもどうぞ。
47歳の結婚・未婚事情
「30歳までには」、「35歳までには」、とよく結婚の目安にされる年齢は過ぎています。
ピークは過ぎていますが、実は結婚する人はずっと増え続けます。
47歳の時点で、全体で79.7%、男性で75.1%、女性で84.2%が結婚を経験しています。
男性は7割、女性は8割と大多数の人が結婚をしています。
結婚経験率(全体-未婚率)のデータ
全体 | 男性 | 女性 | |
全体 | 73.4% | 69.1% | 77.3% |
20歳 | 5.5% | 5.4% | 5.7% |
25歳 | 23.1% | 19.7% | 26.7% |
30歳 | 53.7% | 48.0% | 59.6% |
35歳 | 68.6% | 63.3% | 74.0% |
40歳 | 74.7% | 69.7% | 79.9% |
45歳 | 78.0% | 73.1% | 82.8% |
46歳 | 78.8% | 74.2% | 83.5% |
47歳 | 79.7% | 75.1% | 84.2% |
48歳 | 80.5% | 76.0% | 85.0% |
49歳 | 81.0% | 76.6% | 85.4% |
50歳 | 82.3% | 77.9% | 86.6% |
55歳 | 86.5% | 82.3% | 90.6% |
60歳 | 89.4% | 85.5% | 93.2% |
まだ結婚していないあなたへ
恋人がいない方はまずそこから始めましょう。これからとなると、多少の妥協も必要となってきます。
何が譲れなくて、何が譲れるのかを考えましょう子供が欲しいという方は、今この瞬間に動きましょう。
恋活
自分に自信があったり、見た目が良かったり、稼いでいたりする方は恋活アプリ(マッチングアプリ)をぜひ使いましょう。
真剣な目的はやはり、大手の会社が運営しているものの方が安心感がありますね。
Pairs
1つ目は、Pairsです。マッチングアプリの中でも有名なので、知っている人もいるかと思います。
前の職場でたまたま話していたときに、そこで話していた6人のうち5人が使っていたということもありました。
評判の理由は実際に会える人が多いからです。周りでも付き合ったり、結婚している人がいます。
実際に僕も使いましたが、登録者も多く、いろいろなタイプの人がいてデートまでつながりやすかったです。
Facebook連携で友人が表示されないようになっていますし、まず間違いないのないサービスです。
Daigo監修のWith
まず、メンタリストのDaigoさんが監修をしていて、上場企業が運営する恋活アプリのwithです。
心理学・統計学を用いたアプローチで、定期的にイベントを開催したり、趣味や共通点を活用したりしてマッチ率も上がります。
積極的にプロモーションやイベントを開催しているので、男女ともにアクティブな人が多い印象でした。
数人会っただけの肌感ですが、ほかのサービスよりも真面目なユーザーが多く、恋活アプリの中でも結婚につながりやすいです。
どうしてもアプリによって合う人・合わない人というのがあります。
迷ったら複数、登録してみて自分に合ったものを選びましょう。
婚活
恋活・婚活アプリはどうしても見た目や学歴・収入などわかりやすい引きがある人に人気が集中します。
とくに40代となると、どうしてもそれまでよりはアプローチされにくくなります。
でも実際に、結婚するとなったときには、それだけでは決めませんよね。
結婚相談所の場合には、結婚したいという意思で登録するものですし、アドバイザーのサポートもあります。
晩婚化は進んでいるので、40代でも登録はできます。
ゼクシィ縁結びカウンター
結婚情報誌のゼクシィは聞いたことがあると思います。
ゼクシィでも結婚相談のサポートをしているのは知っていますか?
もともと母体のリクルートは転職サイトや転職エージェントの先駆けでマッチングには定評があります。
会員はすでに2万人を超えていて、カウンターで対面のサポートも受けられます。
入会金が3万円に月会費が9千円のプランもあります。
ゼクシィというブランドの安心感、対面でのサポート体制、低めの料金設定が魅力的です。
無料で相談ができますので、まずは相談してみましょう。
エン婚活エージェント
転職サイトや転職エージェントを運営しているエン・ジャパンも実は婚活サポートをしています。
最大の特徴はすべてオンラインで完結し、費用が非常に抑えられるということです。
結婚相談所というと入会金が高いイメージがありますが、エン婚活の入会費は9,800円です。
月会費も12,000円でほかではありえない水準となっています。
直接の面談はありませんが、専任コンシェルジュが付き、月に6名以上の紹介があります。
サービスの無料体験や返金保証もあり、始めやすくなっています。
47歳でやるべきこと
47歳になると会社でもベテラン、家庭では親という人も多いでしょう。
会社での昇進や子供の学費などの現実的な問題も多く、新しいことをはじめるのも億劫になりがちです。
目先のことに忙殺されすぎないように、自分の長期的にやりたいことも考えておきましょう。