50代転職はどんなにスキル・経験があっても難しいです。
50代の転職は病気やリストラなどのやむを得ない事情がある場合以外は避けましょう。
在職中という方は、副業や異動など転職の選択肢以外を考えることが重要です。
ここでは、それでも転職が必要な方向けに求人の探し方をご紹介します。
使えるものはすべて使って進めましょう。
50代おすすめの転職方法5つ
50代となると、求人の選択肢は限られます。
スキルや経験を積んでいても20代や30代と比べられると、なかなか厳しいです。
ここでは、50代の人におすすめな5つの転職方法をそれぞれご紹介します。
- 転職サイト
- 転職エージェント
- ハローワーク
- 知り合い経由
- 直接応募
1.転職サイト
転職サイトは年齢が上がると求人数は減っていきます。
それでも求人数は多く、検索もしやすいので、ぜひ活用したいものです。
50代になると、企業や転職エージェントからの連絡はあまり期待できません。
自分から積極的にアプローチしていきましょう。
大手ではリクナビNEXTやマイナビ転職に登録しておきましょう。
年収600万円以上の人はビズリーチやキャリアカーバーにも登録しておきましょう。
マネジメント経験や海外経験がある人はマッチしやすくなります。
この年代になると、あなたと求人がどんぴしゃでマッチするかどうかが重要です。
300件応募して、面接に進んだのが4件だけという人もいます。
1つ1つの結果は気にしすぎずに、あきらめずに進めましょう。
2.転職エージェント
次が転職エージェントです。
求人探しだけでなく、おろそかになりがちな書類対策や面接対策もサポートしてくれます。
求人は非公開求人が多数ありますし、転職サポートに関しても多くの転職者をサポートするプロで信頼できます。
ポジションが高くなると、表立って公開できない案件も増えて、非公開求人が増えます。
また、自力で進めようとすると、書類や面接の対策はなかなか大変です。
経歴がよくても、書類や面接の対策がイマイチな人は本当に多いです。
活用するうえでの唯一のネックは50代になると、「紹介できる求人がない」とサポートを受けられない人も出てくることです。
彼らもビジネスなので、転職しやすい20代・30代がどうしても優先されるという側面はあります。
数あるエージェントの中でも比較的サポートされやすく、おすすめできる会社が以下の3つです。
とりあえず登録してみて、ダメだったらあまり気にしないようにしましょう。
ハローワークを活用します。
3.ハローワーク
ハローワークは公的な機関なので、どんな人でもサポートしてもらえます。
東京の人は、54歳までサポートしている東京しごとセンターもおすすめです。
圧倒的な求人数に相談員と呼ばれるアドバイザーもいます。
無料で使えることから求人数が多く、地域密着の求人も多数あります。
注意が必要なのは、求人の質と相談員の質に関してはばらつきがあることです。
求人はVorkersや転職会議などの口コミサイトで評判をチェックしたり、相談員は必要に応じて変えてもらったりしましょう。
希望の条件が厳しすぎるために、選択肢が狭くなる人が一定数います。
何ヶ月も活動した結果、最終的に条件を緩和する人が多いです。
あまりにもったいないので、選択肢は十分広げておきましょう。
4.人脈
人脈は大きな武器です。
なんとなくプライドがあったり、恥ずかしかったりして人の助けを借りれない人もいます。
転職活動に関して若者に対して明確に勝てるアプローチが人脈を活かすことです。
これを活用しないのはあまりにももったいないです。
親しい友人に相談しておくだけでも有効です。
表で公開されている求人には、ほかにも多くの人が応募しています。
あなたと同じような経歴の40代も、経歴は劣るもののポテンシャルが高い20代・30代などもいます。
人脈を活かす場合には、ピンポイントであなたのための求人が見つかる可能性もあります。
公開されていない求人であれば、競争相手もいません。
同僚、部下、上司、取引先なども含めて、ぜひ今までの人脈をフル活用して臨みましょう。
5.直接応募
企業のサイトなどから直接応募する方法もあります。
このときのポイントは、該当の求人がなくてもチャンスがありうるということです。
自分の興味度が高い企業に関しては、求人がない場合でも問い合わせなどから連絡することもできます。
履歴書や職務経歴書などの書類とは別に、提案書や自分をアピールする資料を送るのもありです。
非常に確率が高い方法というわけではありませんが、50代の転職はできることはやりつくすのがポイントです。
50代におすすめの転職サイト8選
上でも紹介していますが、あらためて50代におすすめの転職サイトを8種類まとめて紹介します。
1.リクナビNEXT
- 大手から中小まで求人の質・量ともに圧倒的
- 自分で探すだけでなく、スカウトにも期待できる
- 転職者で使っている人が多い
リクナビNEXTは総合型の転職サイトとして、圧倒的に強いサイトです。
求人数が多く、地方やマイナーな職種に関しても対応しています。
履歴書や職務経歴書の作成に関してツールも用意されています。
2.マイナビ転職
- 中小企業の独占求人が多い
- 未経験や若手向けの案件も多い
- 細かい条件でも検索ができる
マイナビ転職は、中小企業や若手向けの求人に強いサイトです。
リクナビNEXTとマイナビ転職の両方に登録しておけば、主要な転職案件はほとんどカバーできます。
リクナビNEXTに比べて、よりこまかく検索条件が指定できますが、基本的な機能は大きく変わりません。
3.ビズリーチ
- ハイクラス案件、海外案件に強い
- 転職サイトにも転職エージェントにも使える
- 年収600万円が最低ライン
年収600万円以上という人はビズリーチを強くおすすめします。
年収1,000万円以上の案件も多数あり、ほかのサイトとは求人の質が違います。
大手というよりも中小エージェントを含めて、多数の求人が紹介されるので有益です。
条件がやや厳しいですが、文句なしにおすすめです。
4.キャリアカーバー
- ハイクラス案件に強い
- 複数の転職エージェントとして使える
- 年収600万円が最低ライン
キャリアカーバーもビズリーチに近い使い方ができます。
職務経歴を登録しておけば、エージェントから連絡が来ます。
反応はビズリーチの方がいいですが、登録しておいて損はありません。
5.リクルートエージェント
- 国内最大級、10万件超えの求人数
- 転職実績も国内最大水準
- 担当アドバイザーが優秀
リクルートエージェントは間違いのないエージェントの1つです。
求人数は国内最高水準で、実際に転職している人数も最高レベルです。
大企業求人だけなく、中小企業やベンチャー企業の求人も多数あります。
土日も面談対応していますし、エージェントの人も優秀で、話が早いです。
どんな人でも登録してまず間違いないエージェントです。
6.ワークポート
- WEB・ITに強いが、総合求人にも対応
- 求人紹介はたくさんある
- 選考サポートは基本的にドライ
ワークポートはもともとIT専門でしたが、今は総合的に案件を紹介しています。
サポートは選考対策というよりも、求人紹介をしっかりしてもらえるようです。
IT系に興味がある人や自分の経歴・学歴に自信がない人も必ず登録したい転職エージェントです。
7.バランスのdoda
- 求人件数が10万以上で、国内最大級
- 書類の選考サポートもばっちり
- 主体的に探すのにも使えるサービス
dodaはバランスがよく、求人・サポートともに非常に高いレベルです。
求人数は10万件以上と国内でも最大級の量を誇ります。
自分にマッチする求人の紹介はもちろん、重要な選考書類の書き方のサポートなども充実しています。
dodaはスカウトの数が多かったり、自分で求人を調べる転職サイト的にも使えたりします。
積極的に転職したい人にマッチしています。
8.東京しごとセンター
- 都内限定(都内求人を探していれば、他県OK)
- 54歳まではどんな人でもサポートしてもらえる
- 担当者の当たり外れはある
東京しごとセンターという東京都から委託を受けて、おもに転職エージェントが運営している事業です。
もっともいいところは、誰でもサポートされるということです。
50代になると転職エージェントではサポートしてもらえないことも増えます。
そうした人も社会人に必要な能力から学ぶことができます。
ハローワークと違い、転職エージェントのノウハウが入っています。
担当者による当たり外れはありますが、総合的にはおすすめできます。
さらに知っておきたいこと
ここでは、50代求人の探し方について見てきました。
優先順位順に紹介しましたが、できることはすべてやるという気持ちが大事です。
成功させるための魔法の方法はありません。
地道に行動を積み上げていきましょう。
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