スタートアップに重要なことと、トヨタに重要なことは同じだった話

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トヨタにとって重要なこと。

僕が新卒に入った会社で、人生で初めてメンターと呼べるような人に会った。その人は僕よりはるかに立場が高かったが、色々と話を聞いてくれたし、教えてくれることも多かった。トヨタ出身で、海外育ちだったのに、非常に日本的な部分を重視する不思議な感じの人だった。

その会社では夏は会社で私服を着ることが認められていたのだが、僕がサンダルに半パン、シャツで出社していたら、態度に関してめちゃめちゃ怒られたりもした。僕が未だに往訪や来訪が無くてもスーツでいるのはその人からの教えに依存するところが大きい。(若干のトラウマだが)

要点としては、プロフェッショナルというのは、いつでも準備ができていなくてはならないということで、しかるべき格好をしておくこと(というかその心構え)が大事ということだった。

その人は非常に忙しい人だった。日中は社内やskypeのMTGが常に入っており、タクシーの移動中でも海外のどこかの子会社の人と電話をしていたりした。そんなに忙しいのに、なぜ自分に色々と教えてくれるのかを聞いたところ、その人が言っていた言葉が非常に印象に残っている。

「君に色々と教えているのは、自分も先輩達に教えてもらったから。自分が先輩にやってもらったように、自分も同じことをしている。だから君も成長したら同じように後輩に色々と教えてあげなさい。結局、会社は人。機械であっても、ビジネスの仕組みであってもそれを作るのは人。人が成長しないと企業は成長していかない。だから育成をするのが会社としても非常に大事なんだ。」

これを聞いて、何で良い車を作る仕組みのあるトヨタがそんなに育成に注力しているのかが少しわかった気がした。僕は日本の企業はこういった育成には強くないと勝手に思っていたのだが、それは勘違いだった。確かに、GEやP&Gが提供している育成のアプローチとトヨタのそれとは違うだろうが、その重要性の認識に違いは無さそうだった。

スタートアップに重要なこと

起業した人達、特にシードからアーリーくらいの経営者の人に話を聞くと、人によって要素はバラバラなのだが、1つだけ必ず共通するものがある。それは人が重要ということ。特に、共同創業者だったり、一桁台の人が非常に重要だということをどの人も言っている。その他の項目は、資金であったり、ビジネスモデルであったり、プロダクトであったりと色々あるのだが、人だけは誰もが一致している。

社長Aさん「成功するコツは2つしかない。チームがイケているか、ビジネスモデルがイケているか。そのどっちで勝負するかを決めなくてはいけない。」

社長Bさん「3つ重要なことがある。チーム、資本政策、プロダクト。その中で圧倒的に重要なのはチーム。」

Y combinatorで有名なポール・グレアムも共同創業者だったり、チームを非常に重視している。実際に、Y combinatorでも1人で始めるよりも2人以上の方が圧倒的に成長までの平均スピードが違うとのことだ。

もちろん、トヨタの文脈でいう人の重要性は人の能力を成長させたり、正しく引き出したりというもので、スタートアップではチームの構成要員として適切な人材という意味の違いはある。ただ、この全く異なる大きさの組織において、数ある経営資源や変数の中でも、共通して圧倒的に重要ということが、当たり前なことなのだが、改めて思い直したという話。

Mohi@28

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