訪日観光客数トップ6ヶ国の違い、国ごとに異なるニーズにどう応えるか

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前回の記事では、マクロのインバウンドマーケットに関してまとめたが、実際には国が違えばニーズは異なるし、国の内部もいくつかのセグメントに分けることができる。細分化は際限が無いが、訪日観光客の中でも圧倒的に日本に来ている人の多い、年間100万人程度が見込める上位6カ国、中国・台湾・韓国・香港・アメリカ・タイを比較したい。基本的に、ソースは官公庁の訪日外国人消費動向調査(平成26年)。クールジャパンもそうだが、国が強化する領域はこうやって通常なら多額の費用をかけて調査する必要がある内容が公開されているので非常に助かる。

1.訪日観光客の国ごとの平均宿泊日数

アジア圏は総じて短めであるが、中国に関しては観光以外(≒業務)の影響で宿泊日数が長くなっている。アメリカはやや長めでここには無いが、ヨーロッパ圏もアメリカ同様に長めのところが多い。

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2.訪日観光客の国ごとの来訪回数

意外にも(?)リピーターの人が多い。6割近くがリピーターで、10回以上の人も15%以上いるという高い来訪回数を誇っている。やはり、地理的に近い国は回数が多いが、中国だけは例外的に半分を超える程度の初回の人がいる。

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 3.国ごとの同行者の分布

やはりというかアジアは夫婦や家族が多く、アメリカは個人が圧倒的に多い(ヨーロッパも同様)。中国・韓国は業務目的が多いため、同僚との訪日も多い。ユニークなのはアメリカは業務目的の人もそれなりにいる割には、同僚との比率がそこまで多くない。意思決定者が一人で来ることが多いのだろうか。

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4.訪日観光客の旅行手配方法

こちらもわかりやすくアジアがツアーが多く、欧米系は少ない。中国のツアーの多さは予想通りだが、台湾も多いことは意外。また、個別手配になると韓国・タイがそこそこ高くなる。

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 5.外国人観光客の国ごとの支出金額

ツアー客の数にも連動するが、やはりアジアは旅行中支出が多く、欧米系は旅行前の支出が大きい。旅行中の費用は欧米が宿泊日数が多い分、比率が高くなっているが他は比率としては変わらないものが多い。唯一、買い物代だけは中国が圧倒的に高い。「爆買い」はやはり中国人固有のものだと思われる。

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6.国ごとの再来日の可能性

最後は国ごとにまた来たいと思うかどうかだが、韓国と中国がやや低いのを除くと『必ず来たい』が6割弱となっており、かなり高い水準になっている。ちなみに、僕も今まで20カ国程度は海外に行ったものの、このようなアンケートがあったらよほどのことが無い限り、必ずは選択しないかと思う。

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以上、見てきたが、中国に関しては、爆買いや業務目的の多さで、他のアジアの国とは少し異なっているものの、全体的には欧米とアジアでの差が大きい。アジアは宿泊日数が短めでツアーが多く、旅行前にはそこまで予約はしない。一方、欧米は宿泊日数が長めで個人旅行が多く、旅行前に色々なものを予約しがち。

つまり、ターゲットに応じて、力を入れるポイントがだいぶ変わることがわかる。欧米系であれば、メディアや予約サイトなどで訴求ができそうだが、アジア系の場合にはちゃんと来日中にもタッチポイントを持つことが重要だろう。そんな中でどこに張るのがいいのか。

Mohi@Day9

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