インバウンド(訪日外国人観光客向け)ビジネスのマーケットはどうなっているのか(マクロ)

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ここ2,3年で外国人観光客数をニュースで見ることも多くなり、街中でも外国人を見ることも増えた。今まで来ていなかった国からの人も増えており、より外国人が身近になったようにも思う。まず、マーケットの概要を知るために、実際に外国人観光客はどの国からどの程度来ているのかに関して見ていきたい。

1.訪日観光客数の推移

訪日外国人観光客は過去最高のペースを達成し、今年はこのままのペースでいくと、1,800万人を超える見通しとなっている。
訪日外国人旅行者 最速で1000万人超 NHKニュース (NHK)

内訳と推移は下記のグラフのようになっている。

f:id:mohipeasuke:20150820135231p:plain

(出典:JNTO 訪日外客数の動向|マーケティング・データ|日本政府観光局(JNTO)
※2015年に関しては、7月までの数字を月で割って、推定とした。また、アジア以外に関しては、そこまで大きく無いため、地域毎のものとした。

内訳としてはアジアが圧倒的で全体の80%程度で、中国・韓国・台湾の上位3カ国でシェアは60%程度となっている。街で見ていると、欧米系の人が多い印象だが、実際に来ている人はアジアが大半である。ちなみに、中国人観光客は今でもかなり来ていると思われているが、2014年の海外旅行者は1億人を超えていることを考えると、その5%程度しかまだ日本に来ておらず、圧倒的なポテンシャルがある。中国人海外旅行者、引き続き大幅な増加を記録 – 産経ニュース)

2.訪日外国人観光客の支出

訪日外国人の消費動向 平成27年4-6月期(観光庁)によると、航空券や船舶代として支払われる金額を除いた日本滞在中の支出として、平均で143,508円とのことだ。これにツアー観光客の日本収入分を合わせると、四半期で8,887億円とのこと。

国ごとの内訳が下記のもの。

f:id:mohipeasuke:20150820151725p:plain訪日外国人の消費動向 平成27年4-6月期(観光庁)
傾向としては、基本的にアジアは支出が小さく、ヨーロッパの方が大きくなっている。例外はやはり中国で、爆買いの影響か他国に比べて支出が大きくなっている。全支出における割合で見ると、中国が40%程度で圧倒的1位、上位3カ国で64%、アジアで81%程度と中国を除くと、観光客数と近い結果になっている。

また、下記が国ごとの平均宿泊数と費目別の支出だが、やはりアジアに比べ、ヨーロッパの方が滞在日数が大きく、宿泊費が大きい傾向にあるのと、中国は飛びぬけて買い物代を使っていることがよくわかる。最近は爆買いを狙えというような書籍も増えているが、それもうなずける。ここに記載のある買物代と中国人の人数を考えると、四半期で2,000億円以上、年間8,000億円に近いマーケットがあることになる。

f:id:mohipeasuke:20150820160213p:plain訪日外国人の消費動向 平成27年4-6月期(観光庁)

以上、マクロのデータを見てきた。これだけを見るとやはりアジア人をターゲットにする、中国の爆買いを狙うというありきたりな発想になりがちだが、実際にはその国の中でも様々なセグメントがある。また、競合状況を考えると、例えば中国人はツアー比率が高く、がっつり現地の会社が顧客をつかんでいるところも多い。そこで今後は各国の顧客の特徴やどういったセグメントがあるのか、どういったプレーヤーが現状、参入しているのかを見ていきたい。

Mohi@Day3

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