転職したいけどやり方がわからない?転職したいときのポイント7選

会社を長く続けていると、辞めたくなるタイミングもあると思います。

自分にもたくさんありました。

単純に上司と合わない、仕事が楽しくないと感じるときもあれば、自分の成長やキャリアアップのためにしたいと思うこともあります。

いつでも全力で仕事に取り組めるのは理想的ですが、実際にはそんなに単純ではないでしょう。

僕は20代のときに、3回転職をしました。

転職は頻繁にあることでもないので、なかなかノウハウがたまりにくいものです。

振り返ってみると、そのときに知っておきたかったことがたくさんあります。

この記事では、転職をしたいときに考えた方がよいこと退職前にやっておいた方がよいことをご説明します。

1.なぜ辞めたいのかを考える

会社を辞めたいと思った人はまず、辞めたいと思った理由を一旦、考えた方がよいです。

会社を辞めたいと思ったということは、たとえばポジティブな理由があったとしても、何かしらの今の会社に対する不満があると思います。

これを冷静に振り返りましょう。同じ失敗をしないためにも、今後の自分のキャリアにおける期待も明確にすることができます。

もちろん、職場がブラックすぎるなどのときは休職届けを出したりして冷静になるための時間を作ることは重要です。

ちなみに、もう会社に行けない、精神的に辛いという人は休職しましょう。

無理なら退職しましょう。自分が一番大切です。

冷静じゃないときに、切羽を詰まって出した答えは最悪なパターンも多いです。(経験談)

いきなり辞めないことをおすすめします

緊急事態においては、自分の身を守ることが大事ですが、なんとなく嫌だといいうレベルの人は会社にいたまま活動をした方がよいです。

会社はあなたのためのベーシックインカムで、あなたを守ってくれます。

会社があなたの意志とは関係なく、あなたを辞めさせることは非常に難しく、一般的にはほぼ不可能だと考えられています。

基本的には、その地位を残しつつ、活動をしましょう。

僕は退職前に、次の進路を決めないことが多いのですがこれはあまりメリットがありません

強いて言えば、自由感が満喫できる程度ですが、最初の2,3週間はともかく、1ヶ月も経つと飽きます。

そして、その頃に猛烈な暇な感覚何者でもない不安感に襲われます。

よほど、お金に余裕がある場合でなければ、お金も減っていきます。

仮に、完全に退職をした後に、転職活動をすると、そこから順調に選考を進んでも1~2ヶ月程度の時間がかかります。

それもその間に海外に行ったり、完全に自由に過ごすことは難しいです。

そして、切羽詰まって妥協をした選択をしてしまう可能性があります。

多くの人は、背水の陣よりも精神が穏やかな状態の方がより良い意思決定ができるため、基本的には在職中にある程度の進路を決めることをオススメします!

2.転職エージェントに相談しよう

さて、冷静になって、自分の将来についても多少は考えられると実際に活動を進めていきます。

ただ、転職するにしても今は、転職サイトもエージェントも多くどこから手を付けてよいかわからないかもしれません。

そこで、僕のオススメとしては、最初に転職エージェントに行くことです。

もしかしたら転職エージェントに苦手意識を持っていたり、なんとなく自分に合ったものを紹介してくれるか不安に思われるかもしれません。

もちろん、彼らと付き合ううえでの注意もあるので、それもご紹介しますが、うまく活用できますと、非常に心強い戦力となります。

なぜなら彼らは毎日のように求職者や採用担当者とコミュニケーションを取るプロで、転職に関しては圧倒的に詳しいからです。

彼らに会うことで、転職の相場観や自分が転職しやすい仕事、自分が望むような仕事があるか、ないか、あったとして自分は転職できそうかなど多くの情報を無料で得ることができます

自分の持っている能力が実は評価されやすい・されにくい、特定の企業に受かりそう・受からなそうといったことにも比較的、答えてもらえます。(彼らも仕事なので)

極めてリスクがなく、有益な情報が集められる点において、もし転職エージェント以外での転職を考えている場合にも非常に有効です

僕自身もエージェントを活用した転職もしていない転職も経験しましたが、いずれのケースでもエージェントに行き、情報収集をしています。

注意

転職エージェントもさまざまあります。

もし明確に業界や職種が決まっているのであれば特化型もよいですが、迷っているケースでは、幅広く取り扱っているところがオススメです。

彼らのビジネスはエージェント経由で転職した人の年収の20~30%程度を報酬としています。

つまり、彼らは転職をしてもらうことで収益を得ていますが、特化型の場合には、どうしても紹介できる範囲が限られてしまうからです。

求人数が多いところですとマイナビエージェントリクルートエージェントがおすすめです。

3.知り合いの話を聞こう

上とセットになりますが、転職エージェントは会社のことはある程度知っていますが、あなたのことはそこまで詳しくありません。

すでに転職した同僚や親しい友人などにも話を聞くと、あなたに合っている会社に関してアドバイスをもらえることもあります。

普通は同じ業界の他社に行く人が多いため、そのまま紹介してもらったり、転職サイトでは知りえない情報を得られることもあります。

4.転職サイトにも登録しよう

転職エージェントや友人に話を聞いていくと、ある程度絞れていくでしょう。

そこからさらに探していくにあたっては、転職サイトが便利です。さまざまな方法で検索できたり、受動的にスカウトをもらいましょう。

転職サイトに関しては、大手の総合サイトも良いのですが、数が多すぎて絞るのが大変だったり、特化型では総合型のサイトにない求人もあるため、特化型サイトもちゃんと見ましょう。

総合系

まずは、登録しておきたいサイトです。

リクナビNEXTマイナビ転職などの大手はとりあえず登録をしておいても良いでしょう。

第二新卒

数年の間に第二新卒という言葉がだいぶ広まりましたが、未経験や若い人向けの転職サイトもあります。

以前は、既卒や新卒の短期離職は非常にネガティブに見られることもありましたが、ここ数年でだいぶ変わってきたように思います。

新卒と同じようなポジションがあったり、企業側も柔軟に対応可能なところが多いです。

DYM就職キャリアスタートなどがあります。

高年収系

今までの経歴や年収にもよりますが、高年収系はおすすめです。

自分もビズリーチを使っていましたが、同じ会社の求人でもここにしかないものがあったり、同じような仕事でも年収が異なったりします。

世の中にはこんなに高年収の仕事があったのか(自分には来ないだけで)ということに驚きました。

どのような仕事が給料が高いのかも知ることができるので、ここでの求人を他と比べるとなかなか興味深いです。

ビズリーチCAREER CARVERなどが有名どころでしょうか。

IT系

IT系に特化したサイトもたくさんあります。

そもそもエンジニアが足りていない会社が多いので、エンジニアもそうですが、ビジネス系の職種でも募集は多いです。

IT系で探されている人は初めから特化型のところに行く方がよいです。WORKPORTがあります。

また、未経験の方でもプログラミングを学び、就職まで支援してもらえるようなプログラムが出てきています。

今後もエンジニアは不足することが予想されていますので、明確にやりたいことがない人にはおすすめのキャリアです。

独学でも勉強できますが、特に最初は教えてくれる人がいることでスピードは全然変わります。

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看護師・薬剤師

看護師や薬剤師に特化したものもさまざまあります。

看護師では、ジョブデポ看護師、薬剤師でも薬キャリジョブデポ薬剤師などです。

転職でお祝い金をもらえるものもありますので、ぜひチェックしましょう。

5.ちゃんと条件交渉をしよう

選考も進み、内定が出ると一安心ですね。

その過程で給与交渉があるかと思います。

今まで何回か転職をしましたが、入社時の交渉はしっかりしましょう

特に自分の場合には、ベンチャーなどを受けることが多かったですが、明確に基準があるというよりは前職給与などを踏まえて、かなりアバウトに決まります。

大企業から内定をもらったときにも、求人に書かれていた金額よりも低い金額が提示されたこともあり、かなり驚いたことがあります。

成果に応じて、給料は上げていくという話がありますが、自分の場合には、

  • 給料の上がり幅に限度があったり(社員100人以上の企業)
  • 持ち回りで給料が上がる(社員1,000人以上の企業)

という経験をしたので、給料交渉の大切さを身にしみて感じました。

そもそもそうした人事評価をまともにできる会社もそう多くないですし、営業職でもなければ、成果があいまいな部署もあります。

このプロセスは軽視されがち(少なくとも自分は軽視していました)なので、皆さんも注意しましょう。

評判も調べましょう

転職する前には、しっかり会社の評判も確認しましょう。

直接の知り合いがいる場合には、その人に聞くのもいいですが、クチコミサイトもかなり参考になります。

Vorkers転職会議がおすすめです。

特にVorkersのレビューに関しては、一定数以上ある場合には、かなり信用できる指標だと思います。

小さな会社では、数年でまったく雰囲気が変わることもあるので、直近のものを参考にした方がよいです。

現在の会社に伝えましょう

次の会社が決まると、どうしてもそちらに目が向いてしまいますが、ちゃんと報告をして最後までしっかりと働きましょう。

あなたが無関係だと思っている人でも将来、交流を持つ人がいます。

自分も最初の会社は大企業だったため、顔見知り程度の思いもしなかった人たちに会いました。

必要以上に好印象を残す必要はありませんが、悪い評判を残さないように注意しましょう。後々まで響きますので。

6.転職ではない選択肢も考えよう

転職以外でも多くの働き方の選択肢があります。

政府も働き方改革という標語で働き方の多様化を進めようとしています。(実際、進んでいるかはわかりませんが)

実は、転職以外の人も在職中にやっておいた方がよいことがあります。

起業

起業する場合に準備しておいた方がよいものはクレジットカードです

会社員のときに、審査に落ちる経験をした人は少ないかもしれませんが、起業・独立するケースは信用が0になるので、結構落ちます

この話を聞いていたため、自分も起業前はクレジットカードを10枚程度作りました。(たぶんそんなには必要ありません)

いくつかご紹介しますが、VISA/MASTER/JCBあたりは1枚ずつ持っておいてもよいでしょう。

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フリーランス

フリーランスも同様にカードを作っておきましょう。

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また、独立後にお金が無いのはなかなか大変なので、ランサーズクラウドワークスなどクラウドソーシングのサービスもおすすめです。

7.いくつか注意をした方がよいこと

また、やめるときに注意した方がよいこともいくつかあります。

細かいことは転職エージェントの人たちも教えてくれるかと思いますが、一般的な注意点についてこちらでは紹介します。

辞めないという選択肢もあること

実際に転職活動をしたところ、やはり現在の仕事の方が自分に合っていると気づき、転職をやめる人もいます。

実は僕にもそのようなことがありました。

新卒で入った会社で、退職をすると伝えたときに、前に希望をしていた部署に異動させるというオファーがありました。

そして、それは自分は受けました。

自分はそれまでに4回以上、異なる部署に異動願いを出したこともあったのですが、それは一度も通りませんでした。

会社組織は不思議なもので、基本的には今の部署で活躍してほしいが、やめられるくらいなら希望を通すといったこともあるようです。

当時はかなり驚きましたが。

他にも、自分はしたことがありませんが、給与のより高い他社に移るから辞めたいと伝えたところ、年収が上がるといった話もあります。

もちろん、それまでの実績にもよると思いますが、交渉の余地があることを認識しておいても良いかもしれません。

引き留めがあるかもしれない

その人の性格にもよるかもしれませんが、ある程度の成果を残している人であれば、引き留めはあるでしょう。

なかなか退職できないと困っているひともいるようですので、それとなく退職しそうな雰囲気を出したり、会社の就業規則などを確認したりはした方がスムーズに運ぶかもしれません。

在籍期間が短すぎないか?

これは最低何年ということではありません。ただ、気にする会社もあることは認識した方がよいでしょう。

自分の場合には、短期(3ヶ月程度)で離職した会社があったのですが、その後に受けた会社では書類で落ちた会社が複数ありました。(大企業よりの会社)

これだけを考えて、すぐに退職すべきではないとは思いませんが、在籍期間をネガティブに取る会社もあることは理解しておいた方がよいです。

もうすぐ昇進・昇給しないか?

あまり本質的には思えないかもしれませんが、マネジメント経験があるかといったことや前職の給与といったものが転職にあたり、考慮されることはあります。

もし、もう少しで昇進しそう・昇給しそうといった場合には、少しだけ時期をずらすことによって、転職したときの待遇が大きく変わりうることもあります。

使える制度はないか?

失業保険は有名ですが、受給までに3ヶ月以上かかるため、あまり利用する機会がないかもしれません。

実は、意外と知られていませんが、短期で再就職先を見つけた方向けには再就職手当というものがあります。

退職するときにすでに次の職場が決まっている方は使うことができないのですが、自分のようにとりあえずで退職してしまう人には良い制度です。

こまかな計算はハローワークのページを見ていただいた方がよいですが、自分はこれで確か30万円ほどもらえました

手続きもそこまで難しくなく、条件もあまり厳しくないため(ハローワークに数回行く程度)、結構おすすめです。

せっかく普段、いろいろな税金を払っているので、こうしたところで少しでも取返せるようにしましょう。

まとめ

会社を辞めたい、転職を考えているという方向けにいろいろとご紹介しました。

自分がそうなのですが、退職するときにあまり気が回らないことがあり、それによって損してしまうこともあります。

「ああ、あれやっておけばよかった」ということがいつもあります。

ぜひ、こちらに書いたような最低限の準備をして新しいステップに気持ちよく進めるようにしましょう!

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