履歴書の作成は手間がかかり、億劫だと思う人もいるでしょう。
実際にかかる時間よりもいざ作るとなったときの心理的な抵抗の方が大きいかもしれません。フォーマットはどうしよう、手書きかパソコンかなど考えることがたくさんあります。
そのようなときにすでにあるツールやアプリで簡単に作成をしたいという気持ちはわかります。
自分でもそのような気持ちで使ってみましたが、気をつけたほうがいいというよりも単純にやめた方がいいと思いました。
ここでは、そのようなツールを使うときに注意が必要な点をご説明します。
目次
そもそもパソコン作成がOKかどうか
履歴書のパソコン作成はネガティブになることがあります。パソコンで評価されるケースは限定的なものの、手書きを評価する人たちが一定数いるためです。
あなたがIT企業、ベンチャー、外資などを受ける場合には問題にならないことが多いですが、日本的な堅い企業を受ける場合には注意が必要です。
オンラインの履歴書作成ツール・メーカーを使わない方がいい理由
無料登録などの手続きに手間がかかる
楽をしたいと思って登録したツールで手間がかかるケースがあります。
履歴書に必要のないような事項を入力したり、メールや電話が来たり、手間を省くつもりが、かえって手間がかかるということがあります。
不具合があったときに手間がかかる
同様にツールに問題があったときにも手間がかかる可能性があります。みなさんはどの履歴書ツールがいいかわかるでしょうか。
評判を調べたり、使い方を考えたりしてかえって時間がかかる可能性があります。
カスタマイズできない
大きな問題の1つです。ツールではテンプレートをいくつか用意していることもありますが、決まっています。
せっかくPCで作るのであれば、カスタマイズしたいと思うかもしれませんが、ほとんどのものではできません。
たとえば、決まったテンプレートの中に、勤務可能時間というアルバイト用と思われるような項目があっても修正できません。
退職理由というようなデリケートなものに関しても書きやすくないテンプレートもあります。
そこでしか使えない
多くのサービスではできあがりがPDF形式になっており、編集が難しいものも多いです。もともと互換性のあるExcelやWordで作成した方が後々まで楽でしょう。
スマホの履歴書アプリを使わないほうがいい理由
履歴書アプリはなによりも手軽ですし、移動中など空いた時間にも対応可能です。上で見たような課題もありますが、それ以外にもアプリならではの落とし穴があります。
全体観がわかりにくい
アプリで作業するとわかりますが、全体観が見えにくいです。「あれ、さっきなんて書いたっけ」というのをいちいちページを遷移する必要があったりします。
また、全体的なバランスが重要ですが、全体での見え方や個別の部分での文章を調整するのにはそもそもスマホの画面はあまり向かないように思います。
結局、時間がかかる
実際にスマホで書くとわかりますが、よほどPCでの作業が苦手な方以外は確実にPCの方が早いです。
こまかい書き方の情報やサンプルはオンラインでいくらでもありますし、それを見ながら作業すればすぐ終わります。
それでも使いたいとき
それでも、どうしてもオンラインで作りたいという場合にはDODAやリクナビNEXTのものを使いましょう。
サイトへの登録前提となりますが、知名度がないサイトよりははるかに安心です。
また、DODAの場合には転職サイトと転職エージェントの機能が応募したり、エージェントに書類や選考のアドバイスを聞くことができますし、リクナビNEXTも転職サイトの求人数は圧倒的です。
パソコン・印刷用のテンプレート
作成ツールやアプリを使わない場合にはどのようなテンプレートを使えばいいのかということに関しては、こちらの記事をご覧ください。
フォーマットのポイントに加えて、パソコン用・印刷用の具体的な履歴書もダウンロードできます。手書きのものは市販でも構いません。
さらに知っておきたいこと
一見、簡単で便利に見えるオンラインのツールやスマホアプリですが、さまざまな落とし穴があることについてご紹介しました。
学生時代のアルバイトというレベルではいいかもしれませんが、社会人の転職や新卒の就職では使わないほうがいいでしょう。
プロのサポートを受けましょう
履歴書や職務経歴書などの選考書類はこまかいルールやマナーが多いです。
また、書類選考だけではなく、書類選考通過後の面接でも参考にされる重要な資料です。
ここで、ベストな志望動機や自己PRを選ばないと後から修正するのは困難ですし、その選考対策の方法も企業ごとに異なります。
自分で対策するのは構いませんが、自分一人で考えるよりもプロのサポートを得て効率的に進めましょう。
僕も3回転職をしていますが、転職のときには必ず転職エージェントに登録します。
それは彼らから提供される転職市場の話や選考に関するアドバイスが非常に有用だからです。転職サイトでも求人は探せますが、アドバイスをくれる人はいません。
書類で落ちても、面接で落ちてもフィードバックはもらえません。転職エージェントの場合には落ちた理由に関してもわかります。
いいエージェントであれば、あなたが直接応募をして落ちたところでも選考に進めることもあります。
選考対策に強い転職エージェントをいくつか紹介しますので、最低2社、可能であれば3社ほど登録してみて合ったところを活用していきましょう。
それぞれの強みはありますが、一番はエージェントとの相性です。もっとも合う人とコミュニケーションをしていきましょう。
“なぜ履歴書作成ツール・メーカー・作成アプリは使うのはよくないのか?” への1件のフィードバック