絶対落ちない転職一次面接の対策!質問・逆質問からメール・通過率も

一次面接の対策はばっちりでしょうか?

あくまで、第一関門ですが、ここでの印象はその後の面接官にも引き継がれていきます。

内容はオーソドックスなものが多いので、しっかり準備をすることで通過率を上げることができます。

ここでは、1次面接のポイントや具体的な質問・逆質問にも触れながら対策方法を見ていきます。

一次面接では何を見られるのか?

一次面接では、基本的にあなたが会社と合っているかを見られます。

会社規模にもよって面接回数は違いますが、スタンダードは3回程度です。

1次面接で、会社との相性を確認して、2次面接では、現場との相性を確認して、3次面接では、人間性やそれまでの面接で見たことを改めて確認することが多いです。

おもに1次面接は人事が担当します。具体的な部署やチームの前に、そもそもあなたが会社に合っている人なのか貢献できそうなのかがざっくり見られます。

規模の小さい会社であれば、最初から具体的な部署の人と話したり、場合によっては、社長といきなり話すということもあるでしょう。

そうした場合には、複数の要素を同時に見られていると考えたほうがいいです。

したがって、一次面接では、志望動機や会社でやりたいこと、なぜその会社なのかなどを伝えられるといいでしょう。

一次面接の内容

一次面接の内容はだいたい決まっています。とくに、中途でグループ面接やグループディスカッションはほとんどありません。

  1. 応募者からの簡単な自己紹介
  2. 面接官から志望動機や自己PRの深掘り
  3. 面接官からその他の質問
  4. 応募者からの質問(逆質問)

このような流れで進みます。ほとんどの会社では30分~1時間程度です。

一次面接のポイント

意欲をしっかり伝える

基本となるのは、意欲です。面接では明るく元気よくコミュニケーションを取りましょう。

これは志望動機や会社に対する印象を聞かれたときに、きちんと説明できることが基本です。

加えて、意欲に関しては、あらかじめ会社のことを調べて、適切に質問(逆質問)することで伝えましょう。

会社と合っていることを伝える

無理やり自分と会社を合わせる必要はありませんが、会社に自分が合っていることは伝えられるようにしましょう。

志望動機が基本ですが、自己PRや長所・短所でも会社のカラーに合ったアピールができると印象が大きくよくなります。

また、わざとらしくない範囲で、逆質問でもアピールすることができます。

スキル・経験をしっかり伝える

一次面接では、細かいスキルについて見られないことも多いです。

なぜなら二次面接などそれ以降の面接で、実際の事業部やチームのことが深掘りをするからです。

それでも重要なのは、あなたが十分にその仕事のためのスキルや経験を持ち合わせているということです。

一次面接の質問例と回答例

志望動機はなんですか?

一次面接の中心になる質問です。応募時点ですでに書かれていると思うので、その内容と一致するようにしましょう。

抑えたいのは、なぜその業界・職種・企業なのかをきちんと説明することです。いくつかの軸を設けて説明するのもありです。

あまりに広すぎると、どの会社でもいいということになりますし、狭すぎるとなぜそうなのかを説明するのが難しくなります。

回答例

  • 私は前職はコンサルタント営業として、商品を売るだけでなく、顧客の売上向上やコストダウンにも貢献できるように仕事をしてきました。営業のリーダーとして、部下もできて充実していますが、一方でどうしても商品やサービスを最終的に提案する営業に限界を感じています。特定の商品やサービスに捕らわれずに顧客への価値提供に集中できる経営コンサルティングを志望しております。その中でも戦略立案から実行までを担っている御社で、私が培ってきたやりきる力・実行力を活かせるかと思い、応募いたします。
  • 私は前職は印刷業界で営業として携わってきました。営業の仕事には意欲を持って取り組めていますが、業界として縮小してきており、商品も何年も変わっておらず、今後のキャリアにも危機感を感じました。前職の営業経験を活かしつつ、より業界としても伸びており、新しい商品を数多く生み出している御社で、自分の能力の幅を広げたいと思い、応募いたしました。
  • なぜ他社ではなく、弊社なのか
  • なぜ現職ではそれができないのか

なども典型的な質問なので、答えを準備しておきましょう。ちゃんと答えられるとあなたは入社を十分、真剣に考えていると思われるでしょう。

なぜ退職しようと思いましたか?

この質問はなぜ弊社で長期間働くことができるのでしょうかと同義です。

もっとも重要なのはここで答える内容が、今回の会社では当てはまらないと伝えることです。

また、内容としてもネガティブなものになるので、伝え方は注意が必要です。

理想的な例は上で挙げたような、新しいチャレンジや業界・職種に関するものなどは説明としてわかりやすいです。

NG回答例

  • 周りの人が仕事のできない人ばかりだったので退職しました。
  • 上司との関係がよくなかったので、退職しました。
  • 人事評価の基準が不明確で、頑張ったのに給料も上がらず、昇進もできなかったので退職しました。

自己PRをお願いします

自己PRは志望動機と同じくらい重要です。あなたの強みの中で、会社や職種と合ったものにしましょう。

あなたがもっとも頑張ったことと、応募先の会社が評価することは違うかもしれません。

また、必ず経験などの根拠とセットにし、深く質問されたときに答えられるものにしましょう。

回答例

  • 私は周りを巻き込んで仕事が進められます。複数の部署と連携が必要なプロジェクトを任されたときに、リーダーとして、1つ1つ障害を取り除きながら、チームとしての一体感を作り、プロジェクトを成功させることができました。
  • 私の強みは実行力です。私は営業として結果を残すために、結果を出している人へのヒアリングし、1つ1つ自分に合ったアプローチを試し続けて、最終的には全社のMVPとして表彰されました。

もっとも印象的な仕事やプロジェクトを教えてください

これもよくある質問ですね。もっとも頑張ったもの、貢献したもの、大変だったものという形で聞かれるものもあります。

自己PRと経験が同じ場合はさらに深掘りされることがあります。

下記に典型的な質問を挙げますので、こうした内容についても答えられるようにしておきましょう。

  • 具体的にあなたが果たした役割はなんですか?
  • 何がもっとも大変でしたか?
  • 上司や周りの人にはどういったことを協力してもらいましたか?
  • なぜ成功(失敗)したと思いますか?
  • この経験から何を学びましたか?
  • また、同じことがあったらどのように改善しますか?

仕事をするうえで大切にしている価値観はなんですか?

これはあなたが大切にしていることをそのまま答えるだけでなく、できたら会社のカラーに合うものにしましょう。

数字に厳しい会社であれば、数字に言及したほうがいいですし、プロセスも重視されるのであれば、そうした要素も入れたほうがいいでしょう。

回答例

  • 結果を出すことです。私は今までにさまざまなプロジェクトに携わりましたが、気持ちよく終わるもの、関わった人がよかったと思うためには、プロジェクトの成功が不可欠です。プロセスが良かったものでも、結果が悪いと関わった人たちにマイナスの観葉が残ってしまいます。
  • コミュニケーションです。私たちの業界では、利害関係者も多く、一部で利害が対立してしまうようなこともあります。そうしたことを可能な限り防いだり、コミュニケーションを取り、調整していくことで仕事を成功させることができます。

これも深掘りされるとしたら、こういう場合はどうでしょうか・どう対応しますかなどと聞かれるかもしれません。

あまり考えすぎずに、自分なりで答えましょう。

一次面接に使える逆質問

面接官からの質問が終わると、こちらからの質問の時間が設けられることが多いです。これを逆質問ともいいます。

一次面接が人事の人だった場合には、会社のことを聞くチャンスです。

これ以降の面接で待遇や福利厚生を聞くとネガティブになることもあるので、気をつけて質問したいところです。

意欲をアピールする質問

逆質問は、会社への意欲をアピールするチャンスでもあります。

自分がどうやれば活躍できるかという質問やあらかじめ、採用ページやほかの方法で手に入れた情報をもとに質問するのもいいです。

  • 御社ではどのような方が活躍されていますか?
  • 今回の募集の職種はどのようなことが期待されていますか?
  • どのような能力や知識が役に立つでしょうか?
  • 採用サイトで○○というものを拝見しましたが、これは具体的にはどういうことですか?
  • 会社のマネジメントの人に求められているのはどういう能力やマインドですか?

会社や社員のことを知る質問

一次面接は最初の面接ですし、さらっとした質問でも問題はありません。

会社や社員に関しては、正直に気になることを聞いておきましょう。これ以降の面接では聞きにくいものもあります。

  • 中途採用の人はどのような経歴の人が多いですか?
  • 社長はどんな人ですか?
  • 会社はどんな雰囲気でしょうか?
  • 部署間の交流はありますか? どのような形でありますか?
  • 年齢層は何歳くらいの人が多いですか?

注意が必要な質問

正直に聞きたいことでも、聞き方を気をつけたほうがいいものもいくつかあります。

下にまとめましたが、あまりにもこういうものが多いと

  • 自分の実力に自信がないのではないか
  • 仕事よりも待遇を気にしているのではないか
  • すぐに退職してしまうのではないか

といった印象を受けてしまう可能性があります。

  • 研修は充実していますか?
  • 周りの人のサポートは受けられますか?
  • 残業はどの程度していますか?
  • 昇給はどの頻度で、どれくらい上がるのでしょうか?
  • 平均勤続年数はどれくらいですか?
  • 他の部署への異動は可能でしょうか?

いくつか質問していく中で、散りばめたり、聞き方を工夫したりしてネガティブに取られないように質問をしましょう。

よくある質問

二次面接や最終面接との違いは?

あくまで一次なので、会社と業務への基本的に合うかを見られます。

二次面接のような、深い業務経験の深掘りや最終面接のような人間性のチェックはあまりないことも多いです。

一次面接の通過率はどの程度?

会社によって大きく異なります。

とくに書類選考を甘くしているケースやしていないケースでは、ほとんど落ちるということもあります。

通過率については気にしすぎないようにしましょう。

一次面接でのメール対応は?

メールの作法は基本的なビジネスメールと同じ形で問題ありません。往復回数が少なくて済むようにしましょう。

日程を送られた場合には、その中から選択して返信しましょう。

その日程が難しかったり、こちらから提示する必要がある場合には、複数の候補日を上げて返信しましょう。

基本パターン

○○株式会社
△△部 □□様

お世話になります。○○です。

日程につきましてお送りいただき、ありがとうございます。

面接の日程ですが、△月✕日 XX:XXでお願いできますでしょうか。

 

何卒よろしくお願いいたします。

日程が合わないパターン

○○株式会社
△△部 □□様

お世話になります。○○です。

日程につきましてお送りいただき、ありがとうございます。

大変恐縮なのですが、いただいた日程での調整が難しくなっております。

私の都合で申し訳ありませんが、下記の日程でしたら調整可能となっております。
—————————————
△△月□□日 XX:XX~XX:XX
○○月▲▲日 XX:XX~XX:XX
■■月▽▽日 XX:XX~XX:XX
—————————————
大変お手数ですが、ご確認いただいてもよろしいでしょうか。
何卒よろしくお願いいたします。

面接のお礼メールは必要か?

基本的には不要です。面接官も忙しいので、なかなか対応しきれないのが実際のところです。

どうしても面接で伝え忘れたことがある場合には、送る選択肢もあるかもしれませんが、それによって合否が変わることはあまりないでしょう。

結果はいつ来るのか?

面接の最後に、一週間以内などと期限を伝えられるかと思いますので、基本的にその期間内に来ます。

早い会社の場合には、即日で次に進むこともありますし、面接をたくさんしている会社は合格でも時間がかかることがあります。

結果が気になるかもしれませんが、期限内は気長に待ちましょう。

期限が過ぎた場合には、連絡をしても問題ありません。とくに、採用者が多かったり、小さい会社だったりすると連絡漏れもあったりします。

一次面接に落ち続けてしまいます

転職の場合には、書類選考されるケースがほとんどです。

面接に呼ばれて一次面接に落ちるということは面接に改善点がある可能性があります。

もし書類選考無しの会社で面接で落ちるのであれば、なおさらその可能性が高いでしょう。

自分では気をつけられているつもりでも、質問への回答が十分ではなかったり、内容は問題なくても話し方に改善余地がある可能性があります。

同じことを話すにも、声量・声のトーン・表情・仕草などでまったく異なる印象を与えることもあります。

こればかりは、実際に見てみないと問題がはっきりしないこともあります。

転職エージェントでは、面接対策などもサポートしてくれるところが多いです。よろしければ、こうしたサービスでフィードバックをもらいましょう。

面接に自信がある方も、あなたの考えていなかった選択肢を提示してくれたり、選考で、意識せずに犯してしまっている間違いを指摘してもらえたりと多区のメリットがあります。

こちらの記事でもまとめているので、合わせて見てみてください。

【完全解説】転職エージェントを使う理由・選び方・比較・活用法のすべて

絶対落ちない転職一次面接の対策!質問・逆質問からメール・通過率も” への1件のフィードバック

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。