28歳男女の転職の全て!基本から未経験・高卒・転職2回目以上も網羅

28歳前後で転職する人は非常に多いです。

@typeの調査によると、実際にはじめて転職した人の平均年齢が28歳とのことです。

20代後半は、ポテンシャルと実務経験のバランスから転職が非常にしやすい時期です。

選択肢が多いだけに、30代前半を見据えたうえで、転職を考えたいところです。

ここでは28歳転職に関して、基本的なことから女性・高卒・転職回数が増えた人向けの情報までをご紹介します。

個人的な経験

自分は26歳のときに、自力で探した会社に転職をしました。

規模の小さい会社だったこともありますが、企業の調査が甘く、十分に会社や仕事のことを把握せずに転職してしまいました。

結果としては、週の半分程度をアルバイトの手伝いのようなことをしなくてはならず、3ヶ月で退職しました。

その後、同じ失敗をしたくなかったので、転職エージェント経由で、自分でも会社の評判を調べて、別の会社に転職しました。

20代後半の時期だったので、致命的にはなりませんでしたが、入社する会社のリスクの大きさを知ることになりました。

必ず活用したいサービス

この経験から、ミスマッチを防ぐために、2つほど必ず活用してほしいサービスがあります。

1つはdodaパソナキャリアなどの転職エージェント、もう1つはVorkers転職会議などの口コミサイトです。

自分でも面接官に話を聞いたり、実際に働いている社員に話を聞いたりはできますが、自分以外の人の意見も知るのは大事です。

どちらのサービスも、会社の内情に近い情報が手に入るので、僕のような失敗はかなり防げるかと思います。

28歳転職の基本3つ

1.若手の経験者としての扱い

28歳では大企業では若手ですが、ベンチャー企業では管理職でも珍しくない年齢です。

即戦力としての活躍が期待されます。

ただ、年齢的にも高い専門性やマネジメント能力が期待されるわけではありません。

ビジネスマンとしての基本的な能力が見られるというところです。

28歳の場合には、未経験職種への転職可能性はギリギリになってきます。

2.就職・転職の選択肢も広い

20代後半の転職活動の選択肢は広いです。

若手としてのポテンシャルと、ビジネススキルや実績などがバランスよく見られます。

特定の専門領域というよりも全般的なビジネススキルが見られます。

ポテンシャルの比重もまだ高いので、未経験の選択肢も開かれています。

3. 1社で5年間働けば十分

もしまだ1社目という場合には、働いた期間に関してはまったく気にする必要はありません。

「とりあえず3年は働いた方がいい」と言われるように、多くの人から3年働くのが最低ラインだと考えられています。

1社に5年もいれば、堅めの企業でもほとんど問われないでしょう。

転職回数が増えると気にする会社は多いので、気にしておくようにしましょう。

28歳転職で考える4つのこと

1.転職のメリットを知っておく

20代は選択肢が多い

一般的に年齢が上がるほど、選択肢は減っていきます。このようなイメージです。

年齢の転職への影響

  • 新卒(ポテンシャル超重視)
  • 既卒・第二新卒(ポテンシャル重視)
  • 30歳未満まで(専門性も考慮、未経験はここまで)
  • 35歳未満まで(高い専門性が必須、マネジメントも考慮)
  • 35歳以上(高い専門性やマネジメントが必須)

上の節目ごとに選択肢は大きく減ります。

20代であれば、はるかに選択肢は多く、試行錯誤はできるだけ若いうちに済ませたいものです。

活躍できる可能性

長く働くとわかってきますが、「ある環境で成果を出せることと、別の環境で成果を出せること」はかなり違います。

同じ営業職でも、前の職場でイマイチだった人が、次の職場で大活躍することは珍しくありません。

逆もよくあります。たまたま最初の仕事が自分に合わなくても、転職して格段によくなることもあります。

経験地を増やして、自分に合った仕事がわかる

就職活動でも自己分析をするかと思います。

ただ、そこでの分析対象はそれまでの人生であって、仕事をしないとわからないことはたくさんあります。

たとえば、以下のどちらがいいかは、実際にやってみると簡単にわかります。

  • 黙々と仕事をする、チームで仕事をする
  • 定型的な仕事、クリエイティブな仕事
  • 数字で成果がわかる仕事、成果がわかりづらい仕事
  • 大企業の専門的な仕事、中小企業での幅広い仕事
  • 日系企業でのウェットな関係、外資系企業でのドライな関係

自分の仕事の向き・不向きや好き・嫌いはある程度の業務経験がないとわからないです。

これを20代のうちに見つけて、自分に合った場所に早く身をおくことが重要です。

2.転職のリスクを知っておく

選択肢が減っていく

転職回数が増えると、転職はどんどん難しくなります。下のようなイメージです。

転職回数の転職への影響

  • 転職回数
    • 2回まで(多くの会社で問題なし)
    • 3回以上(一部の会社で選考に通りにくくなる)
  • 転職回数に対する年齢
    • 20代で2回まで(多くの会社で問題なし)
    • 30代で4回まで(一部の会社で選考に通りにくくなる)
    • それ以上(多くの会社でネガティブに取られる)

会社によっても違いますが、転職回数が2回を超えてくると、気にする会社が多いです。

面接で理由が説明できればネガティブにならないところもあれば、3回以上は問答無用で落とすところもあります。

一方で、年齢が上がるデメリットもあるので、ここのバランスはしっかり考えましょう。

今よりも悪くなる可能性がある

認識しておきたいのは、転職は変化するというだけであって、それがいい変化とは限りません。

十分に気をつければ転職の失敗は防げますが、一切リスクがなくなるわけではありません。

とくに、今の職場に強い不満があって早く辞めたかったり、先に退職してしまったりするケースは注意が必要です。

焦りから自己分析や企業研究が甘くなってミスマッチが起きやすいです。

3.異動などの転職以外の方法もある

転職は万能な方法でも、唯一の方法でもありません。

会社にどうしても合わないという場合には仕方がありませんが、それ以外の場合には対処方法がほかにあるかもしれません。

いくつか社内でできる解決策をご紹介します。

仕事が合わない

  • 上司(やその上司)、人事に相談することで、より合った仕事につける可能性がある
  • 同じ部長や役員が干渉している場合には異動しやすいことも

上司が合わない

  • 上司のさらに上司に伝えれば、変えてもらえる可能性も十分にある
  • 社風やマネジメント方針が合わない場合には難しい

雰囲気が合わない

  • 大企業の場合には、部署・部門が違うとまったく雰囲気が異なることも
  • 人事などに伝える方法もあり

そこまで会社に不満がない場合には、副業でやるといった選択肢もあります。

4.転職力を高める

会社で仕事をすると、さまざまなビジネススキルが身につきます。

そのような仕事で身につく能力と、転職で求人を探したり、自分をアピールしたりする能力はまた別です。

転職そのものに対する対策が不可欠です。

さらに、若いときは以下の2つの理由から転職対策によって大きく差をつけられるチャンスです。

  • ポテンシャルの評価比重が大きい
  • 周りの人もあまり対策ができていない

この転職力ともいえるような、転職をするための能力を上げることが重要です。

    転職の5つのポイント

    ここからは転職活動のポイントをプロセスごとに見ていきます。

    転職活動のプロセスは大きく5つあります。

    1. 自己分析をする
    2. 求人探しをする
    3. 選考書類を送る
    4. 面接を受ける
    5. 内定をもらい、退職する

    就職活動を経験している人も多いかと思うので、イメージが掴めると思います。

    注意点を中心にそれぞれを見ていきます。

    1.自己分析をする

    就職活動のときにしっかりしたという方も改めてやりましょう。

    退職理由を明確にする

    退職理由は面接でも必ず聞かれますし、自分が働いてみたうえでの気づきを考える上で有効です。

    転職を考えるということは、多かれ少なかれ不満があるということです。

    よくある不満はこのようなものです。

    • 業務内容
    • 給料や福利厚生
    • 労働条件(残業・休日出勤なども)
    • 社風、労働環境
    • 人間関係
    • 会社や職種の将来性

    不満だけでなく、満足したことも必ず押さえておきます。

    満足した点を見逃していて、次の会社ではそれが退職してしまうといったこともあります。

    自分の価値観を考えるきっかけにもなります。

    自分の価値観を明確にする

    転職理由を考える過程で気づく部分もあると思いますが、自分がどのようなことを大切にするのかは考えましょう。

    譲れないものをいくつか考えておくことが重要です。

    仕事は物件探しと同じなので、あなたの要求すべてを満たすことは困難です。

    もっとも重要な1つか、2つ程度を明確にしましょう。

    業務内容なのか、給料なのか、社風なのか、人間関係なのかなどを考えておきましょう。

    自分の将来を考える

    価値観だけで進めると、直近は大丈夫ですが、将来的なキャリアの選択肢が減ってしまうことがあります。

    自分の将来に関しても考えておきましょう。

    これは非常に具体的なものでなく、方向性でも大丈夫です。

    ロールモデルを探したり、ひたすらやりたいことを書き出したり、考え方はいろいろあります。

    ほかの記事でも説明していますので、ぜひどうぞ。

    2.求人探しをする

    求人探しは新卒のときと同じ方法だけでは不十分です。

    新卒のときには、リクナビやマイナビなどの転職サイトに登録する人も多いかと思います。

    転職のときにもリクナビNEXTマイナビ転職に登録するのは問題ありません。

    ただ、ほかにも活用できるサービスが多数あります。

    スカウト系のサービス

    自分から探す方法だけでなく、登録しておいて連絡を待つ方法もあります。

    • Facebookで登録できで、求人がレコメンドされるSwitch
    • 自分の市場価値がわかり、スカウトも送られるMIIDAS(ミイダス) 

    転職エージェントの提案

    新卒のときには自力で探す人も多いですが、転職では転職エージェントが非常に有効です。

    あなたの代わりに、あなたにマッチした求人を紹介してくれます。

    あなたが自分で気づいていないような仕事の提案もあるのがメリットです。

    dodaパソナキャリアなどの転職エージェントもぜひ活用しましょう。

    ハイクラス求人サイトを使う

    年収600万円以上の人は必ず登録しておきたいサイトが、ビズリーチキャリアカーバーです。

    自分の経歴を登録しておくだけで、スカウトが来ますし、高年収の求人を探すこともできます。

    一般的な転職サイトにはない求人も多く、スカウトの質もいいです。

    3.書類対策をする

    選考書類ですが、転職では新卒のときのような変わったエントリーシートや質問が用意されることはありません。

    • 履歴書
    • 職務経歴書

    の2点でだいたいどの企業も書類選考されます。

    職務経歴書は超重要

    履歴書はアルバイトや就活でも書くかと思いますが、職務経歴書ははじめて書く人もいるでしょう。

    職務経歴書は経験した仕事の詳細を書くもので、履歴書以上に重要な書類です。

    履歴書ほどフォーマットが決まっていないため、差がつきやすい書類でもあります。

    書類はチェックしてもらう

    自力で書くのもいいですが、転職エージェントでチェックしてもらった方がいいです。

    dodaは選考書類対策にも力を入れていて、おすすめです。

    書き方のポイント

    このサイトでも別記事で書き方を解説しています。

    ただ、これはあくまでも基本的な書き方であって、ベストなものはその人の学歴や職歴によっても違います。

    dodaパソナキャリアなどの転職エージェントで見てもらう方がいいでしょう。

    4.面接対策をする

    選考対策の中でもかなり重要なパートです。

    とくに、ポテンシャルは面接で見られます。

    自分も第二新卒の面接を担当しましたが、書類でわからない部分は多いので、悩ましい場合には面接に呼びます。

    多くの人にチャンスがありますが、面接でのコミュニケーションはかなり差があります。

    たとえば、このようなものはかなり典型的な質問ですが、うまく答えられない人もいます。

    • なぜ退職したのか・転職を考えたのか?
    • 志望動機は? なぜ他の会社ではないのか?
    • 自己PR

    退職理由⇒志望動機⇒自己PRをちゃんと説明できるだけでも印象はまったく違います。

    ちょっとした対策でかなりよくなりますので、可能なら実践練習もしましょう。

    このプロセスを軽視している人は多く、かなりもったいないです。

    転職エージェント、ハローワーク、出身大学のキャリアセンター、知り合いの人事でもだれでもいいので練習しましょう。

    こちらもコンテンツがあります。

    転職エージェントは必ず利用したい

    このように、転職はかなり多くの注意点があります。

    すべてを押さえようとすると、時間がいくらあっても足りません。

    プロから無料で求人探し、書類対策、面接対策をもらえる機会は必ず活かしましょう。

    転職というのは、多くの人は数回しか経験しないものです。

    一方で、彼らは毎日のように転職を考えている人と会い、その人たちをサポートしています。

    経験地がまったく違います。転職全体に関して、たとえばこのようなサポートが受けられます。

    • 転職の進め方のアドバイス
    • 該当業界・業種の求人状況
    • 自分の希望に合った求人提案
    • 行きたい会社に内定する可能性
    • 書類・面接対策のアドバイス

    あなたが自分だけで考えるよりも、はるかに効率的です。

    一番のリスクは意思決定を伸ばした結果、手遅れになってしまうことです。

    転職は成功確率を少しでも上げるために、転職エージェントに必ず相談しましょう。

    いくつかおすすめの転職エージェントを紹介します。

    5.内定をもらい、退職する

    内定をもらった後の注意点は2つです。

    本当に入社して大丈夫かを再確認する

    せっかく内定をもらったら、入社前に会社のことを改めて確認しましょう。

    1つは、できるだけ多くの人に会わせてもらうことです。

    不安に思っていることを聞きましょう。

    もう1つは、オンラインで評判を確認する方法です。

    検索エンジンで「会社+評判」で検索したり、Vorkers転職会議などの口コミサイトを使ったりしましょう。

    ある程度有名な企業であれば、情報は手に入りますし、比較することも可能です。

    自分の感覚だけで決めてしまい、入社後に気づくようなことは絶対に避けましょう。

    しっかりと退職する

    基本的には、内定をもらった後に上司に伝えるだけです。

    「ご相談したいことがありますので、お時間をいただけますか」などと伝えて、MTGルームなどで伝えるのが一般的です。

    その後は、退職交渉が入ったり、スケジュールを調整したり、書類を提出したりなどがあります。

    初回はよくわからないかもしれませんが、退職者はどの会社もいるのでプロセスはだいたい決まっています。

    さらに知りたい方は別記事もありますので、こちらもどうぞ。

    よくある疑問

    28歳の女性転職で気をつけることはありますか?

    転職自体は男性も女性もそこまでの差はありません。

    ただ、将来のことを考えると、20代のうちに女性の働き方に理解がある職場で働いておいたほうがいいです。

    女性の半分は30歳までに結婚しますし、20代後半から30代前半までに出産する人も多いです。

    結婚や出産のタイミングで退職してブランクが空くと再就職がなかなか大変です。

    次の転職では、「女性としての働きやすさ」も必ず考慮に入れましょう。

    女性の転職に関しては別記事でも説明していますので、こちらもどうぞ。

    28歳で高卒でも転職は可能ですか?

    可能です。

    高卒で就職している場合には、社会人経験が10年近くあるかと思います。

    今までの職歴を踏まえて、今後のキャリアを考慮した方がいいです。

    このタイミングであれば、未経験での選択肢も多いです。

    20代のうちに検討しておいたほうがいいです。

    20代転職に強い、第二新卒エージェントneoジェイックなどにも相談しましょう。

    28歳で未経験の転職は可能ですか?

    可能です。ラストチャンスに近いです。

    この年齢の層を採用している場合には、高い専門性が求められることはほとんどありません。

    28歳までは一般的なビジネススキルがあれば、未経験での受け入れはされやすいです。

    これが30代になると、格段に選択肢は減ります。そういう意味ではギリギリの年齢です。

    一刻も早く、動き出したほうがいいです。

    短期離職を繰り返すと厳しくなるので、転職前にしっかりと適正を考えたり、試したりするようにしましょう。

    28歳で2回目・3回目の転職は大丈夫ですか?

    一般的に2回の転職までは、多くの会社で問題とされません。

    28歳で2回目の転職であれば、そこまで不利にならないでしょう。

    3回目以降の人は、転職回数があまりネックにならないITや外資系なども考慮した方がいいです。

    次回の転職では、今までに経験した会社のことをしっかり分析して自分に合った環境を徹底的に考えましょう。

    また、会社のこともしっかり調べて、絶対に短期で離職しないようにしておきましょう。

    さらに知っておきたいこと

    ここでは、28歳の転職について見てきました。

    ここで失敗をすると、次の転職が厳しくなるので、慎重に進めるようにしましょう。

    基本を押さえて将来、後悔しないようなキャリアを歩んでいきましょう。

    ほかにもキャリアや20代に関するコンテンツがあります。こちらも合わせてどうぞ。

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