終身雇用って時代でもないけどまずいの?
転職は一般的になってきたけど、転職しすぎると大変になるかもね
以前に比べると転職は一般的になってきましたが、頻繁に転職をするのはリスクがあります。
なんとなくそのリスクを認識している人もいるかもしれません。
一方で、リスクを正確に知っている人は少ないです。
また、働き方によっては仕事が続かなくてもあまり問題にならない仕事もあります。
ここでは、転職の基本的な考え方から仕事が続かない原因と対策までを取り上げます。
転職のセオリーを押さえる
年齢と転職回数でわかる
転職には多くの要素が関わります。
あなたのスキルや応募している職種によっても変わりますし、受ける会社によって変わります。
ただ、多くの人に当てはまる二大要素として年齢と転職回数が上げられます。
仕事が続かずに何回も転職してしまう人は転職回数に注意が必要です。
年齢の転職への影響
- 新卒(ポテンシャル超重視)
- 既卒・第二新卒(ポテンシャル重視)
- 30歳未満まで(専門性も考慮、未経験はここまで)
- 35歳未満まで(高い専門性が必須、マネジメントも考慮)
- 35歳以上(高い専門性やマネジメントが必須)
転職回数の転職への影響
- 転職回数
- 2回まで(多くの会社で問題なし)
- 3回以上(一部の会社で選考に通りにくくなる)
- 転職回数に対する年齢
- 20代で2回まで(多くの会社で問題なし)
- 30代で4回まで(一部の会社で選考に通りにくくなる)
- それ以上(多くの会社でネガティブに取られる)
転職は2回くらいまでは多くの会社であまり問題になりません。
それ以上の回数になると、ほとんどの会社で面接に呼ばれにくくなったり、面接での転職理由のチェックが厳しくなったりします。
後ほど、転職回数に柔軟な会社についてもご紹介しますが、基本情報として押さえておきましょう。
- むやみに転職すると選択肢が減るので注意が必要
辞めるのが必ずしも悪いわけではない
入社した会社で長く働けるに越したことはありませんが、ときには会社を辞めるという判断も必要です。
会社を辞めてはいけないと頑なに考えてしまい、生きづらくなってしまうのもよくありません。
会社を辞めるにあたって考えるべきことも押さえておきましょう。
早めに辞めたほうがいいケースもある
退職のタイミングは人それぞれですが、早めに辞めたほうがいいケースもあります。
- 体力的・精神的に限界のとき
- まだ若いとき
体力的・精神的な限界
1つ目は、体力的・精神的な理由で「もう無理だ」というような場合です。
ブラック企業に勤めていて働きすぎていたり、精神的に追い詰められているような場合には早めに退職をしましょう。
体や心を壊してしまうと立ち直るのに時間がかかり、さらによくない状況に陥ってしまうことがあります。
幸い、今はEXITやSARABAなどの退職代行などのサービスもあるため、顔を合わさずに辞められます。
まだ若い
上で見たように若いときほど、仕事を探すハードルは低いです。
30代以降の転職はハードルが上がりますが、20代の場合には比較的多くの選択肢があります。
辞める前に考える
よくある失敗はいきなり辞めてしまうことです。
会社を退職すると、お金もどんどん減っていきますし、離職期間が長くなると焦りもあり、妥協して仕事を探してしまうこともあります。
退職を考えている人は、まずはリクナビNEXTなどの転職サイトに登録しておきましょう。
企業からスカウトが来るので、興味があれば選考を受けるといいでしょう。
より具体的な相談は、リクルートエージェントやパソナキャリアなどがおすすめです。
あなたが長期的なキャリアや転職について疑問を思っていることなどを解決できます。
転職活動にリスクはないので、いきなり退職しないようにしましょう。
- 体力的・精神的にまずいときはまず逃げる
- 若者はどうにかなりやすいが、いきなり退職をしないようにする
なぜ仕事が続かないのかを考える
会社を辞めるのは問題ありませんが、短い期間で何回も転職となると問題です。
会社の選び方、あなたの行動や考え方など何かしらの問題があると考えたほうがいいでしょう。
退職理由を分析する
退職理由のパターンはそこまでたくさんありません。
人間関係・お金・労働環境・業務内容あたりがほとんどです。
会社を何回も連続して辞めてしまう人は、職場での人間関係があまり得意でなかったり、あまり会社のことを調べずに働いてしまったりというパターンがあります。
過去の退職からどういったパターンが多いのかを分析しましょう。
あなたが不満に思ったことや満足したことをまとめると、あなたが会社に求めるものが明確になります。
もし人間関係にどうしても問題があるなら人との関わりが少ない仕事を選ぶという選択肢もあります。
ミスマッチは減らせる
働いてからわかるものは仕方がありませんが、事前にチェックができることはチェックしておきましょう。
業務内容や職場の雰囲気などをチェックする方法はさまざまあります。
このようなことを調べておくだけでかなりのミスマッチが減らせるはずです。
完璧な仕事はない
仕事に合う・合わないというのは明確にありますし、どちらの仕事の方が合っているというのもあります。
ただ、自分にとって完璧な仕事というのはありません。何らかの不満があり、課題があるものです。
それを働く中で、もっと自分にとって働きやすくしたり、ときには我慢したりするものです。
少なくとも自分が選んだ仕事だと思うので、そこは責任をもって向き合う必要があります。
- 退職理由を分析し、同じミスを繰り返さない
- 事前チェックは重要で、ミスマッチをある程度防ぐことができる
- 自分にとって完璧な仕事はなく、割り切りが必要な面もある
続かなくても大丈夫な仕事を選ぶ
同じ職場で働き続けるのがどうしても難しいという場合には、そもそも仕事を転職前提のものにするという考え方もあります。
もちろん限度はありますが、比較的転職に寛容な仕事はあります。
ざっと挙げると以下のようなものです。
- 会社の種類:外資系企業、スタートアップ(ベンチャー)
- 働き方:フリーランス
- 業種:IT
- 職種:エンジニア、飲食、介護、運輸
個人的におすすめなのはスタートアップです。
前職でも30代で7回転職を経験した人がいましたし、能力があっていれば採用されやすく、外資系企業や大企業と比べてもハードルが低いです。
IT業界全体も比較的寛容で、とくにエンジニアは能力さえあれば、学歴も経歴もほとんど気にされません。
残るは、人手不足の飲食や介護などの領域で、こうしたところも経歴関係なく採用されやすいです。
自分の市場価値を理解しておく
ここまで見たように、転職回数が増えることはあまりプラスになりませんが、致命的になるかどうかはその仕事にもよります。
重要なのはあなたの市場価値で、あなたに価値があればいつでも自由に働くことができます。
英語やプログラミングのスキルを身につけたり、新規事業立ち上げに携わったり、方法はいろいろと考えられます。
これは自分で判断するのは難しいため、上手に関連サービスを利用するのがいいでしょう。
市場価値に特化したサービスにミイダスというものがあります。こちらは以下のように自分の想定年収やマッチする企業が出ます。
ほかにもリクナビNEXTなどの転職サイトに登録してスカウト来るかをチェックするのもいいです。
より正確に知りたい場合には、リクルートエージェントやパソナキャリアなどの転職エージェントに相談しましょう。
エージェントの人からダイレクトにフィードバックがもらえますし、そもそもあなたの市場価値がイマイチであれば、面談すら断られます。
こうしたサービスを利用することであなたの市場価値がわかります。
- 市場価値診断のミイダス
- 転職サイトのリクナビNEXT
- 転職エージェントのリクルートエージェントやパソナキャリア
さらに知っておきたいこと
ここでは、仕事が続かないことについて見てきました。
自分が改善できる部分は改善しつつ、どうしようもなければ、転職してもあまり影響がない仕事をしたり、スキルを身につけたりしましょう。
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