仕事が辛い・会社辞めたいは甘え?うつや人間関係が理由で辞めるべきか

働いていて、仕事を辞めたいと思うことはありますか?

僕にはしょっちゅうありました。

新卒の会社で働いていたときには、入社してからしばらくほぼ毎月辞めようと思っていました。

結果的には3年近くいたのですが、辞めるタイミングとしてはそのときが良かったと思います。

僕はいくつかの会社を経験して転職していますし、他の人の転職も見てきました。

なんとなく良いタイミングや理由がわかってきました。

ここでは、よくある辞めたい理由とその対処から、辞めてもいいタイミング・辞めない方がいいタイミングや注意点をご紹介します。

1.仕事を辞めたくなる理由を知ろう

まず、辞めたくなる理由を見ていきましょう。あなたに当てはまるものはあるでしょうか。

書いているといろいろと思い出しますね。

人間関係

一番退職する理由に挙げる人が多いのがこの人間関係です。

上司や同僚の人とうまくいかないのが理由で退職するようです。自分もこの人間関係には悩んだことが多々あります。

一番影響力が大きいのは上司かも知れません。

自分の最初の職場は、半年で半分辞めるというくらい離職率が高かったのですが、上司によってかなり違いました。

自分が変わることで変えられればいいですが、どう対応してもなかなか厳しい人もいるのは事実だと思います。

体調・うつ

体調や精神状態もなかなか悩ましい問題です。

特に精神がやられている状態で、体調が悪くなりというダブルパンチもあります。

自分は営業系の部署にいたので、精神面から退職したり、休職したりする人も結構見ました。

自分でどうにかできることであればいいですが、人間関係や社風などが問題の場合には、対応に限界があることもあります。

社風・働き方

社風に関しては、入社してからわかるところもありますよね。

短期間だけ在籍した会社で、雰囲気が酷いところがありました。

はじめは、オフィスが単純に暗かったり、オフィス自体の問題かと思っていましたが、そんなことはありませんでした。

仕事内容

仕事内容がイメージと違うことは比較的よくあるかもしれません。

日本の場合には、新卒文化もそうですが、総合職という明確に業務内容が決まっていないまま採用がされることも多いです。

明確な業務が規定されていなかったり、されていてもそれがかなり広範囲に渡ったりすることもあります。

自分の失敗パターンとしては、入社した会社の人材マネジメントがあまりにもうまくいっていないため、週の半分くらいをアルバイトのように倉庫で働いたこともあります。

人事制度・評価

人事制度に関してもあるようです。昇給や昇進などでの不満はわかります。

残念ながら人事制度は十分に機能してない会社も多いです。

今まで何社か在籍しましたが、仕組みとして人事評価が整っているところはほとんどありませんでした。

上司の感覚を適当に数字に置き換えるようなものだったり、目標は立てるものの、そのレベルや達成度の評価がよくわからなかったりというのがほとんどです。

結果として、それまでの経歴と入社時の交渉の重要性が高く、絶望したこともあります。

給料・待遇

これは比較的わかりやすいかもしれません。

上の人事制度ともリンクしますが、新卒は上がりにくい、中途は上がりにくいみたいなことはあると思います。

そもそも会社での給料のレンジが決まっていたりもするので、このケースは転職は考慮するのも良さそうです。

2.辞めたい理由別の対処方法を知る

今まで紹介したような問題にどう対処すべきかを独断と偏見で考えます。

最終的には個人の判断ですが、自分の力で解決しやすいものとある程度あきらめた方がいいものはあると思います。

人間関係の対処

これはまず誰との関係かによります。上司なのか同僚なのか、他部署の人なのか。

もしあなたの会社がある程度以上の規模で複数の部署がある場合には、部署異動が楽です。

実は僕は社内での異動を経験したことが数回あります。

10人以下だったりするとなかなか厳しいかもしれませんが、実はほとんどの人はあなたのことを気にしていません。(良い意味で)

100人以上いる会社であれば、「あれ、あの人そういえば違う仕事してるな」で、終わりです。

自分のときは社長さえ気づいていませんでした。

会社内でやり直すという選択肢もあります。

また、上司が問題の場合には、同じ部署で上司だけ変えてもらうという選択肢もあります。

あなたの上司が課長であれば、部長に伝えましょう。部長なら役員や社長に伝えましょう。

当たり前ですが、会社としてもあなたが気持ちよく働き、パフォーマンスを発揮してくれた方がいいに決まっています。

もし、そのような対応が難しそうであれば、そのときにはじめて転職を考えてもいいでしょう。

体調・うつ

実は、僕は体調はたまに風邪を引くくらいなのですが、一度うつに近い状態になりました。

そのときの原因は上司だったので、部署を移動して解決しました。

うつに関しては対処が難しいです。そもそもなかなか医者に行くのもハードルが高いです。

僕もそのときに一度だけ精神科のある医者に行きました。

ただ、あっけないくらいの短い時間で、効くか効かないかわからない薬をもらっただけでした。

僕の場合には、直接的な原因が明確だったので、上司が変わることで解決しましたが、本当に症状が深刻な場合には、休職するのも1つだと思います。

基本的に退職や転職の判断は冷静な状態でするのがセオリーです。

ただ、「あ、マジでやばいな」と思ったときには逃げるのが大事です。

医者に診てもらい、うつと診断されて、休職したり、信頼できる同僚の人に相談したりするのがいいと思います。

家族に相談すべきかは人によります。

仕事を続けるのが大事だという価値観を持っていたり、気合いや頑張りが足りないと言ってきたりする人と関わるのはやめましょう。

体調が悪い場合も同様です。医者に行き、会社にそれを伝え、できる範囲で働きましょう。

いざとなったら逃げる、という感覚が重要です。

社風・働き方

社風や働き方はなかなか変えにくいものだと思います。

大きな企業の場合には、部署が違えば違う会社のようになっていることもあります。

その場合には、別の部署に異動したりする方法もあります。

また、上司によっても自由度の高い低いはあるかと思いますので、上司を変えてもらうのも対処の1つかも知れません。

自分は営業の部署にいたので、数字さえ出てれば働き方も発言もある程度、自由が効きました。

ただ、本当に自分に合わないようであれば、転職を考えるのも1つです。

緊急性は高くないと思うので、会社に在職しながら転職活動を始めるのがいいのではないでしょうか。

仕事内容

仕事に関しては、不本意な仕事をしているのか、ある程度学びきったのかで考えるといいです。

異動の可能性なども含めてこれ以上学べることがないと判断できる場合には、タイミングとして悪くないでしょう。

不本意な仕事に関しては、変えられるのであれば、変える努力をした方がいいです。

あくまで会社がちゃんと機能しているのであればですが。

自分はどちらの理由でも退職したことがあるので、難しそうなら転職した方がいいかなと思ってしまいます。

人事制度・評価・お金・待遇

転職理由として、メジャーなものの1つです。

友人を見ている限り、外資系の会社はしっかりしているようですが、国内の会社はアバウトなところも多いでしょう。

待遇が不満であれば、直接伝えてしまうのが早いかもしれません。

具体的に、どのようになれば、給料が上がるのか、昇進をするかなどを聞きましょう。

また、最後の手として退職を交渉材料にすることもできますが、どこかしらの内定をもらってからの方がいいかもしれません。

3.転職の成功パターンと失敗パターンを知る

さて、仕事を辞めたい理由とその対処について見てきました。

悩むくらいですので、そんなに簡単に判断はつかないかもしれません。

そこで、僕自身の経験や周りの転職した事例からうまくいった転職・失敗した転職の共通点を簡単にまとめました。

自分がどちらに当てはまるか、逆にどうすれば成功しやすくなるのかというチェックリストとして使ってもらえれば幸いです。

成功パターン

  • 次の仕事での期待が明確
  • 今の職場で結果を出している
  • 今の職場での可能性(異動・昇進可能性など)は検討した
  • 時間をかけて冷静に判断している

転職をしている人たちで楽しそうに働いているのは、自分の価値観が明確でそれを満たす仕事を選んた人たちです。

実は給料は前職よりも下がっている人も多いのですが、好きな業界や業種に関わっていて充実している人たちも多いです。

もう1つは、やはり今の職場で一定のところまで学んで一段落しているというのもポイントかと思います。

悪いタイミング

  • なんとなく次の仕事を選んだ
  • 短期で離職をすでにしていて、まだ転職したばかり
  • 一時的に忙しい
  • 突発的にやめたくなった

このように早まるパターンはだいたいうまくいきません。

なんとなく今の職場が合わない、このままではマズいというレベルで転職した人はその後もイマイチな感じになっているのを見ます。

また、唯一くらい気をつける要素としては、短期の離職が続くケースはかなりネガティブに判断されます。

4.転職の知識をつける

最後に、転職を検討するうえで気をつけた方がいいことを見ていきましょう。

相談すること

転職はどのように進めますか?

転職サイトに登録したり、直接知っている企業の採用ページから応募したりというのも1つです。

では給料を上げたいときはどうすればいいのでしょうか? どうやって選考書類を書くのでしょうか?

すでに3回転職をしているという人はいいかもしれません。

そうではない人は、自力で進めるよりもプロに相談するほうがいいでしょう。

転職エージェントに相談しましょう。

転職エージェントに人は毎日多くの転職者をサポートしています。

転職をせいぜい数回しか経験していないあなたよりもはるか転職に向き合っています。

経験地がまったく違います。

転職全体に関して、たとえばこのようなサポートが受けられます。

  • 転職の進め方のアドバイス
  • 該当業界・業種の求人状況
  • 自分の希望に合った求人提案
  • 行きたい会社に内定する可能性
  • 書類・面接対策のアドバイス

あなたが自分だけで考えるよりも、はるかに効率的です。

プロから無料で求人探し、書類対策、面接対策をもらえる機会は必ず活かしましょう。

転職は成功確率を少しでも上げるために、転職エージェントに必ず相談しましょう。

いくつかおすすめの転職エージェントを紹介します。

リクナビNEXTキャリコネなどの転職サイトも併用して問題ありません。

さらに知っておきたいこと

何事も長く続けた方がいいと考える人も一定数います。

そして、実際にそうやって成果を上げている人たちもいます。

野球選手のイチローさんやお笑い芸人のさんまさんのように突き抜けて同じことをやり続けられるのはすごいと思います。

一方で、そうした人たちはまれですし、柔軟に自分の状況に応じて変化できる方がよい人も多いでしょう。

何かを辞めようとしたときに、甘えとか逃げとか言う人もいますが、究極的には自分の中で納得感があれば問題ないでしょう。

他人にどう言われるかはあまり気にせず、自分にとって何がベストかで判断できるといいですね。

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