退職届・退職願の理由は具体的に書く?一身上の都合が基本・会社都合は注意

退職届の理由はどのように書くのでしょうか?

雛形では、一身上の理由と書かれていることも多いですが、ほかの書き方はあるのでしょうか?

退職理由の使い分けに関しては本音と建前が交差する非常に日本的な立ち回りが必要とされます。

ここでは、退職理由に関して書類上と実務上の対処方法に関してご説明します。

一身上の都合は常に使えるのか?

ほとんどの場合には、使えます。一身上(私の)ということですので、自分都合で退職するときには、どのような理由でも問題ありません。

自分一人の身の上の話なので、一身上というわけです。逆に、会社都合での退職(リストラ、倒産など)の場合には、使えません。

会社都合の場合には、退職届や退職願を出さないことも多いので、提出が必要な際にはほとんど使えるものだと理解しておいて大丈夫です。

自己都合の退職で注意したいこと

法的には説明責任はない

退職に関しては、法的な問題と実務上の問題があります。実は、法的には退職理由を説明する必要はありません。

どうしても言いたくないことは言う必要はありませんし、言わなかったからといって退職できないようなことはありません。労働者に認められた権利です。

実務上は話したいことだけ話す

後は上司や会社との関係性の中でどこまで話すかということになります。上司であろうが、人事であろうがそこからの話は会社にフィードバックされることになります。

基本的にあまりにも感情的だったり、ネガティブだったりすることは言わなくてもいいでしょう。自分の場合には、上司には当たり障りのない理由を答えました。

その後、退職決定後にだいたいの場合には、バックオフィスの人事や労務担当とのMTGが設定されたり、アンケートが実施されたりします。

ここは、すでに退職が決定しているわけなので、今後の社内の運用改善の側面が強いでしょう。自分も3回退職したうちの2回はこうしたものがありました。

ここでは、2年くらい会っていなかった人事の同期と話したりしたため、改善点などを伝えました。会社次第では、退職者の評判をおとしめる材料になりかねないので、答え方は注意が必要でしょう。

迷ったときは、あまり正面なら答えずにやり過ごしたほうがいいです。

会社都合の退職で注意したいこと

会社都合の場合には退職届や退職願が必要ないことも多いです。あくまで会社側の都合なので、労働者の手続きはさほど必要ないでしょう。

会社都合にもかかわらず、退職届や退職願が必要だといわれたときには注意が必要です。

退職届を出すリスク

単純に会社が退職者情報を管理のために必要というだけかもしれませんが、あなたの提出した書類を根拠に、自己都合だと判断されてしまう可能性があります。

会社都合と自己都合の退職では、とくに失業手当(雇用保険の基礎手当)にいろいろな差がつきます。

具体的にはもらえるタイミングやもらえる期間が変わります。自己都合の場合には、もらえるまでに3ヶ月以上かかり、もらえる期間も短くなります。

すぐに次の職場に移る場合には、あまり関係ないですが、会社都合だということがわかるような文面あるいは、そのほかの根拠を用意しておくといいでしょう。

自己都合と会社都合で違いはあるか

どちらがいいという単純なものではありません。転職のときに会社都合は不利になると考えている人もありますが、そんなこともありません。

うまく答えられなかったら不利になりますが、答え方でいくらでも対応できますし、なによりも採用・不採用がその一点で決まることはありません。

簡単にそれぞれのメリット・デメリットを見ておきましょう。

自己都合退職のメリット・デメリット

  • メリット:履歴書に一身上の理由と記載できる
  • デメリット:失業手当がもらえるまでに時間がかかり、もらえる期間も短い

会社都合退職のメリット・デメリット

  • メリット:失業手当がすぐにもらえ、もらえる期間も長い
  • デメリット:面接でうまく答えられないとネガティブになりうる

面接での退職・転職理由はポジティブに

自己都合であれ、会社都合であれ、転職理由はポジティブなものを用意しておきましょう。

人間関係のトラブル、上司ともめて、会社で残業が多く……などよりは、業務の幅を広げたい、自分の能力をより発揮できるといったもののほうがいいでしょう。

こちらの記事で転職理由の伝え方の例をご紹介しています。あわせてご活用ください。

面接・書類で使える退職・転職理由10選!例文つきの書き方・伝え方も

まとめ

退職理由について見てきました。書類の書き方や関係者の伝え方に関しては配慮が必要になる場面も多くなります。

社会人なのですべてに関して思ったことを素直に伝えればいいというわけではありません。本音以上に自分が損をしないように立ち回ることも意識しましょう。

こちらでは退職届・退職願の理由に注目しましたが、全体的な書き方を知りたい方はこちらの記事も参考にしてみてください。

退職願・退職届・辞表の書き方を解説!テンプレート・フォーマット・例文付

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