年収2000万・手取り1285万の生活実態!割合・税金・仕事に家賃・ローンも

年収2,000万円というと一般企業では本部長や役員といった非常に高いレベルの年収です。

手取りでも月収で100万円を超えます。子供2人に住宅購入なども問題ないでしょう。

ここでは、年収2,000万円の生活実態についてお金を中心に見ていきます。

額面年収2,000万円の手取り金額

手取り年収・手取り月収はいくらか?

年収2,000万円でも実際に手に入る金額は1,285万円前後です。

年収は額面ともいわれる総支給額ですが、ここから

  • 税金(所得税、住民税など)
  • 社会保険料(健康保険、年金保険、雇用保険、介護保険)

が引かれます。

年収2,000万円の手取り金額は

  • 年収で約1,285万円
  • 月収で約110万円

となります。

税金(所得税・住民税)、社会保険料はいくらか?

年収2,000万円に対する具体的な税金や社会保険などの内訳を計算したものがこちらです。

  月収 年収
額面 166.7 2,000.0
社会
保険
厚生年金
保険料
5.7 68.1
健康
保険料
6.9 82.6
雇用
保険料
0.5 6.0
介護
保険料
0.0 0.0
税金 住民税 14.6 175.2
所得税額 31.4 377.3
手取り 107.1 1,284.8

所得税、住民税などの負担が大きくなっています。

所得税は累進課税なので、年収が上がってくるとかなりインパクトがあります。

独身、東京の協会けんぽ、40歳未満というようないくつかの前提をおいていますので、人によって違います。

実際の手取りはもう少し多くなるかと思いますが、計算方法の詳細など興味がある方はこちらもどうぞ。

年収2,000万円の割合・年齢は?

年収2,000万円以上は男性・女性で高い?

年収2,000万円は男性でも女性でもどの年代でも年収は高い方の部類に入ります。

まず、国税庁のデータより計算すると年収2,000万円以上は、

    • 男性で0.8%
    • 女性で0.0%(データが取れない)
    • 全体で0.3%

    男性の中でも上位1%以内、全体では上位0.3%程度と超上位層です。

    出典:民間給与実態統計調査 – 国税庁より作成

    年収2,000万円の年齢は?

    年収2,000万円程度だとすると年齢との関係性はどうなっているのでしょうか。

    厚生労働省と国税庁が年齢別の平均年収データを調査しているため、そちらをご紹介します。

    厚生労働省のデータ

    厚労省のデータに基づいて作成しましたが、どの年代で見てもかなり上位に入ることがわかります。

    20代 30代 40代 50代 60代
    1000万円
    以上
    0.0 0.7 2.3 4.2 1.9
    1200万円
    以上
    0.0 0.4 1.3 2.2 1.2
    1500万円
    以上
    0.0 0.1 0.5 0.9 0.7

    出典:賃金構造基本統計調査をもとに作成

    国税庁のデータ

    全体と比較すると、どの年代でも平均が2,000万円になることはありません。

    男性でもっとも高い50代前半よりもかなり高い水準になります。

      40代前半
    (40~44)
    40代後半
    (45~49)
    50代前半
    (50~54)
    男性 563 633 661
    女性 392 299 296
    全体 460 494 504

    出典:民間給与実態統計調査 – 国税庁より作成

    年収2,000万円の家賃相場

    年収2,000万円の家賃相場

    上で見たように年収2,000万円の手取り月収は110万円前後です。

    家賃は手取りの3割程度に収めたいところなので、30万円程度には収めましょう。

    とくに、夫婦や子供がいる家庭ではいかに家賃を抑えるかで生活が変わります。

    年収2,000万円の生活レベル・家計簿事情

    実際に項目ごとに生活費の内訳はどうなっているのでしょうか?

    世帯ごとに独身、二人暮らし、子供1人、2人と見てみましょう。

    一人暮らし・独身の生活費・家計簿

    簡単なシミュレーションをすると、このようになります。

    収入 給料 110万円
    固定費 家賃 25万円
    通信費 1万円
    光熱水費 1万円
    変動費 食費 8万円
    交際費 5万円
    趣味 4万円
    服・日用品など 4万円
    貯金 27万円

    タワーマンションなどに住む人が多いでしょう。

    よほど散財してもお金は貯まっていくでしょう。

    趣味がある人は趣味にも使えますし、交際費や食費に回しても十分に貯金できる範囲です。

    とくに趣味がないという方は、Pairswithなどのマッチングアプリもおすすめです。

    気がついたらどんどん時間は経っていきます。時間に余裕があるうちに動いておいた方がいいです。

    二人暮らし・夫婦の生活費・家計簿

    二人暮らしの場合でもぜいたくができるレベルです。

    収入 給料 110万円
    固定費 家賃 25万円
    通信費 1.5万円
    光熱水費 1.5万円
    保険 5万円
    変動費 食費 8万円
    交際費 5万円
    趣味 3万円
    服・日用品など 3万円
    貯金 58万円

    子供がほしい方はしっかり貯金をしておきましょう。子供がいない世帯では余裕があります。

    海外旅行に行ったり、家や車を買ったりしてもそこまで問題ないでしょう。

    子供1人・2人・3人以上の生活費・家計簿

    3人家族、4人家族になると、子供の出費がどんどん増えます。

    保険なども考えたほうがいいでしょう。子供2人の場合にはこんなイメージです。

    収入 給料 110万円
    固定費 家賃 25万円
    通信費 1.5万円
    光熱水費 1.5万円
    保険 5万円
    変動費 食費 10万円
    交際費 5万円
    教育費 6万円
    趣味 3万円
    服・日用品など 3万円
    貯金 50万円

    年収2,000万円あれば子供2人程度までであれば、散財しない限り、あまり問題はないでしょう。

    たとえば、子供2人を育てる場合には、公立・私立にもよりますが、2,000万円~3,000万円かかります。

    単純に年月で割ると 3,000/20年/12ヶ月=12.5万/月 となるので、高すぎる住宅ローンなどがなければ大丈夫でしょう。

    これが3人になると費用が1.5倍になるので、月間20万円近くです。

    住宅ローンや車などで家計がギリギリになるケースもありますので、しっかりシミュレーションしましょう。

    自分がどれくらいの生活レベルにしたいかを考えたほうがいいです。

    年収2,000万円のマイホーム・住宅ローン事情

    ローンはもちろん可能ですが、ただ、子供や老後も含めて慎重に計算しましょう。

    5,000万円、6,000万円も可能か?

    とくに子供がいる場合には、住宅ローンをしっかり考えないと危険です。

    ローンはただの借金で、5,000万円を借りると返済額は金利・期間によっては6,000万円近くになります。

    いくらなら借りれますか? という非本質的な話題がありますが、あなたの生活費次第です。

    いくらなら可能かどうかということではなく、実際に無理せず返せるかどうかを考えましょう。

    そもそも本当にどうしても家が必要なのかも考えましょう。

    年収2,000万円の車・ローン事情

    車に関しては住宅ほど厳しくはありません。維持費と購入費をあわせて考えます。

    車は維持費(税金、保険、ガソリン、駐車場)だけでも1~2万円かかります。

    購入もローンにした場合には、金利もありますし、月々の生活費をさらに圧迫します。

    家、車、子供2人となると、注意が必要なので、計画するようにしましょう。

    年収2,000万円の仕事・年収を増やす方法

    節約する方法は見ましたので、収入をさらに増やす方法を考えましょう。

    資産運用で増やす

    一定の貯蓄があるのであれば、お金でお金を儲ける方法もあります。

    自分で株式の取引を行う場合には、DMM楽天証券で口座を開いておきましょう。

    自分で株式はちょっと、という方は、投資信託などもありです。

    三井住友アセットマネジメントの投資信託やウェルスナビのロボットアドバイザーは、ほとんど手間がかかりません。

    ふるさと納税で節税

    年収2,000万円前後の場合には、ふるさと納税で節約できる金額は50万円程度です。

    実際にもらえる商品はいいものでも15万円前後のものでしょう。

    家計の足しになるほどではありませんが、節税方法の1つです。

    転職して年収を上げる

    転職はやり方さえ間違えなければ、年収を上げるだけではなく、より充実した仕事に取り組める可能性があります。

    とくに、年収1,000万円を超えている方は応募できる求人が大きく変わるチャンスです。

    2つのポイントを押さえると、成功確率が大幅に上がります。

    在職中に転職活動をする

    よくある失敗のパターンがいきなり会社を退職してしまうことです。

    僕も経験がありますが、退職すると経済的にも精神的にも不安定な状態になります。

    転職はうまくいけばすぐに決まりますが、予想以上に時間がかかることもあります。

    焦って決めないようにしましょう。

    ハイクラス向けの転職サービスを使う

    年収1,000万円以上の人はハイクラス向けの転職サービスを活用しましょう。

    それは活用できるサービスがこのレンジから変わってくるからです。

    転職をしたことがある人もない人もリクナビNEXTマイナビは聞いたことがあると思います。

    こうしたサイトは万人向けの転職サイトなので、求人も玉石混交です。

    企業からスカウトが来ても、一斉送信のコピペのようなものもあります。

    具体的には、JACリクルートメントビズリーチCAREERCARVERなどです。

    検索できる求人の質もスカウトで来る求人もまったく違います。

    年収2,000万円以上といった求人もあります。

    ベンチャー企業の経営陣のポジションや外資大手企業の求人なども来ます。

    ぜひこの年収帯の人はぜひ登録しておきましょう。

    JACリクルートメント


    公式サイト:https://www.jac-recruitment.jp

    JACリクルートメントのポイント

    • ハイクラス案件、海外案件に強い
    • 求人の質も年収も高い
    • アドバイザーは優秀

    JACリクルートメントは大手ですが、ハイクラス求人や海外求人に強いです。

    求人の質は非常に良く、総合系の中では抜きん出ていています。

    また、アドバイザーも優秀で、サポートの評判もいいです。

    一度、登録しておくと継続的に求人が紹介されるので、ハイクラス案件を狙う人は必ず登録しておきたいエージェントです。

    JACリクルートメントに相談する

    転職エージェントに相談する

    もう1つは転職エージェントを活用することです。

    求人のレベルが上がると、このような理由から難易度が上がります。

    • 非公開求人が増える
    • マッチングがしにくくなる
    • 選考もシビアになる

    「うちの会社で副社長を募集します!」という求人広告を見たことないですよね?

    ポジションが上がると表に出せない情報が増えます。

    専門性も上がるので、自分にぴったり合う求人も少ないです。

    選考もある程度のポジションであれば、企業側も力を入れてチェックします。

    このすべてで、あなたの成功をバックアップしてくれるのが転職エージェントです。

    彼らは非公開求人を扱い、あなたに合った求人を探し、受かるためのアドバイスもしてくれます。

    転職エージェントの人は、毎日のように新しい人と会い、転職のアドバイスをしています。

    せいぜい数回しか転職を経験しない人からすると、彼らは力強い戦力です。

    ハイクラス案件にも強い転職エージェントを紹介するので、ぜひ相談しましょう。

    重要なのは、実際にレジュメを登録したり、転職エージェントに会ったりして動いてみることです。

    転職は年齢との勝負で30歳・35歳・40歳とタイミングによって選択肢の数が大きく変わります。

    感覚的にはそれぞれのタイミングで、半分ずつになっていくイメージです。

    転職を考えている人は少しでも早めに動くようにしましょう。

    リクルートエージェント

    公式サイト:https://www.r-agent.com/

    リクルートエージェントのポイント

    • 国内最大級、10万件超えの求人数
    • 転職実績も国内最大水準
    • 担当アドバイザーが優秀

    リクルートエージェントは間違いのないエージェントの1つです。

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    副業で増やす

    本業の忙しさや業務の内容にもよりますが、副業で稼ぐという選択肢もあります。

    営業や経理、事務などは難易度が高いですが、エンジニアやデザイナー、Webマーケティングなどはやりやすいです。

    別記事でも説明しているので、どうぞ。

    さらに知っておきたいこと

    ここでは、年収2,000万円の生活実態をご紹介しました。

    お金だけが重要なわけではありませんが、少し収入が増えるだけで、キャリアの選択肢は格段に増えます。

    ほかにも年収やキャリアに関するコンテンツを書いています。あわせてご覧ください。

    年齢別のキャリアを知りたい方はこちらもどうぞ。

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