マーケティングオートメーションに関しては、前回紹介した。やはりマーケティングのトレンドは海外(特にアメリカ)が圧倒的に強いので、そこでのプレーヤーを紹介したい。
マーケティングオートメーションのマーケット(市場規模)
まだあまり大きくないものの、急速に市場は拡大している。
(Source:30 Shocking Marketing Automation Stats for 2014 – Capterra Blog)
シェアを見ると会社数はHubspot, Marketo, Pardotという順だが、収入では、Eloqua, Marketo, Pardotという順になっている。そこで、この4社について見ていく。
1.日本でも知名度抜群!インバウンドマーケティングといえば、Hubspot
設立は2006年で、2014年に上場。現在1,510億の時価総額の企業。財務諸表を見ると2014年で48億円の純損失とのこと。営業/マーケ費用で78億円使っているよう。インバウンドマーケティングの提唱者として有名。新規の訪問者の獲得、訪問者の見込み顧客化(リード化)、見込み顧客の顧客化という流れを自社でも体現している。主としては中小企業に使われているとのこと。
2.オラクルが870億で買収、大企業御用達のEloqua
オラクルに買収され、いかにも大企業っぽいインターフェースになっている。冒頭で触れたとおり、収入でのシェアはマーケット1位である。オラクルの事業ということもあるのか大企業での導入が進んでいるとのこと。他のツールに比べてカスタマイズしやすいらしい。
3.日本でも好調?楽天も導入する時価総額1,190億のMarketo
2006年設立。大概のBtoBソフトウェアがそうだと思うが、Eloqua等と大きな違いは無いとのこと。ユーザの声を見てももはや好き嫌いというレベルのものが多い。日本でも事業を行っており、楽天やBizreach、freeeなども導入しており、他者に比べて日本でうまくいっている印象を受ける。ユーザ事例 | マルケト
4.二度の買収を経てSalesforceの一員に、Pardot
まず、ExactTargetに買収され、そのExactTargetがSalesforceに買収されたという経緯がある。元々はSMB(中小企業)向けに強みを持っていた。Salesforceとのシナジーがかなり見込めそうなビジネスに思えるが、どうなのだろうか。
これからマーケティング効率化が求められてくるにつれ、注目度を増していく領域。
Mohi@Day10