【2018年度】インドネシアでの採用で気をつけることまとめ

Hiring Indonesia

まだ、来てから1年も経っていないのですが何人か人を採用する中で、学んだこと、それを受けて今後気をつけていこうと考えたことを書いていきます。これからインドネシアに進出しようと考えている人や採用人数を増やそうとしている人の参考になれば幸いです。

ちなみに、ルールは頻繁に変わるので、契約などは専門家に相談して作ってください。採用はどこの国でも重要で大変みたいです。

まず、業務内容・ターゲット像を明確にする

当たり前なのですが、日本での採用においては結構、曖昧になりがちな項目です。

業務内容に関しては、Job descriptionと呼ばれ、具体的にどういう業務や範囲を任せるのか、部下はいるのか、レポーティングは誰にするのかといった要素を網羅します。

ターゲット像は日本でも共通ですが、営業経験であったり、マネジメント経験であったり、特定の資格や年齢などを定めます。これはインドネシア特有というより日本以外に共通している気がします。

ターゲットに合った媒体を使う

日本でも求人広告やエージェント、紹介など様々なアプローチがありますが、こちらでも変わりません。

スタッフレベルの人であれば、JobstreetやJobsDB(リクナビとマイナビのような)は鉄板です。パッケージをプリペイドで購入し、量にもよりますが求人広告あたり2,000円~4,000円程度でできるので、かなりリーズナブルです。

ただ、ポジションによっては応募が600とか来たりするので、地道にフィルタリングをする覚悟が必要なので工数がかかります。より高めのポジションはLinkedinで個別にアプローチするか、Headhunterなどに依頼するケースが多いです。

日系企業の場合はポジション関わらず、外注するケースも多いですが、日系向けの場合には年収の25%~30%くらい取られるので、最低でも1人当たり25万(=6万*13*30%)とかは見ておいた方がいいです。

フィルタリング

人事経験があれば自分でやってもいいかもしれませんが、何とか人事経験やHeadhunter経験のある人を採用する方が簡単かもしれません。自分がやったときは600人とかのフィルタリングに2日弱かかりました。(会社や大学がわからないので)

ポイント:給料レベル

フィルタリングでの重要な要素として現在の給料が挙げられます。日本の場合には、給料が下がったり同程度でも転職することはあると思いますが、こちらではほとんどありえません。

したがって、現在の給与が自分の想定給与よりも高かったり、同程度の場合にはあきらめた方が良いです。

ちなみに、現地で早慶みたいなところに出て順調に給料が上がってきた場合は、現状こんな感じです。(2017年)現地で月収10万円(≒1千万ルピア)超えると日本でいう年収1,000万みたいな感じです。

何となく給料表

  • 1年目:だいたい新卒は最低賃金の3万円(だいたい)
  • 3年目:転職1~2回で5~6万
  • 5年目:転職2~4回で7~8万
  • 8年目:転職3~5回で10万前後

ポイント:転職頻度

上記のように結構、転職します。だいたい試用期間が3ヶ月~6ヶ月なので、6ヶ月前後の転職を繰り返しているとさすがにネガティブですが、1年半とかいればあまり問題にはなりません。(特定業界を除く)

自分で見るときも、どこかの会社で2年前後いたことがあれば、その後よほど短期間での転職を繰り返していない限り、あまりマイナスでは見ないようにしてます。

余談

宗教や結婚状況、身長・体重など日本であれば問題になりそうな情報なども結構載っていたりします。後はGPA(大学の成績)みたいな留学経験でもない限り、あまり日本では意識されないようなものも使われてたりします。

面接

低いポジションの場合には絶望的な出席率になったりします。Whatsappで前日リマインドしたにもかかわらず8人中1人しか来ないといったこともあるので、期待値を下げておくのが良いかもしれません。

後は、ジャカルタの場合には渋滞がひどいので時間は目安として考えておいた方が良いと思います。

聞いて良かった質問

なぜ転職をしようと思っているのか。これはその人の考え方がわかるので、良かったです。業務なのか待遇なのか会社の状況なのかで判断できます。

他には具体的な実績、営業であれば目標に対する達成率などが効果的でした。ある程度高いポジションの人の場合には、キャリアゴール(3年後、5年後)の質問も有効でした。

その人が何にこだわっていて、そうした機会を自社で与えられそうかをすり合わせるのに良いです。

聞いて無駄だった質問

志望動機は無駄でした。あまりみんな気にしていないし、能力との相関があまり無いのであまり質問しなくなりました。

一番頑張ったプロジェクトは、苦労したことはなども聞きましたが、何となくわかった気になるので、具体的にそれぞれの業務における実績を聞いていく方が効率が良さそうです。

内定

内定時にはオファーレターという契約書を作ります。ここにJob description、試用期間、営業時間、給料、手当てや守らなければいけないようなルールを記載します。

前提としてインドネシアの法律があり、守らなくてはいけないのですが、雇用主も守っていない会社が結構あったり、一方の労働者も守らなかったりということはあるので、あまり固く考えすぎない方が良いです。(と、昔の自分に言いたい)

試用期間

3ヶ月まで設定できるので、基本的には100%設定した方が良いです。3ヶ月間であれば、解雇がしやすいという感じです。これも会社によっては6ヶ月にしていたり、様々ですが、法律上は3ヶ月になっています。

給料

日本と大きく違うことの一つですが、日本の場合には年収(=税引き前)の金額で話すことが多いかと思いますが、インドネシアの場合には月収(=手取り)で話すのが基本です。

したがって、雇用主側からすると、所得税やBPJS(健康保険や年金などの制度)で+15%くらいの出費を見積もった方が良いです。

ボーナス

業績連動球や会社のボーナスなどは日本同様ですが、インドネシアでは国に定められているボーナスがあります。

THRと呼ばれますが、宗教に応じて(人口の90%を占めるイスラム今教に合わせるケースが多いです)年に1回、月給の1ヶ月分以上を支給する必要があります。イスラム教の場合は、ラマダン明けのレバランと呼ばれる休暇の前に支給します。

有給

地味に考えておいた方が良いことの1つに有給があります。法律では12ヶ月以上勤めた場合には12日取得できるという記載がされているようなのですが、結構1年以内に辞めるのでいつ、いくつ付与するかは考えたが方が良いです。

これをミスして4ヶ月在籍で有給8日使用みたいな地獄のような状態に陥ったことがあります。

退職通知

1 month noticeなどと言ったりしますが、辞めるまでにどれくらいの期間を設けるかというものです。1ヶ月が基本で2ヶ月の会社もあります。実際には有給消化などで、出社自体はもう少し短くなるケースが多いです。

フレキシブルに

つらつら書きましたが、どんなに頑張っても不測の事態は起きるので、その都度フレキシブルに対応できるようにしておくのが何よりも大事だと思います。後は、契約を結んだからといってそれが守られるとは限らないということも想定した方が良いと思います。

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