「営業職は辛い。ノルマはきついし、ストレスで大変。やりたくない」と思ったとき

「ノルマが厳しい、ストレスできつい、毎日大変、もうやりたくない、疲れた・・・」

たぶんすべての営業が一度はこのことを考えたことがあります。

というよりも多くの営業の人はもっと頻繁に思っているのではないでしょうか。毎日はいいすぎですが、週1回以上の人も多いでしょう。

自分は最初に営業をやっていたときには、毎日辞めたいと思っていた時期もありました。

本質的に辞めたいと思うときと、数字の進捗が悪いから辞めたくなるときが半々くらいだったイメージです。

ここでは、あなたが営業辛い、ノルマきつい、もうやりたくないと思ったときに知っておいてほしいことを伝えます。

それ、みんな思ってる

もっとも重要な情報はこれは多くの場合、みんなが思っているということです。

まれに非常にホワイトだったり、なぜか成果が求められないような会社だったりする場合には少ないかもしれません。

それでもだいたいあります。自分の会社は、半年で半分辞めるという素晴らしい実績もあったため、なおさら多かったです。

いくつかの会社で営業をしましたし、周りの人に聞いたりもしましたが、どこもあまり変わらないです。

逆説的ですが、営業職でこのようなことをまったく思ったことがない人はもしかすると、成長していない可能性すらあります。

結果は割と出るようになる

ずっとイマイチな人がいないわけでもないですし、成長スピードは人それぞれです。

よほど放置される会社や商品がイケていない場合を除けば、続けていると結果はどんどん出るようになります。

そもそも営業は結果が非常にわかりやすいです。目標を追って試行錯誤をしていれば、必ずよくなっていきます。

結果が出ずに、辛い、きついと思うようなものは徐々に減ったり、コントロールできたりします。

ストレスはかかり続ける

営業をやる以上、ストレスはかかり続けます。確かに慣れてくると、実績はある程度コントロールできるようになるかもしれません。

それでも、いい時期・わるい時期はあります。数字が上がれば、だいたい目標も上がります。あなたがマネジメントになったら、今度は部下の数字も見る必要があります。

プレッシャーやそれに伴うストレスは増えることはあってもあまり減ることはありません。

胃が痛くなる感覚は今でもわかります。胃の痛くなり方が立場によって変わるだけです。

これを楽しめない人は営業としてはなかなか厳しいです。

半分くらいは営業以外に移る

肌感としては、半分くらいは2~3年の営業を経て、別の職種に移ります。

そもそも新卒のほとんどが営業に配属されるような会社も多いです。そこからマーケティングに行ったり、企画に行ったり、経理に行ったりさまざまです。

営業のまま、キャリアを続ける人ばかりではありません。営業からの転職は、実績やコミュニケーション能力、実行力、行動力などアピールはしやすいです。

営業でもだいぶ違いがある

営業はスーツで外回り、厳しいノルマのようなステレオタイプがありますが、営業の中でもかなり幅があります。

訪問営業・飛び込み営業・テレアポなどのハードな営業をされている方は、ほかの営業に移るとだいぶ違うと思います。

数字のプレッシャーがあっても、理不尽度や徹底度合いは会社によって大きく異なります。

営業が好きでも、ちょっと会社が…という場合には、転職で解決するケースもあります。

参考:営業職とはどんな仕事?営業職の種類を向き・不向きとあわせて解説します

転職はタイミングが大事

転職のなかでも、営業からほかの職種にキャリアチェンジしたいという場合には、タイミングが重要です。

多くの会社では未経験の転職に対して、一定の年齢で区切る傾向にあります。会社によりますが、30歳と35歳が大きな節目です。

といっても年齢がギリギリになっての転職はリスクもあります。試行錯誤は若いうちにするほうが安全です。

転職しやすいタイミングとしては、この2つです。

  • 社会人3年目以内のポテンシャル重視(いわゆる第二新卒)の時期
  • 20代後半の営業経験とポテンシャルが半々程度の時期

基本的に若いほうが有利で、スキルや経験がなくても転職しやすいです。そして、年齢が上がるほど実績が見られるようになります。

これは営業職でも一緒です。今いる営業で結果を出せない場合には早めに判断したほうがいいです。

時間が経ってしまっている場合には、なんとかアピールできる実績を探すか、本気で結果を出しましょう。

転職先はもっと大事

どの会社に転職するかはさらに重要です。たとえば、未経験OKとなっているような求人は実は注意が必要です。

もしかしたらハードルを下げて募集をしながら実際には経験者しか採用していなかったり、会社の待遇や雰囲気が悪いため、離職率が高い可能性もあります。

どのような環境に身を置くかで、成長スピードも大きく変わります。そこで、ここでは転職のときに必ず活用したいサービスを2つご紹介します。

口コミサイトで探す

1つは口コミサイトです。すでに使っているという方もいるかもしれません。

ここ数年で口コミサイトは劇的に進化しました。口コミ数も増えて、あらゆる企業を網羅していますし、その結果としてあらゆる情報の精度が上がりました。

どのサイトでも働いていた人の生の声が載っています。口コミによる評価のランキングなどもありますし、情報は充実しています。

転職サイトなどで調べた会社の評判を確かめるのにも役立ちますし、ここで調べたうえで、直接応募したり、転職サイトに探しに行くような方法もありです。

会社によっては、口コミが少なかったり、明らかに関係者が書いたようなサクラに近いものもありますので(逆に怪しい会社がわかりますが)、注意も必要ですが、このワンステップでリスクは大きく回避できます。

とくに、口コミサイトごとに違いはあまりないので、どれでもいいでしょう。口コミを投稿すると、どれも無料で使えます。

おすすめ口コミサイト

転職エージェントに相談する

求人探しに関しては、転職エージェントも必須です。上で見たようにどのキャリアを選ぶにしろ、自分がどの環境に身を置くかが重要です。

あなたが無限に時間を使えるのであれば、1つ1つ口コミをチェックしてもいいかも知れませんが、現実には難しいでしょう。

ここは、転職のプロに頼りましょう。彼らはあなたの要望に合った求人を紹介してくれたり、あなたの内定可能性が高そうな求人にも詳しいです。

ほかにもこのような多くのメリットがあります。

  • 転職の進め方のアドバイスがもらえる
  • 自分の市場価値・アピールポイントがわかる
  • 該当業界・業種の求人状況がわかる
  • 自分の希望に合った求人を代わりに探してくれる
  • 行きたい会社に内定する可能性がわかる
  • 応募したい会社の評判がわかる
  • 書類や面接の対策方法がわかる

僕は3回転職していますが、そのすべてで転職エージェントに相談しています。

というのも、自分で探した会社に入社したところ、想像と違うことがさまざまあって、数ヶ月で離職してしまいました。

評判や実態をちゃんと確認しなかった自分も悪かったですが、そもそも人のアドバイスをもらわずに進めることのリスクを強く感じました。

そもそも転職は多い人でも数回程度で、慣れている人も少ないですし、アドバイスを受けられることもあまりないでしょう。

あなたはいい会社の見分け方がわかりますか? 自分に合った会社がどれかわかるでしょうか?

彼らは毎日のようにいろいろなタイプの人と面談し、多くの人の転職活動をサポートしています。

転職サイトや口コミサイトを活用するのも重要ですが、そこではあなたの転職活動に対するアドバイスはもらえません。

転職を少しでも考える場合には、まず転職エージェントに相談しましょう。

転職エージェントごとのカラーがありますし、なによりも担当者との相性があります。複数の会社に登録して面談したうえで、自分に合った人とやり取りをするのが大事です。

転職サイトは求人数が多い大手がおすすめです。口コミを調べながら活用しましょう。

営業を続けたい人に

営業を続けたい人もキャリアに関して考えておきましょう。

がむしゃらに頑張ったら評価をされて、昇進したり、昇給したりする会社にいる場合には問題ありませんが、世の中の多くの会社はそんなにシンプルではありません。

営業は一見、実績が明確に出るので、実績を出し続ければいいと思っているかも知れません。僕もそう思っていましたが、やっていく中でいろいろな落とし穴があることを知りました。

今の会社にずっと残り続ける人はいいですが、そうでない人はぜひほかの記事も読んでみてください。

キャリア全般に関してはこちらです。

参考:営業職の転職攻略法!営業職のキャリアから求人の探し方・選考対策も

給料や待遇面を上げていきたい方はこちらです。

参考:営業職で年収・給料を上げる3つの方法と営業のキャリアパスの注意点

営業から職種が変わったときの体験談です。

参考:営業を辞めたいあなたへ。辞めてよかったこと・想定外だったこと

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