年収統計のまとめ!平均年収・中央値・偏差値・分布や年齢・幸福度・結婚・貯金・家との関係も

年収を他人と比べても仕方がありません。

そうはいっても気になりますよね?

ただ、統計情報も実は国税庁、厚労省、総務省などさまざまな組織から出ています。

平均年収は422万円程度というのは聞いたことがあるかもしれませんが、これは国税庁のデータです。

ここでは、年収に関連するさまざまな統計情報をまとめました。

平均年収の統計

年齢別の平均年収

国税庁の民間給与実態統計調査のデータがよく引用されます。年齢と男女にわかれたデータです。

全年齢では、

  • 男性が521万円
  • 女性が280万円
  • 全体が422万円

となっています。

非正規の人も入っているため、女性の給料が低くなっています。

出典:国税庁 民間給与実態統計調査

雇用形態ごとの年収差

雇用形態による差もよく指摘されます。実際に大きな開きがあります。

  • 正規社員の平均給与は約487万円
  • 非正規社員の平均給与は約172万円

と300万円以上の差があることがわかります。

(千円) 全体
平均給与
正規雇用
平均給与
非正規雇用
平均給与
男性 5,211 5,397 2,278
女性 2,797 3,733 1,481
全体 4,126 4,869 1,721

出典:国税庁 民間給与実態統計調査

参考までに男女別の割合のデータもどうぞ。

給与
所得者数
正規 非正規 非正規率
男性 28,622 21,723 3,477 12.1%
女性 20,069 10,098 8,069 40.2%
全体 48,691 31,822 11,546 23.7%

出典:国税庁 民間給与実態統計調査

学歴ごとの違い

学歴と給与の関係もよく言われています。

厚労省のデータによると、大学卒と高校卒では、平均すると100万円近く給与に差が出るようです。

  大学・
大学院卒
高専・
短大卒
高校卒
男性 397.7 311.0 290.7
女性 291.5 254.8 210.9

出典:厚生労働省 平成29年賃金構造基本統計調査より作成

地域別の違い

地域別の違いも見ていきましょう。

もっとも高いのはやはり東京です。もっとも低いのは岩手・青森などの東北となっています。

全体 男性 女性
最高 37.8 41.5 30.3
最低 23.5 26.0 19.9
倍率 160.8% 159.3% 152.6%

一覧

都道府県 全体 男性 女性 都道府県 全体 男性 女性
東京 37.8 41.5 30.3 長野 27.5 30.2 22.2
神奈川 33 35.9 26.8 徳島 27.5 30.2 22.7
大阪 32.6 35.8 26.6 山口 27.4 29.8 23
愛知 31.8 34.5 25.2 福井 27.2 30.6 21.9
京都 31.2 34.6 25.9 岡山 27 29.8 22.1
千葉 30.9 33.9 26 富山 26.8 29.4 21.9
全国計 30.4 33.6 24.6 北海道 26.6 29.3 22.2
奈良 30.1 33 25.7 愛媛 26.3 29.5 21
三重 30 33 23.7 福島 26.1 29 21.3
茨城 30 33.2 23.2 新潟 26 28.4 21.6
広島 29.8 32.6 23.9 高知 25.8 28.6 22.5
埼玉 29.7 32.5 24.2 大分 25.8 28.1 21.5
滋賀 29.6 32.3 23.5 鳥取 25.4 27.7 22.1
栃木 29.5 32.2 23.3 熊本 25.4 28.2 21.4
兵庫 29.5 31.9 24.8 長崎 25.3 28.2 21.3
静岡 29.1 32.1 22.6 島根 25.3 27.7 21.3
宮城 28.5 31.4 22.6 鹿児島 24.9 28 20.7
福岡 28.3 31.6 23.1 山形 24.7 27.2 20.6
群馬 28.2 31.1 22.7 佐賀 24.7 27.8 20.1
和歌山 28.2 30.8 23.7 沖縄 24.4 26.7 21.7
山梨 28 31 22.6 秋田 24.1 26.4 20.7
岐阜 27.8 30.4 22.5 岩手 23.7 26 19.9
香川 27.8 30.4 23.1 宮崎 23.6 26.3 20.1
石川 27.7 30.3 22.8 青森 23.5 26.3 19.9

業種ごとの違い

業種ごとのデータもあります。金融業や情報通信業(IT)が上位に来るのはイメージ通りですが、1位は電気・ガス・水道などのインフラ系が意外でした。

ちなみに、東京電力の平均給与で700万円前後のようです。(オレンジ色の線が平均です。)

出典:国税庁 民間給与実態統計調査

年収の中央値は?

中央値は厚生労働省の賃金構造基本統計調査という統計が調査されています。

こちらは月収のデータですが、男性も女性も中央値と平均がだいたい10%程度乖離しています。

  平均 中央値 乖離
男性 335.5 295.7 113.5%
女性 246.1 223.2 110.3%

年収のぴったりの中央値データはないので、ここより考えると、年収の中央値は

  • 男性が474万円
  • 女性が255万円
  • 全体が384万円

あたりになりそうです。

年収の分布と偏差値

分布のデータですが、実はなかなかデータの計算が大変です。

ここでは、賃金構造基本統計調査をもとに年収を計算したものを紹介します。

たとえば、年収800万円であれば、全体のトップ8.8%程度ということです。

上位% 全体 20代 30代 40代 50代 60代
200万円
以上
76.7 94.7 96.0 95.8 94.4 84.7
300万円
以上
60.4 64.1 80.4 81.7 78.5 53.8
400万円
以上
42.9 11.0 39.8 53.6 54.6 24.5
500万円
以上
28.6 3.1 19.2 35.2 40.8 14.8
600万円
以上
19.0 1.0 9.2 22.0 29.3 9.8
700万円
以上
13.0 0.4 4.6 13.5 20.0 6.8
800万円
以上
8.8 0.2 2.6 8.6 13.8 5.0
900万円
以上
6.0 0.1 1.3 4.6 8.1 3.2
1000万円
以上
4.1 0.0 0.7 2.3 4.2 1.9
1100万円
以上
3.0 0.0 0.6 1.9 3.5 1.7
1200万円
以上
2.0 0.0 0.4 1.3 2.2 1.2
1500万円
以上
1.0 0.0 0.1 0.5 0.9 0.7

厳密な数字ではないので、あくまで参考程度にお願いします。

偏差値

全体の分布がわかれば十分という人も多いかと思いますが、下の表と組み合わせると、

偏差値としてどれくらいかわかります。

たとえば、年収800万円の場合には、トップ8.8%程度だということで、偏差値では65付近だとわかります。

偏差値 パーセント
30 98%
35 93%
40 84%
45 69%
50 50%
55 31%
60 16%
65 7%
70 2%

年収の幸福度

プリンストン大学の研究で、年収が上がると幸福度は上がるが、$75,000(約840万円)までだと発表されました。

十分に生活ができる程度までは幸せは増えるようですが、多いからと言って単純に幸福になるとは限りません。

年収と結婚

国土交通省のデータで、年収と結婚に関して調べたものがあります。

こちらによると、

  • 男性は年収が上がるほど既婚率が上がるが、1,000万円以上は少し下がる
  • 女性も同様の傾向があるが、既婚の人は専業主婦が多い

ことがわかります。

お金が結婚のハードルになるといわれていますが、実際にそのような傾向があることがわかります。

年収と税金

年収が上がると支払う税金が増え、手取り金額が減っていきます。

所得税

累進課税で年収と共に大きく上がる所得税がどのように上がっていくかのイメージがこちらです。

年収
(万円)
所得
税額
年収比
100 0 0.0%
200 2.8 1.4%
300 5.6 1.9%
400 8.6 2.2%
500 14.3 2.9%
600 20.8 3.5%
700 31.9 4.6%
800 48.5 6.1%
900 65.9 7.3%
1,000 83.3 8.3%
1,500 211.8 14.1%
2,000 377.3 18.9%
4,000 1176.3 29.4%
10,000 3903.3 39.0%

手取りに関しては別記事で詳しく説明しています。こちらもどうぞ。

参考:【税金・手取り計算ツール】所得税・住民税・年金・社会保険(健康・雇用・介護)・給料手取り

ふるさと納税

ふるさと納税の場合には家族構成によっても変わります。

だいたい、年収の1~2%程度と考えておけば違和感はないでしょう。

年収と貯金・資産

年収が上がると貯金・資産は増えていきます。

2人以上の世帯の場合ですが、このようになっています。

  金融資産
保有額
預貯金
収入はない 852 576
300万円
未満
887 577
300~
500万円未満
1,027 586
500~
750万円未満
1,138 596
750~
1,000万円未満
1,747 813
1,000~
1,200万円未満
2,464 1,111
1,200万円
以上
4,634 2,082

年収が上がるとともに、きれいに金額が上がっていくことがわかります。

年収と持ち家・家賃

年収と持ち家比率

年収が上がるほど持ち家比率が上がります。

また、相続ではなく、自分で購入した家が多いこともわかります。

  持ち家 自分で
購入
収入はない 71.4  50.0 
300万円未満 67.6  49.6 
300~
500万円未満
70.5  57.5 
500~
750万円未満
77.1  64.5 
750~
1,000万円未満
81.3  68.9 
1,000~
1,200万円未満
84.6  72.3 
1,200万円以上 87.9  75.8 

年収と家賃

年収別の詳細な家賃データはあまり統計として出ていません。

一般的に年収の20~30%程度が多くなっています。

さらに知っておきたいこと

ここまで年収に関する統計を見てきました。

平均を超えているからいい・悪いというものではありません。

ただ、結婚や幸福など人生に対する影響が大きいものも年収の影響を受けます。

年収にこだわらないのは自由ですが、こだわれないとなると選択肢が狭まってしまいます。

具体的な年収の上げ方を解説した記事もあるので、知りたい方はこちらもどうぞ。

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