途上国で仕事をしやすい国はどこなのか?

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海外進出の検討にあたっては、様々な要素を検討する必要があるだろう。自社内で進める会社もあれば、コンサルティングの会社に委託するところもあると思うが、各国への進出のしやすさや各国でのビジネスのやりやすさに関して統計を出している期間が様々ある。今回は世界銀行の出している統計をベースに途上国でどこが進出しやすいのかを見ていきたい。

全体

Ease of Business

ビジネスのしやすさランキング(世界銀行)

評価項目

1.新規参入、2.建設許可の取得、3.電力受給、4.不動産の登記、5.信用の獲得、6.少数株主の保護、7.徴税、8.対外貿易、9.契約の強制力、10.破産処理の10個

ランキング

1位はさすがのシンガポール。法人税の低さや英語が公用語である点からあらゆる企業でアジア進出の拠点にしている会社は多い。シンガポールの発展の立役者としてリー・クアンユの功績が取り上げられることも多いが、それがわかりやすく出た結果となった。ニュージーランドは新規参入や不動産の登記など4つの軸で1位を取っている。外資誘致のイメージはあまりないのだが、そういえば昔は富裕層向けのニュージーランド移住を目にしたような気もする。デンマークは正直よくわからないのだが、トップ3に関しては人口が400~600万程度であまり多くない国だというのは納得だ。ちなみに日本は34位。

サブサハラアフリカ

アフリカは北とサブサハラで分かれているのは興味深い。当たり前だが、総じて順位は低い。一番順位が高いのはモーリシャスで32位。リゾート地として有名なのと同時に、キャピタルゲイン税の低い国、アジアでいう香港のような立ち位置なのだろうか。金融業が栄え、インドに対する投資の多くがモーリシャス経由が行われており、インド人も非常に多い。二番目に順位が高いのはルワンダの62位。他のアジアの国では数ヶ月かかることもある登記が数時間で終わるらしい。IT立国というキーワードで日本語でも多くの情報が見つかる。20年ほど前に起きた虐殺も国がリセットする一因になっているようだ。以降は72位にボツワナ、73位に南アフリカが続く。ボツワナは日本と同じくらい治安が良いとされており、アフリカの優等生と呼ばれるような国で、世界有数のダイヤモンドの産出国となっている。南アフリカはアフリカの中でも経済が進んでおり、どこでもクレジットカードが使える。

アジア

シンガポールが1位、香港が5位、台湾が11位、マレーシアが18位と予想通りの国が上位を占める。香港はニューヨークやロンドンと並び金融が発展していることは有名だろう。人口は720万程度の国だが、税負担を優遇することによってお金が集まる仕組みを作っている。台湾に関しては、親日という程度の知識しかなかったが、海外進出はしやすいようだ。日本企業の進出も非常に多くなっている。マレーシアは自分で行ったことがあるが、印象的には非常に都会だった。他のアジアの国をイメージしたときの喧騒だったり、カオスな感じはあまり感じられずに消化不良で帰ってきた記憶がある。

中南米

メキシコ38位、ペルー50位、コロンビア54位とやはりそこまで順位は高くない。メキシコの順位が比較的に高いことが意外だった。メキシコには二度ほど行ったことがあるが、そこそこ治安が悪い印象と街中でタコスが売っていたり、スタバがガラガラだったり(途上国あるあるか)と、あまり栄えているイメージは無かった。南米に関しては、行ったことが無いのでわからないのだが、ブラジルに行った知り合いの人達はほぼ必ず何らかのトラブルに会っており、過ごしやすい印象はあまりない。

当たり前かもしれないが、順位が高い国には先進国が多く、途上国において外資誘致をしている国であってもそこまで順位を上げられていない。興味深いのは、この指標に言語(英語が通じるか)やGDPの要素はあまりないことで、ビジネスチャンスというよりもビジネスリスクの大きさを表しているものとして理解した方が良さそうだ。

 

Mohi

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