転職エージェントとの面談ってどんなイメージですか?
慣れているとなんてことはありませんが、はじめての方などは服装や準備について心配なこともあるかもしれません。
僕自身は、転職で何回も相談しているので、もう慣れていますが、最初は服装をどうした方がいいのか気になりました。
実際には、あまり過敏になる必要はありませんが、少し工夫することで転職の強い味方になります。
ここでは、質問に答えながら、転職エージェントとの面談で知っておきたいことをお伝えします。
気になる質問がある方は下の目次をクリックすると、それぞれの回答が見れます。
【そもそもの話】
1. 転職エージェントって何ですか?
2. なぜ転職エージェントを活用した方がいいのですか?
3. 転職エージェントはどう選べばいいですか?
そもそも、エージェントとは? という話は別記事にまとめているので、そちらを参考にお願いします。
【面談前に気になること】
4.何のために面談をするのか?
転職エージェントでは、ほとんどの場合に対面もしくは電話やスカイプなどでの面談をします。
面談の目的はこれらのようなものがあります。
- お互いのことを理解する
- エージェントが転職希望者をチェックする
- 転職の方向性を決める
お互いを理解する
1つ目は、お互いのことを理解することが挙げられます。
どんな人なのか、知識・経験はあるのか、感じはいいのか、信頼できそうなのかということを見ます。
エージェントのチェック
2つ目は、とくにエージェントは転職希望者をチェックする場でもあります。
エージェントにとって、あなたは顧客ですが、同時に企業の採用担当もエージェントの顧客です。(大手は求職者と企業側で担当が分かれている場合も多いですが)
あなたの能力・経験を確認したり、どういう人なのかということを知り、あなたにあった求人を紹介できるようにしたり、逆に変な人を企業に紹介しないようにしたりしたいわけです。
転職の方向性を決める
3つ目は、転職の方向性を決めるということです。
どういう企業を受けていくのか、どのような条件が譲れないのか、どれくらいのペースで受けていくのかなどを話し合います。
ここは、決まっていなくてもフランクに相談する形で問題ありません。
質問などを準備しておくとスムーズに進みますね。
5.面談が行われる場所や時間はどうなっていますか?
大手の場合には、基本的にその会社に行きます。
エージェントによっては、家や職場の近くのカフェなどで行うこともあります。
時間もフレキシブルに対応可能です。エージェントによっては、土日や平日の夜間も対応しています。
6.面談は夜間や土日対応可能ですか?
エージェントによっては可能です。
土日に関しては、リクルートエージェントが両日とも対応しています。ほかのエージェントも土曜日に対応しているところは多いです。
平日の夜間は、パソナキャリアやDODAは20時開始までサポートしているようです。
7.電話やSkypeなどでの面談は可能ですか?
Skypeに対応しているところは少ないですが、大手は電話対応をしています。
マイナビエージェントやDODAは電話面談の対応が可能です。
時間がどうしても取れない、遠方のため、本社や支社に行くことが難しい場合もあるでしょう。
ただ、一般的には、絶対に直接会った方がいいです。
あなたが転職エージェントだったとして、直接会ったことがある人とない人ではどちらの人を企業に勧めやすいでしょうか?
どちらの方がより魅力を伝えやすいか、信頼しやすいか、熱意を感じられるかなどを考えると、会った人の方がやはり優先しやすくなるようです。
8.面談はどれくらい時間がかかりますか?
直接面談する場合には、60分~90分程度、電話面談の場合には30分前後が一般的です。
大手の場合には、だいたい前後に別の面談が入っているので、おおよそ時間どおりに終わります。
9.経歴があまりよくないのですが、大丈夫でしょうか?
あなたが面談に呼ばれているということは、最低限のスクリーニング(選考)を突破しているということなので、気にしなくて大丈夫です。
10.転職すると決まっていないキャリア相談でも大丈夫ですか?
もちろん、大丈夫です。
自分が転職に関して、不安に思っているようなことは質問したり、相談したりするのはまったく問題ありません。
ただ、彼ら転職が決まることで収益を得ているので、あまりにも転職する気はありませんということを過度にアピールすることは避けましょう。
【面談の準備】
11.面談の流れはどうなっていますか?
面談の流れは、求職者やエージェントによって多少変わりますが、基本的な流れはあまり変わりません。
このような流れです。
- 自己紹介
- 職務経歴の確認
- 転職理由の確認
- 活動状況、希望条件の共有
- 求人紹介
12.面談はどんな雰囲気ですか?
面談は終始、カジュアルな雰囲気です。
企業の面接とはまた雰囲気が違います。OB訪問をしたことがある人はそのときの感じに近いと思います。
必要以上に緊張したり、恐縮したりする必要はないので、自然体で話しましょう。
13.面談に必要な持ち物はありますか?
履歴書・職務経歴書・筆記用具くらいです。
あらかじめ、履歴書や職務経歴書を送っている場合も多いかと思うので、そのようなときには持っていかなくても大丈夫です。
14.面談の服装はスーツですか?
基本的には自由ですが、無難なのはスーツです。
私服が不利になることは基本的にありません。
ただ、服装はあなたの印象を左右します。ちゃんとした人と思われることも、あれ? となることもあります。
逆の立場だったとして、はじめてあなたにあったときにネガティブな印象を持たれないようにしましょう。
Tシャルやサンダル、派手すぎる格好は避けたほうがいいです。
女性の方の服装は、オフィスカジュアルでも男性よりは自由度が高いでしょう。
オフィスにいて問題のない格好であれば問題ありません。
露出度の高すぎる格好や明るすぎる髪に関しては、多少気にしたほうがいいですね。
15.面談前には何か準備をした方がいいですか?
準備をした方がいいです。
ただ、いくつかの段階があると思うので、あなたの状況にあった無理のない準備で問題ありません。
準備:初級編
エージェントとの面談を有意義なものにするために最低限行っておきたい準備はこちらです。
- 簡単に自己紹介をまとめておく
- 履歴書、職務経歴書を作っておく(下書きレベル)
- 質問事項をまとめておく
少し手間に感じるかもしれませんが、転職活動を進めるにあたっては、いずれ必要になるものばかりです。
平日の夜間や土日に少し時間を取ればできるレベルなので、この程度の準備はしておきたいところです。
あなたのことをスムーズに知ってもらうための準備です。
準備:中級編
もう少し余裕がある方は、さらに準備ができることがあります。
- 簡単に自己紹介をまとめておく
- 履歴書、職務経歴書を作っておく(清書レベル)
- 希望条件や受けようとしている会社をまとめておく
- 質問事項をまとめておく
履歴書や職務経歴書をしっかり書いておくことで、エージェントのアドバイザーから書類へのフィードバックがもらえます。
複数エージェントと面談すると、終わるころにはかなり、良い感じになっているのではないでしょうか。
また、希望条件や受けたい会社を伝えることで、方向性を考える部分がスムーズに進みます。
転職の方向性をスムーズに決めるための準備です。
準備:上級編
徹底的に、エージェントを使い倒したいという方は、さらにできることがあります。
- 自己紹介、自己PRをまとめておく
- 履歴書、職務経歴書を作っておく(清書レベル)
- 自分が受けたい会社とそのときの自己PRについてまとめておく
- 自分の将来的なキャリアについても考えておく
- 質問事項をまとめておく
直近のキャリアに関しては、こういう会社をこういう志望動機・自己PRで受けようと思っているが、どうですか?
さらに今後のキャリアに関しても、将来的にこういうことをやりたくて、次のキャリアは○○にしようと思っています。どう思いますか?
自分なりの考え(仮説)をもって、それを検証しにいくスタイルは非常にいいです。
また、直近の転職のみならず、今後のキャリアに関しても相談しましょう。
今のキャリア⇒次のキャリア⇒…⇒将来の部分まで相談できるといいですね。
【面談当日~】
もちろん、時間、余裕がある方だけで大丈夫です。
16.面談はキャンセルしても大丈夫ですか?
大丈夫です。
ただ、できれば前日には伝えること、複数回キャンセルしないことは重要です。
1回くらいであればそんなに珍しいことではありません。
基本的に人対人なので、一般的な礼儀は守りましょう。
ドタキャンやすっぽかしは最悪です。
17.遅刻しそうです、どうしましょう?
すぐ連絡しましょう。
20分以上遅れる場合には、リスケジュールになるかもしれません。
18.面談の回数はどれくらいですか?
基本的には1回ですが、必要があれば再度行うこともあります。
初回の60分にすべてを盛り込むことは難しいので、模擬面接などサポートしてもらう場合には、別途日程を設けるのが通常です。
19.面談ではどこまで本音を話すべきですか?
すべてと言いたいのですが、良識の範囲内で伝えましょう。
嘘を伝えないことと、ぶっちゃけすぎないのは大事です。
経歴詐称は、解雇自由にもなりえますし、それ以外の嘘も信頼関係を壊します。
また、転職理由を伝えることや職場の不満を伝えることも問題ありませんが、不満だらけになったり、言ってはいけないことを言ったりしないようにしましょう。
正直に話すのはいいのですが、正直すぎることがプラスになるとは限りません。
20.面談でやってはいけないことはありますか?
エージェントがあなたを信用できなくなったり、あなたの評価を下げるようなことを避けましょう。
- 常識のない服装で来る
- 何も準備しないでいく
- 遅刻する
- うそをつく
- 友達のように話す
- 明らかに転職意思がないように振る舞う
- 必要以上に自分を大きく見せようとする
- あまりにも高望みする
21.エージェントの紹介求人は断ってもいいですか?
大丈夫です。
理由なく断ると、どんどん求人が来なくなると思うので、感謝と理由はちゃんと伝えるようにしましょう。
あなたの基準が明確であれば、合ったものが届くようになります。
これ以降も、選考が進むと面談・内定辞退などもあるかもしれませんが、基本的に感謝を忘れずにマナーを守ってコミュニケーションしましょう。
【面談後のお話】
22.面談後のお礼メールは送ったほうがいいですか?
送らなくてもいいです。
とくに大手の場合には、相手も忙しいことも多いので、用事がなければ無理に送る必要はありません。
どうしても送りたい場合には、面談で伝え忘れたことを伝えたり、聞きそびれたことを聞いたり、ほかのことと合わせて感謝を伝えましょう。
23.エージェントは変更できますか?
できます。
協力には感謝していますが、○○ということがあり、ほかの方の意見もぜひ聞いてみたいということが伝わる文章にしましょう。
もし複数エージェントで発生したり、何回も起こる場合には、あなたにも問題がある可能性があるので、気をつけましょう。
24.面談後はどうなりますか?
基本的に、選考に関するアドバイスや面接の日程調整、給与交渉に関して随時、連絡を取ります。
面接の前には面接でのポイントを教えてもらったり、必要であれば模擬面接などのサポートも受けられます。
25.面談した後に放置されてしまったのですが?
エージェントは忙しい人も多いので、メール・電話で連絡してみましょう。
もしかすると、あなたの要求が難しかったり、評価が高くなかったりするため、優先順位が下がっているかもしれません。
理由を反省しつつ、ほかのエージェントに行くのも1つです。
さらに知っておきたいこと
ここでは、エージェントの面談に関して取り上げました。
そんなに神経質になる必要はないのですが、少し気を使うことで格段にエージェントとの関係がよくなります。
面談以外に関してはこちらの記事もぜひご覧ください。
“転職エージェントとの面談攻略!服装はスーツ?お礼メールや持ち物準備も” への1件のフィードバック